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BRUSHがチームで築いてきた、ファシリテーターとグラフィックレコーダーのおいしい関係

ビジュアルファシリテーションチーム BRUSHのメンバーが設計してきた研修やワークショップ、対話の場では、ファシリテーターと一緒に、グラフィックレコーダーが場づくりに参加しています。
グラフィックレコーダーは1人のこともあれば、10人以上の大人数のことも。
私たちの場づくりに、グラフィックレコーダーは欠かせない存在です。

そんな場づくりの手法を見て、
「ファシリテーターと一緒にグラフィックレコーダーが入ることで、どんな効果があるの?」
「ファシリテーターとグラフィックレコーダーの相乗効果を生み出すためには、どんなところに気を付けるといいの?」
という質問を受けることも増えました。

今回は、BRUSHメンバーがチームで築いてきた、『ファシリテーターとグラフィックレコーダーの相乗効果での場づくり』のノウハウをお答えしたいと思います。

ファシリテーター+グラフィックレコーダーという組み合わせ




BRUSHでは、3名~一組でチームを編成し、場づくりを行っています。
それぞれが担う役目はこんなかんじです。
・ファシリテーター:全体のファシリテーションをする役目
・グラフィックレコーダー:場に出た情報や様子の大事なところ、問いかけをグラフィックにする役目
・アシスタントファシリテーター:テーブルをまわってワークのサポートをする、ファシリテーターと一緒に全体を促す役目
・ビジュアルファシリテーター:テーブルに入って、グループの議論を促す役目

場の参加人数に応じて、グラフィックレコーダーやアシスタントファシリテーターの数を増やすこともあります。


ファシリテーターと一緒にグラフィックレコーダーが入ることで、場にうまれる効果

大きな効果は3点あげられます。

1.異なる視点から場を見て、おきていることに気づくことができる
参加者の前や中に立つことが多いファシリテーターと、第三者としてその様子を俯瞰できるグラフィックレコーダーでは、立場や場所が異なります。
時にファシリテーターが見落としていた参加者の思考や行動を、グラフィックレコーダーが気づき、フィードバックするということもしばしばあります。

2.気づいたことを、どう場に還元できるか多様な手法を選択することができる
場づくりの中で大事なのは、「どのように関わると、参加している人の考えを拡げたり深めたり、気持ちをあふれるよう促せるのか?」という点。
グラフィックレコーダーが描くグラフィックは、視覚に訴える力が強く、考えや気持ちを揺さぶる大きな手助けとなります。
視覚、聴覚、触覚という感覚なのか、それとも論理なのか。
場づくりの中で適切に手法を選ぶことで、広く深い学びや、気持ちがあふれだす場づくりにつなげるこおができます。

3.終わった後も、目に見えるものが残り、プロジェクトを育む力になる
グラフィックレコーダーが描いたものは、組織の中に目に見える形として残ります。
写真をとれば記録として使えますし、はりだしておくと「このチームはこんなことを考えている!」という宣言としても使えます。
グラフィックレコーダーの記録は絵なので、とおりがかった人もとっかかりやすく見ることができるのがいいところ。
張り出しておくだけで、チームのつよ~い宣伝役にもなってくれるのです。
張り出したグラフィックに影響をうけて、組織の中で次の動きがおこるということも。
実施中も、実施後も、プロジェクトを育む力としてグラフィックが機能してくれます。

次のnoteでは、ファシリテーターとグラフィックレコーダーの相乗効果をうみだすために気を付けるべきポイント5点について解説していきたいと思います!

※このブログ記事は、BRUSHブログの内容を再編して掲載しています。

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