イタリア 旅行に行くなら今しかない。

noteをしばらくお休みしておりました。
人生はじめて２週間のお休みをもらってイタリア に行ってきました。
本当であれば、フランス、ドイツ、スペイン等周遊したいなと思っていましたが、コロナの第二波が迫る中、国境が閉まったり、自己隔離を求められたりと規制が変わるリスクを考えて、イタリア のみを2週間回ってきました。

北から南に縦断した形に旅行しました。

細かく書き出すとキリがないですが、僕らが出発した時はイギリスに第二波の予兆が出てきて、それよりもイタリアは少し遅れているような状態。
ちなみに直近では、1日の新規感染者数が1万人を超えています。

予想通りというか、僕らがイタリアに渡って数日でイタリア政府が感染者の増加を受けて、イタリア国内での規制を厳しくしました。
イタリア国外からの旅行者に対する規制は新設されませんでしたが、
大人数での集会の禁止、
野外でもマスク着用の義務化、
罰金の高額化等の国内ルールが厳しくなりました。
そうは言っても、明らかに見た目がアジア人の僕らが旅行先で差別を受けたりしませんでした。
逆に「こんな時によくきてくれたねーー」といった歓迎ムード。
観光に頼っている街であればあるほど、その雰囲気は強かったです。
ミラノのブランド旗艦店に行った時も、
本当に僕らしか客がおらず、
（僕らも買ったわけではないので、正確には客ではない）
店員がヒマ過ぎて、お店の装飾とかコンセプトについてマンツーマンで教えてくれました。
バチカンではガイドツアーにも参加しましたが、
団体ツアーの予定が僕らしかいないので、
結局、プライベートツアーになりましたw
色々質問したりで、かなり有意義でした。
「サンピエトロ大聖堂にはコロナ前には1日で4万人が訪れたけど、僕らが行った時は、訪問者が1日8000人まで減少していて、まだ観光客は全然戻っていない」と説明してくれました。
80％減！
やばいですね。

飛行機は結構搭乗率は高かったですが、電車は満員とはほど遠い。
旅行中に密を感じた事はほとんどなかったです。
レオナルドダビンチの「最後の晩餐」を見に行きましたが、
コロナ前であれば、数ヶ月前から予約してようやくチケットが取れるか取れないかと行った状態ですが、出発の前の週にさくっと取れました。
世界に冠たる観光地のバチカンの観光客が80％減って事を考えると
後は推して知るべしって感じですね。

個人的には、イタリア旅行のチャンスだと思います。
時に日本に住む若者にとっては。
自粛警察の方々にボコボコにされそうですが、
もし僕が日本の大学に通う大学生で、
学校が全てオンラインになってしまっていたら、
かなりチャンスではないでしょうか？
今調べてみたら、飛行機代は7-8万円くらいで行けますねー

リスクは、二つ。
・自分がコロナにかかってしまう。
・今の規制だと、日本に帰国した時に2週間の自己隔離が必要。

若い人の場合、自分がかかってさらに重症になる可能性は低いので、
僕だったらマネージできるリスクだと認識。
（もちろん人によってリスクの許容度は違うから一概にはいえないが）
決して若いとは言われない年だけど、リスクを許容できるなと思ったので、僕も行くことにしました。

自己隔離が必要になっても、帰国後にすぐにフルで登校したり、出社しないといけないとなると問題になるけど、オンラインで在宅でできるんだったら、全然いいと思う。完全に自己隔離できるし。

現在、急激に新規患者が増えていますが、美術館でもレストランでもホテルでも服屋でも体温を測られ、マスク着用が義務で、町中のどこでも手を殺菌するジェルが置いてあり、イタリア人もきちんと守っています。
ロンドンの人の方がマスク着用率は格段に低いです。

ちなみに僕らがイギリスに帰国する数日前にイギリスもコロナ対策の規則を厳しくしました。
イタリア からイギリスに入国する全ての人（含イギリス人）に対して2週間の自己隔離を義務化する事を「発表」。
「施行」は来週からという事で、
「発表」と「施行」の間に帰国できた僕らは超ラッキーでした。
しかし、ヒースロー空港に到着して、完全に見た目がアジア人でイタリアからの入国となる僕らは、空港係官からみると格好の検査対象だと思うんですが、コロナの追加対策要員も見られず、通常通り、自動ゲートで入国できました。
「こう言われたら、こう言おう」とかシミュレーションしていたのに、
拍子抜け、、、
何もないならそれが一番なんだけどね。

結局、何が言いたいかというと、
もちろん自己責任ですが、
今の時期にイタリアに観光に行くと、
トリュフもワインもシーフードもパスタもピザも全部うまいし、
観光地はスカスカで長い列に並ばなくていいし、
控えめに言って最高でした。

また行きたいです。