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天女の羽衣 -another side-


作品のアイディアはどうやって出てくるのですか?とたまに聞かれます。
こんな情景を万華鏡の映像で表現したいなぁ とか
こんな気持ちを万華鏡にしたい! とか
普段の生活の中からまず作品タイトルが出来上がるのですが、
それをどう作品にするかは、裸電球をくるっと回して
パッ💡と電気がつくときみたいに(若い人にはわからないかも笑)
こうやってみよう!と制作が始まるわけです。

今回の万華鏡展は新作を作ろうと思ってなかったのですが、
天女の羽衣-veil nebula-を作っているとき ふと
「羽衣の裏地はどうなっているんだろう?」と妙な疑問を抱いてしまったのです。
天女の羽衣-veil nebula-は、はくちょう座の超新星の残骸がまるで天女の羽衣の様だというハッブル宇宙望遠鏡の図鑑の1ページの美しい映像を万華鏡で表現してみたい!と思って出来た作品なのですが、何本も作っている間に超新星の残骸は美しい天女の姿になっていました。
羽衣の裏地からどんどん妄想が広がって、美しい天女さん実は違う一面があって、すごく冷たい人なんじゃないかとか、何かのきっかけでダークサイドに落ちたりして〜とか。そう思ったらもうこれは違う一面の天女の羽衣を作るしかない!と。

妄想から生まれた作品 天女の羽衣-another side-
邪悪な天女さんを想像しながらぜひご覧ください!

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