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三度の飯より食べることが好きだったけれど

7月23日(火)

繁忙期が去って就業時間がフレックスになったので、気が抜けて早速二度寝してしまった。半分に切ったファミマのサラダチキンを食べて朝食にした。残り半分はラップをかけて冷蔵庫にしまう。

5月くらいから洗い物や調理を異様に面倒くさく感じてしまい、これと言って食べたいものもなく、数週間ひたすら豆乳をかけたフルーツグラノーラを食べていた。そんなふうに気力がないときには、コンビニや成城石井に行ってもなにが食べたいのかわからなかったりして本当に困る。もちろん晩ご飯がてら一人で飲み屋に行こうと思っても店選びからして億劫になってしまう。ホットヨガやサウナの後は、水でお腹いっぱいなのをいいことにここぞとばかり夕飯を抜く。

グラノーラは栄養価は高いし手軽だし味も好きで申し分ないのだが、朝も晩もそればかり大量にかきこんで食べていたせいか便通が悪くなり、腹周りが風船のように膨れてつらくなったので泣く泣く封印した。

その後は、調理加工のいらないトマトやレタスやサラダチキンを主に食べて過ごしている。少し元気があるときはそうめんを茹でたり冷凍ご飯を解凍したりきのこやもやしをチンしたり厚揚げやはんぺんを焼いたりする。

元々三度の飯より食べることが好きなので、食事が楽しみじゃない状態は不慣れでなかなかしんどい。人と一緒にいるときや仕事中はちゃんと美味しくたくさん食べられるし、人にもらったおやつもばくばく食べる。ただ、自分の食事を自分で考えて自分で用意するのが面倒なのだ。

友達と会う予定はいつでも楽しみだが、そんなわけでより一層、友達と会う予定が貴重になった。みんないつも美味しいものを一緒に食べてくれてありがとう! どう考えても私いつも食べ過ぎてるよね! 家だと食べられないの、とか言っても全然説得力ないよね!! わかる!!

ホットヨガに行って体重計に乗ると、四月の健康診断時から体重が二キロ減っていた。こんな事情で、私は太ることへの嫌悪感がとても強いので、体重が減ると嬉しい。たとえ減ったのが胸であっても。

しかし私は体重が減り始めると調子に乗ってさらに体重を減らそうとしてしまう癖があるのでそれは気をつけたいと思う。二十三歳のときいろいろあって、食べたり歌ったり本を読んだり文章を書いたり、そういうすべてが苦痛になってしまった。酒なんか飲んだら自分がどうなるかわからないから、何ヶ月も一滴も飲まなかった。大量に飲み食いしていた人間が飲まず食わずにいれば体重が減るのは当たり前で、それをそのまま放置していたら気づけば心身がはちゃめちゃにおかしなことになった。あんまり記憶もないけれど。あのときは震災直後だったのもあって、心配した実家にしばらく連れ戻されていた。もうあんなふうに実家に迷惑をかけたくない。

いざとなれば戻れる実家があることのありがたみは十分わかっているつもりだけれど、「実家に戻りたくない」というのが健康管理や仕事継続のモチベーションになっているのは否定できない。というわけで面倒くさがってないで最低限ちゃんと食べて、仕事に支障が出ないように努めたい。食べることは義務化しても、今は本を読むのも文章を書くのも人に会うのも楽しいからたぶんきっと大丈夫。私はあのときとは違う。そう自分に言い聞かせる。

#日記 #ダイエット #食事

「いただいたサポートは、私たちが美味しいものを食べるのに使わせていただきます☆」みたいなの記事の末尾に書いている人いるけど、あの文言どこから設定できるの?

日記を読んでくださってありがとうございます。サポートは文学フリマ東京で頒布する同人誌の製作(+お酒とサウナ)に使わせていただきます。