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元彼の話 の裏側


初めての両想い初めての彼氏初めての関係

初めてを全て捧げた相手を私は間違えたのだろうか







体育祭実行委員の話

元彼が実行委員に立候補したのは友達Aが立候補した後だった

元彼と仲のよかった友達BによるとAが私と代わったことを聞き、Aとやりたかったと言ったらしい



デートコースを考えてくれた話


高校2年生の秋頃から付き合う前までの間に
一緒に出掛けた場所は

市の体育館の隅にある勉強スペース、
美術館、カラオケ、隣の県の繁華街、彼の家

一緒に行かない?って誘ってくれた


でも全部知り合いには合わない場所だった

私を楽しませようなんて微塵も、
誰にも見られないように、

付き合っていることを周りに秘密にしていたことだって、誰にも言わないでおこうねと約束したことも全て

その約束だって私が耐えきれず友達に言ってしまうより前に破って女の子の友達に伝えてた
そのことすらも教えてはくれなかったね





別れた後は悲しかったけど
綺麗な思い出として生きていくつもりだった。

春がきたらもう1度頑張るつもりだった。


でも春を待たずに芽は摘まれてしまった。


Aとの関係があったことを知ってからは
別れてよかったんだ、
大学生になったら素敵な人と恋をしよう、
そう言い聞かせて勉強に明け暮れた。






本当は苦しかった


でもそんなある日、
自分の中であの衝撃が薄らいでいることに気付いた。

もう忘れてしまうのか、この経験を忘れたらまた同じことを繰り返してしまう。

そう感じた頃には手首が熱かった。

自分の過ちを忘れないように。
もう2度とこんな思いをせずに済むように。


それ以来私は蓋をしていた自分の気持ちを
抑えることができなくなってしまった。

授業中なのに涙が止まらない。
ご飯も食べられない。
毎日のように傷を重ねた。


それなのに勉強だけは続けていた。

現実を受け止められないでいたのだと思う。
大学合格にしか希望を見出せていなかった。




あからさまに痩せていく私を高校1年生の時の担任は心配してくれていたらしい。


遂に教室に行けなくなり保健室に逃げた時
その先生が話をしに来てくれた。

仮にも進学校。
この時期に恋愛のことで悩んでいるとは言えなかったが、来てくれる先生がいるということ。
そのことに救われた。

心も視野も荒んでしまい、高校の全てが嫌になっていたがそうではなかった。
希望は大学受験だけにあるのではなかった。


その頃にはセンター試験も終わり、
志望校別授業に切り替わっていたおかげで
まだ続いていたその2人と顔を合わせることも
少なくなった。

変わらず教室に行けないことはあったが
その時はもう春からの生活への希望と恵まれた周りの友達のいる環境のおかげで生きていけると思えるようになっていた。






もう素敵な恋愛しかしないと
クズとは縁を切ろうと
そう思えるようになった。

自分を好いてくれる人はきっといるのだと
いないのならばそれで良いのだと




だってもう傷つきたくない。

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