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 【知らない知識を取り込もう】プラスチック加工編【日記:2023/1/31】

プラスチック加工には大きく分けて二つの手法がある。
それは「切削加工」と「成型加工」の二つだ。

切削加工は読んで字のごとく、大本のプラスチックを削ることで形を作り出していく方法。
あくまで伝聞とインターネットからの知識ですが、成型加工に比べると初期費用は安く、小ロットで作りやすいメリットがあるらしい。
一方で、流線型だったり凸凹が多いものを作るのは難しく、滑らかさに限界があるというデメリットもあるとのことだ。

一方、成形加工というのは、金属の金型に液状の材料を注入し、固化させることで目的の形を作り出す方法。
同じく伝聞ではあるが、メリットとしては形の自由度が高いことが上げられ、切削加工では難しいような形が複雑な物でも作ることができるらしい。
一方のデメリットとして、金型製作費がかなり高いので、大型のものであると数百万、小型のものでも数十万以上はかかってしまうという点が挙げられ、大量生産する場合に向いている方法になるとのことでした。

いきなりなんだよ、と思われるかもしれませんが、最近得た知識の共有でした。
近頃はインターネットと本ばかりだったので、たまにこういう”現場”みたいな話を聞けるととても楽しくなってきます。
知り合いが多いって、こういうのがいいんだなぁ…………………
サラリーマン時代はメーカー系だったので、この手の業者さんや工場の方とやり取りする機会もそれなりにありましたが、無職だと中々コンタクトしないですからね。

いざ何か物を作ろうとすると、実感するのですが、やはり物作りは難しい。創作的な難しさもそうですが、ハードウェア的な、適切な物を適切な形にするというのは素人にはそうできるものではありません。
部屋に散らばっている、本、電気ポッド、ペン立て、机など、普段から使っているものでさえ、一人で作れる人はごく少数、どこかに依頼するにしても、その依頼先が分かっている人もごく少数でしょう。

店売りのもので日常生活が成り立つ現代。
売っているものがどうやって作られたか、誰が作っているかなんて気にしない。たまに見るチョコのパティシエの顔は全部同じに見える。
別にそれ自体悪いことは何もありませんが、たまには当たり前のものを作る数多の隠れたプロの姿に思いを馳せる日があってもいいのかもしれません。

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