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ビジュアルファシリテーション最前線!

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商品企画やデザインの現場で、革新的な視覚化メソッドを実施しているグラグリッドによる実践マガジン! グラフィックレコーディング、グラフィックファシリテーションを含む『ビジュアルファ…
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#ファシリテーション

協創が加速する!コ・デザインのためのワークシート集、公開!

リモートワークをしながら、オンラインで状況共有したり、アイデアを出し合ったり。オンライン会議がだんだん当たり前になってきた方も多いのではないでしょうか。さて、今回は、そんなオンラインの会議で大活躍するワークシート集をご紹介します。 オンライン会議をうまく進めるコツは、視覚的に考えることオンライン会議をしているとき、 ・今、何について話している? ・これから、何を考えていく? ・この議論はなんのためにしている? と不安になることはありませんか。 ZoomやTeamsなどで会

miroをどう使えば、創造的なオンラインワークショップがうまくできる?成功するための5つのポイント

最近は、オンラインワークショップが増加してきましたね。 グラグリッドのメンバーも、仕事でプライベートで、たくさんオンラインワークショップの機会に触れています。 そんなリモートでのワークショップに便利な、オンラインホワイトボードサービスのmiroをご存じでしょうか? (画像:https://miro.com/ より) miroはホワイトボードを共同で使えるオンラインサービスです。 文字を入力する、画像を貼り付ける、付箋を貼るなどの作業が、チームで同時にできるので、オンライ

「グラレコってこんな効果も出せるの?」気づいて選べる、ビジュアライズ9カード

こんにちは、沼野です。 リモートワークが推奨され始めた中、遠隔ならではの『皆が共に見て、考えられるようにする』方法の必要性が高まり、様々なツールのTIPSがあがっているように感じています。弊社でもこんなnoteを書きました。 共通で見る・見えるようにしていくことや、ファシリテーションについては、私たちが得意とするところでもあります。 以前グラグリッドでは以前グラグリッドでは「ビジュアルファシリテーションが活用される領域と役割」という研究を行っていました。 ※2018年の日

リモート会議を円滑に進める、ファシリテーションの小技5つ

こんにちは。和田です。 時勢上、テレワークという働き方、そしてリモート会議が一気に広まってきたように感じています。 グラグリッドでは、全国各地のクライアントや、パートナーと一緒にプロジェクトを進めている中で、リモートの会議を行ってきました。 その中で、共創的にプロジェクトを進めるために「リモート会議でこれは特によかったぞ!」というファシリテーションの小技を今回はご紹介したいと思います! 小技1:ファシリテーターと議事録係を分けよう! グラグリッドでは、リモートの会議にお

「事業を創る、ビジュアルファシリテーション会議」の作り方~グラグリ流、会議のための会議って?~

こんにちは。和田です。 グラグリッドでは、事業を創るビジュアルファシリテーションのご相談を多くいただきます。 ・テストマーケティングを目指して、商品のコンセプトを策定したい ・経営会議で、事業の継続/ピボット/撤退の判断を行いたい ・社運のかかった、事業部横断での新プロジェクト。チームのビジョンを策定したい …などなど、いずれも会議の成果が、クライアントの事業に直結するものばかり。ビジュアルファシリテーターは、会議の成果にコミットする、大事な役割です。 私たちはこうした

「常識を超えて新しいものを生みだす」落合第六小学校の挑戦と、挑戦を支えるグラレコ

↑子供たちの未来を進む力を育むために。 新宿区落合第六小学校で、グラフィックレコーディングを総合学習『落六DASH』の授業に取り入れて、はや1年! 生徒たちは1学年ずつ進級し、昨年5年生だった学年が今年6年生となり、学校のリーダー層となりました。 生徒たちの成長にあわせて、もちろん『落六DASH』の授業も進化していきます。今回は、そんな進化する授業での挑戦と、その挑戦を支えたグラフィックレコーディングについて、この場にグラフィックレコーダーとして関わった和田がお伝えしたいと思

即興実験学校 インプロワークショップに参加しました!

2019年本格的にインプロや、演じることへの扉を開けた小野です。 ある日、社内の情報共有の場で「そういえば、来月インプロのワークショップがあるよ!」と教えてもらいました。 インプロを体験できる場に行きたいと、うずうずしていたタイミングだったので、「これは早速申し込しこまねば!」と思いすぐに申し込みました。 だいぶ時間が空いてしまいましたが、参加レポートをまとめていきます。 インプロが体験できるぞー!3/9(土)に飯田橋で開催された「即興実験学校(http://improla

文科省「教育課程特例校」認定!落合第六小学校「みらい科」授業と、その中で活きるグラレコ

新宿区立落合第六小学校とグラグリッドが手を組んでつくってきた参加型体験授業「おえかきシンキング」。 ↑おえかきシンキング プログラム 2018年度の取組みの中で、デザインシンキング・デザイン経営を社内で導入している様々な企業の方、大学等教育機関の方、市民ファシリテーターを育成されている方、グラフィックレコーダーを志す方、パートナーの方など、様々な方から応援・支援をいただきました。 様々な方のエールをうけながら、革新的な試みで、私たちも先生方も試行錯誤しながら作り上げてき

チェックイン・チェックアウトカードを会社で1年間使い続けて見えた、組織の変化

こんにちは、和田です。 今から1年前の2017年9月、クリエイティブな会議の秘密 〜チェックイン・チェックアウトカードを使ってみよう!〜というイベントに参加しました。チェックイン・チェックアウトについてより深く考え実践したくなって、グラグリッドの備品として「チェックイン・チェックアウトカード」を購入しました。 そして実際のプロジェクト、インターン参加の場など、会社の様々な会議でこのカードを使い続けてみました。 今回は使い続けたことで見えたことをレポートしたいと思います!

考え方をデザインする ビジュアルテンプレートの作り方~EuViz2018レポート2~

こんにちは、三澤です。 デンマークで参加してきた、ビジュアルプラクティショナー※1 のための国際的なカンファレンスEuViz2018 ※2 レポート第2弾をお届けします。 今回は「考え方のデザイン」とも言える、ワークショップのデザインとビジュアルテンプレート作成について。カンファレンス前日「プレカンファレンス」で、まるまる1日のワークショップに参加し、学んだこと、感じたことをお伝えしていこうと思います。 ここまでのレポート 国際的なビジュアルファシリテーターの祭典 EuVi

「メタ視点」と「メタファー表現」で、場を揺さぶるグラフィックレコーディング

こんにちは!BRUSHのビジュアルファシリテーターの和波です。 ※ BRUSHは、グラグリッド三澤、名古屋、小野、和田、パートナー和波の5名で結成しているビジュアルファシリテーションチームです。 今日は、私がさまざまな場でグラフィックレコーディングを実践してきた中で感じた「メタ視点による場への影響」と、「メタな表現を取り入れて場を揺さぶる試み」についてご紹介します。 メタ視点による場への影響 私はグラフィッカー(ビジュアルファシリテーターなど対話を可視化する人の呼称)

複雑さと向き合うことができるビジュアライズのパワー~EuViz2018レポート1~

こんにちは、三澤です。デンマークから帰国いたしました。 デンマークで参加していた、国際的なカンファレンス「EuViz」を終え、今、学びを振り返っています。 「EuViz」は、Visual thinking をファシリテーションやイノベーション創出や、組織開発などに活かしている人たちが、そのノウハウをシェアしたり高め合うためのカンファレンスです。これまで参加したどの国際的なカンファレンスよりも、学際的で人間的。多様な職業の人が、互いに心を開いて歩み寄り、互いに学び合うような場

ビジュアルファシリテーションの9つの役割と、領域×役割で見えた「関わり方の違い」

こんにちは。ビジュアルファシリテーターの和田です。前回の記事では、「コンテクストに合わせたビジュアルファシリテーションの活用を、実践者・活用者が行えるように!」を目的とした研究のうち、ビジュアルファシリテーションが活用される6つの領域(典型的なコンテクスト)についてご紹介しました。 今回の記事では、領域と同時に特定した、ビジュアルファシリテーションの9つの役割を解説します。また、6つの領域×9つの役割を文献より考察して見えてきた「求められるビジュアルファシリテーションは、領域

ビジュアルファシリテーションが活用される6つの領域って?

こんにちは。ビジュアルファシリテーターの和田です。 ここ最近、カンファレンス等のイベント、ワークショップ、SNS、会議など、さまざまな分野で、手書きでの可視化や活動促進を見る機会が増えましたね。 私達グラグリッドでは、東海大学富田誠先生と共に、「手書きでの可視化による、活動促進(=ビジュアルファシリテーション※)の役割と、活用される領域」を明らかにする研究を進めてきました。 この研究は、「ビジュアルファシリテーションが活用される領域と役割」というテーマで、2018年6月24