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【戦刃アレスタ】チームで攻略するシューティング!【女の子がいっぱい!】

命にキケンが及ぶレベル暑くて家から一歩も出たくないのだが、外にはゲーセンがあって『戦刃アレスタ』がある。そう考えると、ほんの少し外に出る気にもなるというもの

新作シューティングはONE TEAM(ワンチーム)で攻略していく

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戦刃アレスタは「エムツーショットトリガーズ」が送り出した新作アーケードシューティング。シリーズとしてはコンシューマーが主だったのが今回、ゲーセンに初進出となるそうな。

交代アイテムを使用して特長の違う4機を、戦況によって入れ替えながらボスを倒していく。1機がやられても「戦闘不能状態」となり、別の3機が生きている間に回復して復活するというシステム……つまり死んでも復活システム。一度のミスが大きく影響する残機制とは違い、多少のミスもカバーができる点で、とても初心者に優しい。このシステムに何度助けられたことか…。

機体を一時的にパワーアップさせるのもストック制ではなくチャージ形式で、敵を倒せば倒すほどゲージが溜まりやすくなる。どんどん使ってバンバン敵を倒していけ。攻撃は最大の防御だ。
それとは別に、ボムもフィールドに漂ってるのを取得するとその場で全体攻撃され敵弾も消せる。

その他「ブロー」と呼ばれる敵弾を撃ち返して時間稼ぎや避けに活用できる機能、パワーアップゲージが最大の時に被弾した時はゲージを半分消費する代わりに被弾を無かったことにできる「緊急回避」もあり、防御面も充実している。

このように、システム面でかなり「あまりシューティングに触れたことの無い人」「好きだけど途中でよくミスしてしまう人」のための優しいシステムとなっている。

じゃあ戦刃アレスタはヌルゲーなの?と思われるかもしれないが、そうはならないのがこのゲームの面白いとこで。
先に述べた「戦況に応じて自機を変える」というコンセプトがクリアのために最も重要となっている。

・TypeA(赤)は移動速度も速く攻撃力もあるが、弾が直線にしか飛ばないので周りに雑魚敵がたくさんいると思うように倒せない。
・TypeB(緑)は移動方向にも弾が飛ぶので反対方向にいる敵にも攻撃できるが、扱いが難しくテキトーに使ってると敵を倒せない。
・TypeC(青)は高速移動時には拡散ショット、攻撃力の高い低速ショットが魅力だが、低速ショットは短い距離までしか届かないので位置取りを考えないといけない。
・TypeD(黄)は周囲にファンネル的なのが回っておりそいつらが敵弾をかき消してくれる防御タイプだが、反面攻撃力は低めの設定なので中型以上の固い敵には弱い。

それぞれある機体の長所と短所を把握しながら「敵弾が多い場面だからBかDでいこう」「ここらへんで固い敵ではハズだからAかC」「Aで行きたいところだけど回復中だからCでいこう」といった具合に今置かれてる状況を見極めて交代していくのが本作の醍醐味であり、クリアへの近道となる。交代時にはわずかながら無敵時間もあるので交代アイテムが出てきたらなるべく即取りして、4人の女の子をとっかえひっかえしながら進んでいこう。


”クリアできる”令和の新作シューティング

正直に言うと、新作がアーケードと聞いたとき「ああ、アーケード向けの難しいやつなのか」と思ってました。またきまぐれで100円を入れて数分で終わってはションボリし、トボトボとゲーセンをあとにするのかと。

往年のアーケードシューティングは素晴らしい作品たちがたくさんあります。ですがまぁ~~~~~~~とにかく難しい! 難しいゲームをいかにワンコインでクリアするか、そういう挑戦を数多くのシューターがしてきたのは重々承知してるのですが、せめて難易度選択くらいはさせてくれ!というくらい難しい(イージーがあってもコンシューマーのノーマルくらいの設定のゲームもあったりする)。
なので自分ひとりではまずクリアはできないし、コンティニューしまくってゴリ押ししようものなら新作ゲーム1本買えそうなくらいのお金が消えるのが目に見えてるのです…。ゴメンネ 弱クッテ。
そんなわけで、自分にとって多くのアーケードSTGは高嶺の花でした。


だがこの戦刃アレスタは、クリアができる。

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難易度選択が4段階と充実しており、キーコンフィグも可能、アシストモード、筐体にUSBパッドを別に挿してプレイも可能でとてもやりやすい。

ノービスでは序盤は楽ですが、終盤はそれなりに歯ごたえがあり「ゲームをやってる」と感じられる難易度。
カジュアルもシューティングらしい弾幕にヒイヒイとしつつも、各種システムのおかげで最初のプレイでラスボスまで到達できて、3~4回ほどラスボスのパターンを憶えてノーコンテニュークリアを達成できました。

自分基準にはなってしまいますが、難易度の幅のおかげで誰でも楽しめるように、そして簡単な難易度でもゲームの肝を楽しんでもらえるようなデザインになっていると感じました。

『戦刃アレスタ』は過去の『アレスタ』をそのままなぞるのではなく、コンシューマ機で挑戦的なゲームデザインを作り上げてきた『アレスタ』というシリーズを、2021年のシューティングゲームとして作るのならば、どういったゲームデザインであるべきなのかという挑戦の元に作成されております。
(電撃オンラインのプレイレポート記事から、戦刃アレスタのディレクター小泉大輔氏のメッセージ)

ありがとう小泉さん。カジュアルでもメチャクチャ楽しませてもらってます。


戦いは終わらない

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偉そうなこと書いておきながら、条件を満たして現れるらしい真ボスにはまだ目にしたこと無いし、カジュアル以上の難易度をやるつもりはいまのとこない。

それでもシューティングゲームは楽しいんだと、100円を入れて筐体に向かい敵を撃ちこみクリアする体験は素晴らしいのだと。このゲームは気づかせてくれた。素晴らしいゲームです。

この世の中だとなんだか外にすら出るのも難しい感じですが、もし外に出てゲーセンに行く機会があるなら、ぜひ一度触れてみて欲しい。

戦刃アレスタはセガの『ALL.Net P-ras MULTI』という筐体(今だとバーチャファイターeスポーツが目印になるかも)に入ってます。



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