見出し画像

クラシック音楽のコンサートに行ってきた【日記:2023/4/10】

昨日、クラシック音楽のコンサートに行ってきました。
少なくとも、自覚がある上では初めてのクラシックコンサート。
ギリギリまで行くか迷っていたのですが、行って正解大満足でした。

参加したのはこちらの東京公演。
ドビュッシーやリストなど、知っている曲が多いピアノコンサートだったので選んだのですが、どうやらYoutube活動もしているピアニストさんのツアーだったようでした。
知らん内輪ノリとかあるのかな、と始まる前は少し心配だったのですが、スタートしてしまえば全く問題はなし。
1時間半程のプログラムの8割は演奏の時間で、MCはさほど長くありませんでしたし、短いMCも初見の人が置いてきぼりにならないよう配慮して話題を選択してくださっていました。
(ティッシュにサインを貰おうとする小学生の話が面白かった。せめて紙の方じゃなくて、ケースの方に貰った方がいいのでは?と思ったが……)

演奏の方もとても素晴らしかったです。
正直、腕の良し悪しがよく分かりませんが、初めて体験する音楽ホールの音響も相まって世界観に引きずり込まれました。
押しつぶすような重低音からガラス玉の衝突を思わせる高音までを繊細に、情感一杯に弾きこなす姿は武道家やフィギュアスケートの選手の様。
暗い都会の景色が映るガラス窓と過剰なまでに明るく輝くステージ、
そして広い空虚の中に置かれた漆黒のピアノは得も言われぬ美しさ。
ホール特有の2~3秒音を残留させる構造は、小さな音までも漏らさず楽曲の終わりまで音にサラウンドされる感覚に酔いしれられる。

もっとシンプルに言えば、映画館に来た時のような感じと表現できるかな。
他人とか、インターネットとかそういったものを全て排して、ただただエンターテインメントと向き合うことができる空間、その音楽バージョン。
LINEを返しながらとか、ニュースを見ながらとか、他人と話しながらとか、
そういった片手間では得られない集中、雑念からの脳内デトックス感。
そんな感じのものが得られる気がして、とても良かったです。

元々はドビュッシーの「月の光」を聞きたくて、お試し一回のつもりでしたが、チケットも4000円ぐらいと意外と安いので今後もちょこちょこ行こうかなと思います。
ところで、何回行ったら趣味の欄に「クラシック音楽鑑賞」って書いてもいいんでしょうか?いい加減「読書」って書いていると舐められるので、ハイソサイエティなものに変更したく思っています。個人的には月1回ペースで行ってたら趣味として認められると思っていますが、異論ある方いたら教えて下さい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?