小学5年から英語開始 3年で準1合格までの軌跡

こんにちは! こちらは2022年現在で高校2年生、中学3年生、中学2年生の子供がいる母です。我が家では2018年から、自宅で英語を聞いたり音読させたりする「おうち英語」を実践してきました。現在、高2長男はTOEFL90くらいで北米の高校に転校して卒業を目指しています。中3次男は学校では英語の授業は帰国生クラス。中2末っ子は英検2級くらいです。日々の記録はツイッター(@ouchieigo3ji)に書いています。今回は、簡単に我が家の4年の記録をご紹介したいと思います。

我が家の英語の基本は、英語学習用のアニメLITTLEFOXを見る、その台本を音読する、分からない単語は台本に書き込む、音読のご褒美に50~100円をあげる、でした。4年を振り返って思うのは「音読は神!」です。それに加えて、オンライン英会話と、英語漫画の多読です。音読するたびに、ほめてほめてほめまくりました! 幼児から英語をスタートさせている子をみて焦る保護者に伝えたい!小学生からでも英語を始めても全然遅くないです!むしろ小学生なら意味調べとか文法の解説を理解してくれるから、がんがん吸収してくれて、伸びがめちゃめちゃ早いです! ただ、注意してほしいのは、最初の半年は絶対に叱らないこと。子供がおうちで英語に接して、音読してくれるだけでも素晴らしいことです! うちは音読の間違いも指摘しないでやってきて、そのうち直りました。親子で英語に接する時間が、苦痛なものにならないよう、叱らない、褒める、やる気がないときは明るく水を向ける。これが重要だと思います。重課金もいりません。このページをみてくれた人が、「うちの子に英語やらせてみようかな」とおもっていただければ幸いです。たぶん、このページを全部読んでもピンとこないことばかりだと思います。ツイッターでは不定期にスペース(音声での井戸端会議的なもの)をやっています。ご質問あればお気軽にDMくだされば、ご質問がたまったときにスペースで一気にお答えしようと思います(マメじゃあないので、返信は滞りがちです、すみません)


3人とも違う道で育ってきたので、一番英語の習得が目覚ましかった次男のを主に紹介したいと思います。

次男は小学校5年生の秋に 小さな英語教室に行きました。そこで初回の授業で「大変耳がいいです L と Rの発音を聞き分けられています」と褒められて、続いて英語をリピートする場面でも大変褒められたことに、彼は気分を良くして英語をやる気になりました。結局その英語教室とは相性が悪く、すぐに辞めたのですが、その英語教室で褒めてもらえたことが 自宅学習を成功させる大きな要因となったことは間違いありません。

ここからは時系列でご紹介します。まず CD 付きの絵本「 Jack and the Beans stoke」ジャックと豆の木の絵本を買いました。全部で20ページくらいです。それを毎日 CDを聞いて2ページずつ音読します。毎回褒めてあげます。絶対に叱りません。子供は学校の勉強でもない、やらなくていいことをやっているので、音読しただけでめちゃめちゃ褒めました。

スタート時点では音源を聴いて音読する、それだけです。やっている時間は10分ぐらいです。一冊終わるのに一週間ぐらいですが、二巡三巡と音読をするうちに、ほぼ暗唱できるぐらいになります。

ジャックの豆の木を卒業したら 、NHK E テレの DVD BOOK「スシタウン」を音読させました。1日に2話みた後で音読です。本には日本語訳が付いているので分からないところは次男は自分で読んでいました。実は、どうしても次男は音読したがらなかったので、私は英語に読み仮名をふりました。

フリガナのおかげで、次男は爆速で英語を読めるようになりましたが、正直、カタカナ英語の癖がついてしまい、今でもそんなに発音は良くないです。ちゃんとネイティブにも通じますけれど。

1日2話ずつ見ているとだいたい1ヶ月で一冊が終わります。これを2ヶ月3ヶ月かけて二巡三巡しました。

次はEテレの「フラッシュ太郎」をやりました。これは本当にオススメで、不条理ギャグなんですが、何回見ても面白い! テキストに文法の解説があるのでいちいち親が文法解説しなくていい。1日2話ずつ進んでいって全部終わった後、2巡音読をしたんですけれども、子供がおもしろがって何回も自発的に音読するので、一回音読したら100円あげる約束が、5回音読したから500円あげるって事態になってました。

うちの場合は、英語はお仕事みたいなもので、やればご褒美がついてくるもの、という位置づけです。お仕事なので、音読した後でご褒美を出さなかったことはありません。どんなに態度が悪くても!どんなにひどいひどい喧嘩を前日にしたとしても!音読すれば必ずお金は払いました。

スタートから半年弱ぐらいで、オンライン英会話を始めました。これは慣れるまでに子供は緊張するので、スタートの3ヶ月は私が隣でいつも聞いてあげました。テキストは 「Side by Side」というアメリカで移民用に配られているものです。大変に単調で子供には苦しいと思いますが、一つの文章で動詞を少しずつ変化させながら何度も復唱させるというもので、よくできています。Side by Side、 高学年からの英語スタートにはお勧めします。激推しです。週4~5回やりました。

よく、単語調べはしたんですか? 文法は教えた?と聞かれるのですが。英語に抵抗がなくなり、音読に抵抗がなくなったところで「じゃあ文章の構造や意味を教えてあげるね」と、音読終わったときに、意味がわかってないなっていうところだけを教えました。文法もさらっとだけ。ほんの3分くらいで教えました。丁寧にやってると子供ですから嫌になると思って。

さて、次男は「進撃の巨人」が大好きだったんだけれども、日本語の漫画は私が買ってくれないっていうことで「英語版でいいから買ってくれ」と言い出しました。英語を始めて半年、まだ全然読める英語力じゃないのはわかってたんですが、私は全巻買いました。そうすると彼は立ち読みで日本語の「進撃の巨人」を全部読んで台詞はほぼ暗記していたので、記憶している台詞を追いながら英語版の進撃の巨人を読むということを、本当に彼は毎日毎日やって、辞書なしで読み切りました。これは本当に、彼の「好き」と英語のコンテンツがマッチしていた、ラッキーな偶然だったと思っています。英語漫画を読ませることがなかったら、今の次男の英語力はなかったなと思います。

ここがおうち英語の大事なところで、子供の興味のあるコンテンツを、親が探し出して提供する、これを続けるこれが本当に必要です! 英語の先生でもない、でも親だからできること。おうち英語の良さだと思います。進撃を読み終えると、アマゾンで入手できるジャンプ漫画をかたっぱしから買いました。デスノート、ブリーチ、暗殺教室、バクマン、テルマエロマエ、寄生獣、鬼滅、ムヒョとロージーの探偵事務所、東京グール、などなど。アマゾンの購入履歴をみたら、600冊くらい買ってました。ブックオフ通いもしました。次男の好みにあわせて、彼が読むものを選びました。ちなみに、ブックオフは関西では洋書は心斎橋店と三宮店、東京なら五反田店で豊富にあります。

王道の児童書「グレッグのダメ日記」は、多読の入門とされていますが、次男はすぐには読めませんでした。単語が難しいのです。英語を始めて1年半くらいで、「13th storys treehouse」という児童書をようやく読み始めました。オーディブルのアメリカ版を契約して、音声を聞きながら読んでもらいました。これは、次男がえらかった。中1のうちにはグレッグも読めるようになりました。そこからは普通の洋書、科学本「What if」などを日本語版を読んだ後に読むなどしていました。

さて半年でEテレブックを卒業して、英語学習アプリ「 Little FOX 」に入りました。韓国で作っている英語学習用の有料サイトです。これは本当に素晴らしくて、わが家の英語は英語漫画とリトルフォックスとオンライン英会話、これがなければどれが欠けてもダメだったと思います。Little FOX
はレベル別に子供向けのアニメが3000本ぐらいあるサイトで、無料で何本か見られますので、まずはみてから課金してくださるようおすすめします。一点、念を押しますが、子が楽しく見てなくていいんです。嫌いじゃないっていうレベルで十分です。幼児英語とは違うので、踊って歌って楽しくってのは必要ありません、ていうかできません。高学年スタートは 。親がもりあげて、なんとかやってくれるのが実態だと思います。ここはあきらめてください。

うちの場合はリトルフォックスのレベル5か4ぐらい、現地の小学生の2年生ぐらいの物語からスタートしたと思います。ここでもアニメをみて台本音読です。意味を台本に書き込みます。フラッシュ太郎で基礎的な文法は頭に入っていたので、これ以降、私は文法の解説はほどほとんどしてないです。

Little FOXには単語帳のページがありますので便利です。だいたい1シリーズ50話ぐらいあったりするんですが、50話を見終わって音読し終わったら、また同じのを見て音読しました。2度目になると、読むべき音読のプリントには単語が書いてあるのでそんなに苦痛じゃなくなってるし、読みもややなめらかになってるので自信がつくし、というわけで、これが精読に当たるんじゃないかなと思います。

ちょっと話がごっちゃになってすいません。今振り返って思うのはたくさんのインプットをすることとオンライン英会話でアウトプットをすることが大事だったなと。うちの場合は、英語漫画で多読をして、Little FOX
を音読して単語調べまでするということで精読もできていた、きちんと英語の意味を理解してるかどうか私も見ることができそこで理解が深まった。精読は必要だと思います。それに加えてコミュニケーションとしての英語だっていう理解のために、オンライン英会話。この三つがどうしても必要だったと思います。

次男は小6で英検準2、中1で2級、中2冬で準1級をとりました。特別な対策はしてなくて、事前に一度過去問をとかせたくらいです。合格ラインを余裕で超えてて、確実に合格がみこめるようになってから受検させました。自信がなくなるとその後の学習に響きそうだったし、我が家は英検取得を急ぐ理由もなかったので。準1合格時点で ざっくり言って音読は300時間ぐらい、オンライン英会話は 300時間をゆうに超えていて、英語マンガは600冊ぐらい読んだと思います。

我が家のおうち英語はこんな感じです。

これだけだと多分全然ニュアンス伝わらないと思うので、これから暇を見つけてコツコツと具体的に彼が何をしてきたのか書いていこうと思います。あと子供一人一人違うので、長男のケース、末っ子の中学受験との相性はどうだったのかっていう話もできたらいいなと思っています。本当に分かりにくかったと思うんですけれども、どうぞこれに懲りずに、次回以降お読み頂けたら幸いです。

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