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共創する会議のつくり方

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共創デザインの会社、グラグリッドのメンバーが、会議の中で使えるテンプレートやメソッドの、解説や実例を発信します。 ワークショップや会議などで、みんなで話し合い、アイデアを生み出せ… もっと読む
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記事一覧

活動の目的地が見えてきた!「イベントふりかえり&戦略シート」

ワークショップなどのイベントを通して、自分たちの活動に興味を持つ人を増やしたい! そんな思いでイベントを企画したけど、いざイベントを振り返るとなると、実際に何がうまくいって何がうまくいかなかったのか整理できない… 次のイベントに向けて戦略を考えたいけど、何をどう考えたらいいかわからない… そんなお悩みを抱える方に活用していただきたいのが、イベントふりかえり&戦略シートです! この記事では、イベントふりかえり&戦略シートの使い方について紹介します。 イベントふりかえり&戦

チームメンバーの人柄を見える化するパーソナルビジョニングシートの使い方

チームメンバーの得意なことや想いを活かしながらプロジェクトを進めたい。一人一人の想いが乗ったビジョンをつくりたい。一緒に仕事をしているけど、チームメンバーの人柄を知る機会がなかなかない。 そんな悩みを抱えたことはありませんか? 今回はチームメンバーの人柄が可視化されるパーソナルビジョニングシートについて紹介します。 パーソナルビジョニングシートとは?パーソナルビジョニングシートとは個人のビジョンについて書きながら考えるビジョンマップです。 自分の過去の経験や得意なことか

チームビルディングにどう役立つの?!「正解がない時代のビジョンのつくり方」

2023年11月に発売された「正解がない時代のビジョンのつくり方」。この本の中には、チームビルディングに効果的なビジョンづくりのヒントがいっぱい。その一部を覗いてみましょう。 トップダウン型のビジョン浸透ではなく、 自分たちでつくり広げていくビジョンづくりこの本では、自分たちらしさから始める、ビジョンづくりの6つのステップが解説されています。 ●目次 序章 なぜいま、ビジョンが大切なのか? ステップ1 自分たちらしさを探索する ステップ2 未来の社会像をイメージする ステ

【理解が深まる】 読書会で「読書共有シート」を使ってみた!

グラグリッドでは、数ヶ月に1度、読書会をひらいています。 本を読む際に、自分が大事だと思った箇所に線を引き、読書会当日に線をひいた箇所を紹介しあいながら対話を深めます。 今回は、「読書共有シート」を使って、読んだ本から最も印象に残った一節と、学んだことを整理し、共有していきました。 1.本を読み、大事なところに線を引くまず、本を読み、自分が大事だと思ったところに線を引きましょう。 今回の読書会では、みんなで「集まる場所が必要だ――孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の

教育現場で考えた!ワークショップを設計するために、情報を整理する「ワークショップデザインシート」活用法

ワークショップや、授業の流れを検討したい! 考えたことをチームメンバーと一緒にオンラインMTGで共有したり、 レビューをし合いたい! だけど、なかなかこれがうまくいかない… どうしたらいいんだろう… そんな時に重宝するのが、ワークショップデザインシートです! オンラインMTGで、ワークショップや授業の流れを検討し、 ワークショップに関わっている様々な人と考えを共有することはとても難しいことです。 なぜワークショップを実施するのか? チームメンバーの考える目線を合わせた

協創が加速する!コ・デザインのためのワークシート集、公開!

リモートワークをしながら、オンラインで状況共有したり、アイデアを出し合ったり。オンライン会議がだんだん当たり前になってきた方も多いのではないでしょうか。さて、今回は、そんなオンラインの会議で大活躍するワークシート集をご紹介します。 オンライン会議をうまく進めるコツは、視覚的に考えることオンライン会議をしているとき、 ・今、何について話している? ・これから、何を考えていく? ・この議論はなんのためにしている? と不安になることはありませんか。 ZoomやTeamsなどで会

教育現場で先生と考えた! 頭の中を整理して見せ合う「脳内トピックス」活用法

お互いの話に耳を傾け、聞き合う。 ビジネスの現場で求められますが、実はかなり難しいですよね。 子どものうちから話を聞き合う姿勢や、考え方を考える土台がつくれたら、学びの幅が広がり可能性が広がると思いませんか? 新宿区立落合第六小学校では、4年前から「お絵かきシンキング」や「ノート学」の授業を通して、自分なりの学び方を探索する取り組みを行ってきました。 今回は日々、子どもたちと向き合っている落六小の先生方を対象に、頭の中を整理して見せ合う「脳内トピックス」を体験していただ

黙々とアイデアを出しまくる!ブレインライティングを体験してみた。

・チームでのアイデア出しの際に、考え方が凝り固まってしまった! ・始めて会った人達と一緒にアイデア出しをしたいが、緊張して上手く話せない… そんなときに重宝するのが、「ブレインライティング」です。 ブレインライティングとは?ブレインライティングは記入シートを回覧板のように回しながらアイデアを出す手法です。時間制限の中で発想するため、強制的にアイデアを飛躍することができます。 また、ブレインストーミングとは違い、各自無言でアイデアを出していくため、全体の場での発言に苦手意識

教育現場で先生と考えた! お互い向き合って話を聞き合うための「スピーチサマリー」活用法

お互いの話に耳を傾け、聞き合う。 ビジネスの現場で求められますが、実はかなり難しいですよね。 子どものうちから話を聞き合う姿勢や、考え方を考える土台がつくれたら、学びの幅が広がり可能性が広がると思いませんか? 新宿区立落合第六小学校では、4年前から「お絵かきシンキング」や「ノート学」の授業を通して、自分なりの学びを見つける取り組みを行ってきました。 今回は日々、子どもたちと向き合っている落六小の先生方を対象に、お互い向き合って話を聞き合うため「スピーチサマリー」を体験して

バリュー・プロポジション・キャンバスってやっぱり使いやすい!

どんなサービスにする?誰にどんな価値を提供する? そういったサービスデザインのコンセプトづくりに、重宝するのが、「バリュー・プロポジション・キャンバス(VPC)」。 解説されている書籍やウェブも多くでているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。 私達も、共創ワークショップや、サービスデザインのプロジェクトなどで、よくお世話になります。 模造紙の大きさで印刷してみんなで議論 オンラインホワイトボード(miro)に貼り付けて議論 初めて見る方でも、話す内容がわかり

「ターゲットはどんな人?」を考える一番簡単な方法

デザインをするとき、「誰にどんな嬉しさを届けたいのか」を考えることは、必要不可欠です。「ターゲット」を絞って考えていくことが、コンセプトをとぎすまし、サービスやプロダクトのデザインの質を高めるだけでなく、売り方やコミュニケーションを効果的に行うことができるようになります。 ターゲットとする人は、顧客、利用者、生活者、オーディエンス。さまざまな言い方がありますが、どれも人間です。 どんな人間で、どんな生活をおくり、どんな価値観をもっているのかを把握していくために、人型を使う