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いまこそ“ドッグ”・ファイトだ!【ProtoCorgi】

犬が主役のゲームはだいたい面白い。なぜなら犬はとても可愛いから。……採点基準が甘い?

だがそんな甘々採点を差し置いても、面白い予感のするゲームが8月26日に発売予定であり、現在デモ版も遊べるのでぜひみんなに触ってみて欲しい。


可愛い、犬が可愛い

このゲームの主人公はBulletC3(キュート・サイバネティック・コーギー)クラスの子犬だ。ピンと尖った耳と頬の毛、もふもふな胸毛、愛くるしい短い足と、わんぱくな印象を与える黒々とした瞳が特徴的だ。

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ゲーム本編のバレットも可愛い。ショットボタンを押し通づけると通常のSTGのような弾を発射するのだが、単発、連打で押すと「バウ!」と吠えてローマ字を出す(こちらでも攻撃は可能)。射出する文字を編集可能なので日本風の「WAN‐WAN!」などにも変更可能。製作の遊び心が可愛さを引き立てている。実用性はあまりなさそうに見えるが、このショットでとある空間を撃つと出る隠し点アイテムがあるので怪しい場所には撃ってみるといいかもしれない。(ここ掘れワンワンってことか?)

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遊び心のある吠える攻撃。これのみでクリアするという縛りプレイも可能…?


オーソドックスながら感触のよいシューティング部分

理由はいくつかありますが、主な理由は私たちが『グラディウス』や『R-TYPE』、『ダライアス』のような横型シューティングが大好きだからです。こういったゲームは私たちの幼少期には欠かせないものでした。本作のゲームプレイも、こうした横型シューティングによく似たものとなっています。(そこにはSTGへの愛があった。『ProtoCorgi』開発者がゲーム制作の姿勢を語る【電撃インディー#18】 より抜粋)

恥ずかしながら、自分はグラディウスもダライアスも動画で少し見たくらいと、R-TYPEは1面クリアに四苦八苦するレベルなのですがそれでも、往年の名作の息吹を感じるプレイ感覚になっているのがわかる。単純にゲームとして出来がいいとも言う。

ショットの強化は敵が落としたエンブレムを取ることで強化されていき、拡散ショット、ミサイル、レーザーに加えて、オプションもそれぞれ3種の弾を強化することができる。1面の時点では、どれも強いのでプレイスタイルに合わせて好きに選んでも大丈夫だ。

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このゲーム独特な要素としては、バレットの背後にいる守護霊めいた存在ニクシー。何度かボスを倒すことで能力がアンロックされ、上の画像のように敵に飛ばすと自動で殴ってくれるのだ。さながらジョジョのスタープラチナのように! …ただ、ニクシーを出してる間バレットは攻撃ができないので、使いどころは少し限られているが、対面で並びたくない相手なんかには有効なのではないでしょうか。何よりカッコいいのでOKです。


ステージエディターモード

そしてなかなか珍しいモードが実装されている。このゲームには「マリオメーカー」のように自分でステージを編集できるモードが存在する。

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もちろんオンラインにアップロードすることもできるし、他のプレイヤーが作ったステージを遊ぶことも可能。少しだけ触ってみたが、かなり自由度も高くて本当に「作れる」ので腕に自信のある方は試してみて欲しい。こういうメーカー系は人がたくさんいてこそ盛り上がる側面があるからできるだけ多くの人にやってほしいのです。


8月26日を楽しみに待て

チリのインディー制作会社Kemono Gamesが送るProtoCorgiは2021年8月26日発売予定。当記事はデモ版をプレイした感想のため製品版とは違う場合もあるが、バレットの可愛さは変わらないハズ。今はデモ版で肩慣らしをしておくのがいいだろう。デモ版だからなのか、正直ボスの目ン玉はだいぶ強い。スーパーボールみてぇに速い速度で跳弾してくるぞ!

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跳弾する目ン玉の画像。なんか動画撮ると黒枠が残る…

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