「睡眠不足」のデメリット、集めてみた。
身体的影響
・免疫力の低下
6時間以下の睡眠を取っている人は、7時間以上の睡眠を取っている人と比べて風邪をひく確率が4.5倍も高いことが報告されています。
・心臓病と高血圧のリスク増加
ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を促進するため、血圧が上昇します。長期的には、これが動脈硬化を進行させ、心臓発作や脳卒中のリスクを増加します。
・体重増加と肥満
睡眠不足はホルモンバランスを乱し、食欲を増進させるホルモンであるグレリンの分泌を増やし、満腹感を感じさせるホルモンであるレプチンの分泌を減少させます。その結果、過食や体重増加に繋がりやすくなります。
・糖尿病のリスク
睡眠不足はインスリン抵抗性を引き起こし、2型糖尿病のリスクを増加させます。
・皮膚の老化
睡眠不足は皮膚の修復と再生を妨げ、早期の老化やしわ、くすみを引き起こします。
・ホルモンバランスの乱れ
成長ホルモンの分泌が減少し、筋肉の回復や成長が妨げられることがあります。
精神的、認知的影響
・集中力と注意力の低下
脳が十分に休息できていないため、情報処理能力が低下し、複雑な課題を遂行することが難しくなります。
・記憶力の低下
睡眠中に行われる記憶の整理と定着が不足するため、短期記憶や長期記憶に悪影響を与えます。
・感情の不安定化
イライラや不安感が増し、ストレスに対する耐性が低下します。睡眠不足は脳内の感情調節機能を乱し、気分の変動が激しくなることがあります。
うつ病や不安障害のリスクも増加します。
・判断力の低下
睡眠不足は意思決定能力や問題解決能力を損ない、リスクの高い行動を取る可能性が高まります。
・仕事や学業のパフォーマンス低下
生産性や創造性が低下し、エラーやミスが増えることがあります。
また、新しいアイデアや解決策を考える創造性も減少します。
・事故のリスク増加
眠気や注意力の低下によって、交通事故や職場での事故のリスクが高まります。
実際、睡眠不足による事故はアルコール摂取と同程度に危険とされています。
成人の場合、一般的には7〜9時間の睡眠が推奨。
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