定期的なお手入れも大事な仕事! ノイラント(Neuland)のインクを補充しました
春の暖かな昼下がり。
元気いっぱいなグラグリッドのメンバーたちは、何やらマニアックな会話を繰り広げています。
「BigOneは、ささっと広い面を塗れるし、万能だし、パワフルに描けるし、良いよね〜!」
「Outlinerはこのマットな黒が良い!画面にメリハリがつく!」
「でも、ニブがすぐにばさばさになって、思うように使えなくなると、残念な気持ちになりません?」
聞き慣れない商品名に、よくわからない会話の内容…一体何のことでしょうか。
メンバーが話していたのは、ビジュアルファシリテーションの現場で愛用している、ドイツのワークショップ文具メーカー「ノイラント(Neuland)」の商品についてです。
2018年の秋に、場の活性化につなげるためのペンや小物、ワークショップグッズを運ぶためのトロリーなど、関連商品を爆買い!
購入後、さまざまな現場で活躍しているペンたちは、インクが切れて使えない状態のものが増えてきました。
主力で使っているOutlinerは、使いすぎてインクが無くなりカスカスに…。
ビジュアルファシリテーターにとって、ペンは大事な相棒!普段のお手入れも大切です。
今回の記事では、どんなお手入れをしているのか、様子をご紹介します。
▼ノイラント爆買いについては過去記事も参考にどうぞ
お手入れスタート!
愛用しすぎてインクが切れてきたOutlinerのインクを補充していきます!
まずOutlinerの詰替えインクを用意。
箱がとても可愛い〜♡
パッケージのデザインには、バリエーションがあり、
眺めているだけでも楽しい気持ちでいっぱいになります。
箱の上部には対応しているインクの色番号と、サンプルカラーが貼ってあります。
パッと見てわかりやすいですね。
箱を開けるとスポイトと、インクが入っています。
このスポイトを使ってインクを補充していきます。
「こちらが、ノイラントのOutlinerのインクでーす。」とYoutuberになりきりながら、始まったインク補充。
テーブルを汚さないように、紙を敷き準備万端です!
インクのキャップを開けて、スポイトをセットします。
スポイトの内側に溝があるので、ペットボトルの蓋を閉める要領でくるくる回し、スポイトをインクボトルにセットします。
「おー。できたできた。」
しっかりとフタが閉まったら、ボトルを逆さまにします。
スポイトの丸い部分をぎゅーっとつまむと、インクが溜まっていきます。
「インクが出てきた〜!」
「おお〜。溜まってる、溜まってる。」
次に、ペンにインクを補充していきます。
ペンの底に小さな穴があるので、スポイトをぐいっと根本まで刺します。
「先端が針のような形になっていて、刺しやすい」
しっかりと刺さっていることを確認しましょう。
スポイト部分をつまんで、インクをペンの中にすべて流し込みます。
これで完了!
浸透させるためにキャップ部分を下にしてしばらく放置。
放置すること10分。
カスカスで元気のなかったペンが生き返りました!
仕上げにグラグリッドシールを貼って終わり!
グラグリッドの備品だとわかるように、シールを貼って終わりです。
ペンに貼るためにつくった、グラグリロゴシール。
めっちゃ可愛くないですか?!(自画自賛…笑)
目がチカチカするグラグリッドシール。
つぶつぶがいっぱい…怖い…
終わった後のお手入れも大事
インク補充が終わった後には、スポイトのお手入れも欠かせません。
実は以前、私たちと同じようにノイラントのペンを使っているビジュアルファシリテーターの方から「ノイラントのスポイトは細いから、インクが乾くと詰まって使えなくなるんです。」というお話を聞いたのです。
インク補充をするたびに、同じスポイトを使っていく必要があります。詰まらせて使えなくなると大変!
スポイトをなるべく詰まらせないように、スポイトの中に残っているインクをティッシュに染み込ませます。
残っているインクをティッシュに染み込ませているところ。
詰まらないといいなぁ…。
「嬉しい!」がたくさん詰まった心配り
今回、インクを補充する上でとても嬉しかったことがあります。
詰め替えインク1本で、ペンを何本分補充できるかをまとめたリーフレットがついているのです!
イラストで描かれているので、英語が苦手な私でも、一目でわかるんです!
この心配り!嬉しいー!もっとノイラントのファンになってしまいます!!!
一番太い「BigOne」は11本、中ぐらいの「No.One」は22本、一番細い「Fine.One」は45本ぐらい。
(出したインクの量によって、補充できる本数は上下すると思います)
ノイラントの公式ページでも、インク補充やペン先(ニブ)を差し替えるための説明動画が配信されています。初めて補充する人へも親切でわかりやすい。
ノイラントは「ペンをつくって売る」だけではない!
「顧客が嬉しく思うコミュニケーション」もつくっている!
ノイラント(Neuland)の本社はドイツにありますが、全世界に顧客がいます。英語に翻訳されたページやリーフレットも用意されていますが、わたしのように英語が得意ではない顧客もたくさんいると思います。
動画で商品や使い方を紹介したり、1本の詰め替えインクで何本分のペンに補充できるのか、絵でわかりやすく示してくれる細かな心配りに、とても感動しました。
わかりやすく、安心して取り組むことができる「嬉しさ」や、言葉はわからないけれど絵があるからできた「喜びと達成感」。
ノイラントの商品を売るだけではなく「商品や会社を好きになってもらいたい!」というコミュニケーションの姿勢。顧客にもその熱量や思いがすごく伝わってきました。
インク補充から感じた、企業と顧客の関係づくり。これからも色々な「嬉しく思うコミュニケーション」が隠れていないか探してみようと思います。
この体験を通じて、今まで以上にノイラントのファンになった小野でした。
(小野)
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