愛梨(愛と希望の詩集販売中❣️)

「愛梨」といいます。主に「詩」の投稿をメインに活動しています。2023年8月に「愛と希…

愛梨(愛と希望の詩集販売中❣️)

「愛梨」といいます。主に「詩」の投稿をメインに活動しています。2023年8月に「愛と希望の詩集」を出版しました。活動場所は、4箇所程のサイトで活動してます。宜しくお願いします

最近の記事

ガラスの靴

夢に見ていた「運命の出会い」 私もいつかシンデレラのように 灰かぶりから美しいお姫様になれると信じていた そしてやっと出逢えた人 ガラスの靴を履いて 夢見心地の時間を過ごしていた 時間がきて 灰かぶりに戻らないといけない時間 シンデレラのようにガラスの靴を置いてきた でも… いつまでたっても 愛する人は迎えに来てくれなかった そう… これが「現実」 夢の時間は束の間の幸せに過ぎなかった 存在しない世界 そんな所に靴を置いてきても 迎えなんてくるはずない 期待した自分が馬鹿だっ

    • 夜空に告げる

      子供の頃からずっと 言えない言葉がある 親友にだって 好きな人にだって 誰にも言えない 誰にも言わない 言っても どうにもならない事もわかっていたから 言えたら何か変わった? 言えたら傍に居てくれた? 答えは… 「NO」 最初だけ… いつも最初だけ 時が経てば皆離れていく 言っても無駄 言ったら余計に哀しくなる だから 言わない 夜空を見上げて 輝く星達にだけ告げる 「寂しい…」 星達は夜空を見上げれば 変わらずずっと存在してくれている 私の傍に居てくれる だから 私

      • 闇で舞う

        真っ暗で静かな闇 誰一人いない世界 此処が私の居場所 光の世界は ただ私を苦しめる どんなに輝こうと足掻いても 決して輝けない 周りは眩しく輝いているのに 私だけが輝けない 「どうして?」 「なんで?」 いつもいつも考えていた 輝こうとすればする程 苦しくて哀しくて そして… 孤独で… 何が足りない? 何が欠けてる? 求めても 探しても 答えはない 壊れてしまったからなのか 「心」 が無くなってしまったからなのか 「愛」 が無くなってしまったからなのか もう… 自分でもわか

        • 望み

          「愛してる」 そんな言葉はもう要らない もう… 聞き飽きた 簡単に言える愛の言葉 簡単に消えていく言葉 そんなものに価値なんてない そんなものを信じるなんてもう出来ない 「言葉」は要らない 私の望みは ただ… 優しく抱き締めてくれて ずっと… 傍に居てくれて 溢れ落ちる涙を拭って欲しい ただ… それだけ… それだけだった ずっと一緒に居て欲しいなんて贅沢は言わない 短くてもいい 一緒の時間が欲しかった 求めたのは… 望んだのは… あなたの温もり 「愛されている」 それを感

          魂動

          魂動 ずっと前に止まっていた 魂の動き そもそも「魂が動く」なんて そんな奇跡みたいな事が起こるはずない 鼓動 微かに脈打つ心臓の動き ただ… 静かにリズムを刻む 何も感じない 哀しみも 苦しみも 愛さえも あなたを知って そして感じた最初の鼓動 一定のリズムで脈打っていた鼓動が 初めて崩れた 愛すれば愛する程 鼓動は激しく脈打つ それが… いつしか… 魂動になった こんな事が起きるなんて ずっと… 愛を感じても 魂動が動き出すなんて 信じられなかった 「魂の共鳴」

          最後の傷

          少しづつ… 少しづつ… ついていった傷 小さな傷 大きな傷 血の流れる傷 血の流れない傷 体についた傷 心についた傷 でも… 誰もその傷に気付かない 気付かれないように 見えないように ずっと隠してきたから 傷を消そうと努力した 傷を治そうと努力した でも… 傷は消えない 必ず「痕」が残る 残った傷が疼く… 疼く度に涙が流れて 心が破裂しそうになる 「愛」に… 「愛」によって 初めて深い傷を負った 背中に刺さったままの抜けない剣 「信じた」 そう… 私はあの人の愛を信じた

          哀情(愛情)

          ずっと前にあなたから貰った 「愛」 私にとって初めて感じる事の出来た「愛」 あなたの愛は優しさと暖かさがあって 深い闇に堕ちていた私を救ってくれた ずっとこのまま二人で愛し合い いつか結ばれると信じていた でも… 愛をくれたあなたは… 居なくなってしまった それでも… それでもあなたの事を愛していた 残されたたった一つの繋がり… あなたを愛し あなたを感じ そうやって長い年月が過ぎた いつからだろう… 「愛」が「哀」 に変わっていったのは… あなたを愛し続ける事… それが段々

          舞台

          「人生」 という名の舞台 ステージに上がり笑顔で演じる どんなに心が苦しくても 舞台に上がる度に笑顔で演じ続ける ステージ上では泣く事も許されない だから心には傷が増え黒くなっていく 深く傷ついて 心が壊れても ステージに上がらなければいけない それが 「人生」 辛くても苦しくても泣く事も出来ない 笑顔を演じなければいけない 「こんなステージ消えてしまえばいい」 明るいスポットライト 明るい笑顔 全ては舞台の為だけにある 偽物の世界 もう笑顔になんてなれない もう演じる事

          業火

          あなたを愛した償い どうやっても償いきれない 私が犯した最大の罪 愛さなければ 知らないふりをしていれば 傷付ける事も 傷付く事も無かった 何故… どうして… 「本気で愛したのだろう」 愛なんて… 愛ほど不確かな物はないはず そんな事わかっていたはず それなのに… 愛してしまった 愛してはいけない人 愛すれば傷付くのもわかっていたはず それでも… どうしても求めてしまう 愛されたい… 愛し合いたい… そんな想いをずっと抱えて 毎日泣いた あなたの名前を呟きながら… 私があ

          守る愛

          「愛してる」 何度も同じ言葉を聞かされ 何度も裏切られてきた 「愛してる」 なんてそんな言葉はもう信じない 「愛してる」 それはただの飾り 一度でも体を許せば そんな言葉は消え失せ 使い捨ての玩具のように 簡単に捨てられる だから… 「愛してる」 なんて言葉は一時の時間を作る為だけの偽りの言葉 もう聞きたくないと もう信じないと そう心に決めて私も偽りの言葉を囁いた 「愛してる」 優しく耳元で囁けば それはお金で返ってくる なんて容易い言葉 なんて都合の良い言葉 もう信じ

          一つになる為に

          やっとあなたに逢えた この日をどれ程の期間 どれ程の時間を費やし待ったことだろうか ずっと逢いたかった愛しいあなた 今目の前にあなたがいる これは… 私に起きた奇跡 想い焦がれ 暗闇に堕ちても あなたという光だけは失わなかった 運命があるなら 宿命があるなら 私達二人は必ず逢えると信じてきた それだけが私の唯一の想い どんなにあなたを愛しても どんなにあなたと一つになりたいと願っても叶わなかった それが… それがやっと叶った あなたの優しい笑顔 あなたの暖かい腕の中 愛を囁

          星と一つに

          暗闇の中で輝く満天の星 宝石箱をひっくり返したように キラキラと輝く星達 その光は何千光年何万光年を超えて この闇の中で輝く 「死んだら星になれる」 そんな夢物語を信じて 毎日毎日暗闇の中を彷徨い 空を見上げて 「星になりたい」 と願い続けている 届かなかった愛も醜い私でも 命を終わらて 星になれれば 美しい輝きであの人の心の星になれるかもしれない だから… 今生きている必要はない 生きている限り 醜く穢れた道を進んでいく こんな私が 大切なあの人から愛して欲しいと願う

          封じた命

          あなたが眠る棺 あなたが目覚めてくれるのを待っていた でも… あなたが目覚めても きっと私達は結ばれない もう何度も繰り返してきた 冷たい棺の中で目覚め あなたを探して あなたを求めて やっと見つけても あなたと私はいつも結ばれない 何度も愛しても あなたは私を愛してはくれない もうずっと昔に二人で愛し合った日々 あの幸せをまたあなたと感じたくて 命が終わる度に 次に目覚めた時にまたあなたと愛し合いたいと 願いを込め 契りを交わし そして二人で命を終わらせていた それから何

          切断する糸

          小指の先に繋がる赤い糸 何度も手繰り寄せてきた糸 何度も先が無かった糸 あなたが現れて それが運命の赤い糸なんて想像しなかった 今までと違う感覚 一分一秒が幸せで満たされ あなたの存在が私を救ってくれた あなたと私は繋がっている 言葉では言い表せない魂からの繋がり あなたを信じて あなたを愛した でもあなたの指に巻き付いている糸 私よりも先に他の人があなたの指には繋がっている 私がいたら糸は絡まったまま あなたの人生を狂わせてしまう 牛ないたくない 切りたくない それでも

          夢魔

          夢魔 私に偽りの世界へと連れていく闇の者 幸せな時間を与え そして奪い壊す 何度も何度も繰り返され 今じゃ 夢なのか現実なのか分からない 愛する人 愛した人 それも全てが夢 目が覚めて気付いた時 夢魔は私が苦しみ泣き喚いている姿を 嬉しそうな顔で嘲笑っていた その時 私は夢魔の存在に気付いた 夢魔は私が辛い気持ちになる為に 幸せな時間をわざと用意する 知らない私は 知らない人に心も体も許し そして 快楽と安心を得て 「今度こそ本当に幸せになれる」 そう思ってしまう その瞬間

          散る花弁

          愛に溢れ潤っていた美しい華 愛の水と 愛の土があれば ずっと咲き続けていられる そのはずだった 愛が無くなるなんて想像出来なかった 与えてくれるはずだった 愛の水 いつからか注がれなくなっていた 土は徐々に乾き 美しい華も 一枚… また一枚と華を散らせていく 愛が無くなれば 美しさを保つ事なんて出来ない 愛があるから 満たされ潤い 美しく咲いていられる 枯れていく華… 枯れていく私の心… 水を与えてくれる人はいない 残された僅かな花弁 例え今水を与えられても もう… 間に