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【エッセイ】開脚ストレッチを一年続けてみた結果

私は夜に必ずストレッチをします。
大好きなYouTubeがきっかけだったんです。いつものように だらだらと動画を見る何にも代えがたい幸せな時間を過ごしていたら、なぜかおすすめ欄に〝ぺたっと開脚〟というのが出てきたのが始まりでした。

食べ物系(ASMRとか)の動画ばかりを観る人(私)になんで突然開脚?とその時は思ったのですが、今思えば少しは運動しろよということだったんですかね。
あれってAI的なものがおすすめを選ぶんでしょうか。よくわからないけどそうだったら技術の進歩がちょっと怖くなっちゃいますよね。
でもその時すぐに私は思った。
〝すごい!ぺたっと開脚、できるようになりたい!〟
後から知ったんですけど開脚の動画は何種類もあるみたいなんですけど、その時出てきたのは、マリコ先生という方のB-LIfEというチャンネルのもので、そこからストレッチだけでなく、ヨガ、筋トレと人生が少し変わるレベルで私がお世話になることになるコンテンツだったのでした。とっても素敵で為になるチャンネルだと私は思いましたので、気になった方は是非検索してみてください。

で、話は戻って開脚。ぺたっと開脚について一応説明しておくと、脚を180度に広げてその状態で上半身をぺたーっと前に倒して床にくっつける、みたいなことです。多分私はその見た目のインパクトにやられたんでしょうね。普通に生活してたらこんなポーズとることないですもんね。
そのポーズをとれるようになるためのストレッチがいくつかあって、それをだいたい十分くらい先生と一緒にやる。
健康のため!とか柔軟性をつけるため!とかそういうんじゃなくて、単なる好奇心だけで続けました。はたして私はこのポーズをとることができるのだろうか…。

ちなみに最初ははどんな状態だったかというと、脚の角度はだいたい九十度までしか開かず、その状態で前に倒れようにも倒れられずに手を前に伸ばすので精一杯という…とても、なんていうか、無様なね。そんな感じでした(笑)だから多分無理なんだろうな…と動画を疑っているのではなく、自分のポテンシャルの低さを知って、そう思いながらもひたすら続けました。何度も言うけど、好奇心だけで。

で、この文章を書いている今、続けて一年になるんですけど、どうなったかというと。角度は120度くらいで、前に倒れて床に肘をつける、頬杖をつけるくらいの状態になりました。まだペタッとにはもうちょっと道のりがあるかなという感じ。でも自分の中ではかなりの進歩を感じていて、私身体柔らかくなったな…と思います。だからなんだって言われればそれまでなんですけど、そういうだからなんだみたいなことを真剣にやることの喜びみたいなものがあります。地味ですけど。

ストレッチって身体に良いって言いますよね。だからなにか私の身体にももしかしたらメリットがある状態になっているとは思うんですけど、具体的に何がどう良いのかとかはまるでわかっていません。
初志貫徹、ぺたーっとポーズがとりたいその一心です。それだけで一年続いたって自分でも不思議なんですけど、どちらかというと今はもう〝やめられない〟という領域に入ってきました(いよいよという感じがある)。
〝せっかくここまでやったから〟とか、そういうやめられないじゃないんですね。夜寝る前にいつもやってるんですけど、一年だからもう完全にそれを身体が習慣として記憶してて、やらなかったら、何かが狂うような気がして〝やめられない〟んですよね…(いよいよという感じがある)。
何が狂うんだって言われるとわからないんだけど、良く言うならばもう生活の一部として定着したということでしょうか。単なる好奇心からここまでなるとは思ってなかったです。運動が嫌いな私がなんでこんなになってるのか、自分でもよくわかりません。

ストレッチしながら見るのは、お気に入りのYouTube。結局見る動画は食べもの系です(笑)でも多分、自分でも計れないくらいに、大きなヒーリングになっているのだと思います。しかし私はぺたっと開脚、果たしてできるようになるんでしょうか…。120度の今でも、まだどこか信じていない自分がいます(笑)

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