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贈与と社会性【日記:2023/3/21】

ちょっと用事があって、今日池袋の西武百貨店に行きました。
平日の昼間だから、閑散としているものかと思っていましたが、思いのほか人がたくさんいてびっくり。
さすが都会の一等地。地価も高いでしょうから、お客様にたくさん踏みしめてもらわないとですね。

私が今回訪れたのは、いわゆるデパ地下と呼ばれるデパートの地下階。
食料品のギフトや高級食材が並ぶ、デパートの花形の一つ。
可愛らしく、エレガントでおしゃれな商品が立ち並び、行きかう人々の表情もどこか朗らかです。
普段だったらこんなハイソサイエティな場所には近づきもしないのですが、私も一応人間ではあるので、まれに人に贈り物をすることがあり、そのような時にはデパートを利用します。

ただただ私は陰キャぼっちの無職。
今まで贈り物は贈られないし、渡さない人生を送ってきたので、物を選ぶのがとても苦手。
サラリーマン時代は地方出張が多かったのですが、そういった時は思考停止で人気No.1のお土産を買っていたので能力値は成長していません。
数少ない友人に相談しようにも、同じような社会不適合者ばかりなので全く参考にならないことがしばしば……

というかそもそもこういう話を陰キャオタクとすると、
大体言うのが『プレゼントって無駄』という言葉。
まあ確かに、相手が何を欲しがっているか分からないままの贈り物は、
要らないものを渡してしまうリスクがありますし、かといって何が欲しいと聞いてしまうのも野暮なので、中々否定しにくい話です。
全然興味がないものをもらって、”自分の世界が広がった!”と感じる人は
多分少数で、たいていの場合不要な物を貰ったらメルカリ行きですもんね。
だから私もプレゼントは現金が一番効率良いと思って、子供の頃の誕生日は毎回親から樋口一葉をもらっていました。

プレゼントいる要らない問題に関しては、どちらの意見もありますので
一概に何が正しいということはないでしょうが、最近見た動画で声優の
杉田智和』さんがとても素敵なことを言っていたので一つご紹介を。

杉田さんは誕生日プレゼントなどで、欲しいものを聞かれた時、
君の好きなものを贈って欲しい』と言うのだとか。
そうすれば、贈ってくれる相手のことも知れるから。
プレゼントとは物の授受ではなく、コミュニケーションが本質だと思うので
この考え方はとても素晴らしい。
私も見習って、今度はそう言おうと思いました。(友達いないけど)

まあでも人の主義はそれぞれなので、プレゼントなんてくだらないという主義は否定できませんね。
でもこういうことを人前で言うと、好感度が下がるのでカッコつけて言いふらすのはあまりお勧めできません。
職場のお土産も毎回とは言いませんが、たまに買ってきて他部署とかにも持っていくと顔が広がりますし、お土産ついでに仕事の話を進めたりもできるので意固地になり過ぎるのは考え物です。
何事もTPOというものですね。


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