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#54 サッカーって楽しい!!!!!

こんばんは、お疲れ様です。
先程U19の練習が終わりバスの中で書いています。そのためアドレナリンが出すぎてハイテンション、バカみたいな題名になっております。

今日は何が合ったかというとU17とのテストマッチでした。こちらは10人しかいなかったので、僕も入れてもらえることに!
11人制のキーパー以外でのサッカーなんていつぶりでしょうか。
12歳からキーパーをはじめて、それからほとんどキーパーで出場していたため、45分ハーフだのフルタイムでのフィールドプレイヤーとしてのサッカーは多分人生初でした。
今日はそんな11人制のサッカーについて書きます。まぁぶっちゃけこれはドイツとか日本関係ない気がします。日本でも経験できたことですね。

・6番(ボランチ)の難しさ。フィールドが大きくなることで増える情報量。
始める前にポジション決めを、
「俺は余ったところでいいよー。」と。言っておきました。
そしたら先日noteに書いた10番のエースくんが「6番。ケイタが6番でいいよ。俺と一緒に。ディフェンスを助ける動きをしてね。」と。コーチも「そうだな、ケイタ、6番やってくれ。」と。
こいつらは正気か?と頭の中で思いながら
「おれ?6番?ほんとうに?大丈夫?」と、言ってましたが「大丈夫やろ。」みたいな感じで
試合開始。6番は確実に人生初で、ドキドキしながらプレー。プロのキミッヒやブスケツの良い動きを思い出しながら、、、
そして真ん中でボールを受けて良い形で前を向くと、「どこに出しゃいいんや、、、?」とまず感じます。コートの中央での情報量は半端じゃないです。相手、味方、スペース。そして考えているとくる相手のもうプレス。しかもここで誤ったミスをして簡単に失ってしまうと一気にピンチになってしまう。難しすぎる。
今までミニゲームでの情報量は簡単に捌けてきました。しかし11人制のフルコートになるとそれはもう比べ物にならない。最初はボロボロ、とりあえず無難なパスを選択し続けてしまいました。
そしてディフェンスも難しい。どこに立って、どの相手をマークして、どのスペースを自分で潰して、どのスペースは味方に任せればいいのか?わからない。
わからないからとりあえず運動量でどうにかします。すると、もう。不必要な運動が多すぎて、前半30分程でヘロッヘロ。センターバックの選手に、「変わらん?」とお願いし僕の6番初経験は終わりました。笑
そこからは比較的慣れている1番後ろからのセンターバック。こっちも難しいことはたくさんありましたが、まだうまくやれた気がします。

さて、6番初心者の僕があまりの情報量の多さにボロッボロになってしまいました。これを子どもたちに当てはめてみたいと思います。
例えば6歳の選手に8人制や11人制のサッカーをやらせたらどうなるでしょうか?サッカーは始めたばかり、さらにまだ6歳なので脳の発達は未熟。情報量が多すぎて、何をやればいいんだ?と迷います。そしてコーチが外からこう言います。「ああしろ!こうしろ!俺のいう通りにしてりゃいいんだ!」これではサッカーの楽しさがわかりません。
適切な情報量を与え、自分で考えてやるから楽しいのです。今日の僕の6番もめちゃくちゃ難しかったけど、「あ、ここは走らなくてここに止まればいいな?」とか「ディフェンスラインまで下がってビルドアップ助ければいいんじゃね?」とか。少しずつ理解して、試してみて、そして上手くいって。段々出来ることが増えるから楽しいんです。そして自分で考えて見つけた答えは簡単には忘れません。
子どもに、適切な環境を。適切な情報量。それを設定する大切さを身を持って学びました。

・仲間と走るのは楽しくて。
彼らとはミニゲームは一緒にいつもやっていますが、11人制のフルコートは初めてでした。
最初に6番をやっている時には隣の10番エースくんが「ケイタ、こい!」「ケイタ、戻るぞ!」「ケイタ、いけ!」って指示を出してくれてよく助けてくれました。
最近、身体が元気な時は毎朝2キロ程1人で走っています。まぁ終わったら気持ちがいいんですが、ぶっちゃけ最中は結構孤独で辛いんですよね、、、
自分に甘い僕は「まぁこれぐらいでええか。」と時々目標距離まで行かずサボったりします。

今日はどれぐらい走っただろう?
でも全然辛くないんです。「ケイタ、戻るぞ!」と声をかけてくれて、先に走っていく仲間がいると、「よし、きた!」と辛いはずのランニングが楽しく感じます。
センターバックでもめちゃ走ってなんとか相手のフォワードからボールを奪いクリアした後に「ナイス、ケイタ!」と言われたら、嬉しくて楽しくて。

ああ、理不尽がなくて、仲間がいるサッカーってこんなに楽しいもんなのか。
初めて感じたかもしれません。

今日は同じチームの下級生との練習試合。それでも僕はこれ程楽しく感じました。
これが1年を通したリーグ戦で。みんなで本気で勝ちを目指して、でも負けたりして。だからみんなで練習して、どんなふうに戦うか話し合って。
そして勝った時はどんな喜びに溢れるだろう。
目標の順位に到達したらどれだけ嬉しいだろう。
想像以上のものなのだろうな、羨ましいな。と感じます。

こんな環境で行われるサッカーでは、きっとたくさん成長するのだろうな、と肌で感じました。
実際、今日僕はめっちゃ成長した充実感に包まれてます。

ああ、サッカーって楽しい。
僕はまだプレイヤーとしてやれる若さを持っています。しかしもう指導者としての道を歩みはじめ、指導者としてやりたいことまみれになっていますし、なかなか気楽にチームに入れる環境がありません。

ああ、あの時、もっと楽しくサッカーをやればよかったなぁ。と思います。
チャンスがあれば現役復帰してみたいですね。
そしてこれからコーチになりたい!と僕より若いやつらがいたら、「とりあえずそのままサッカーやれよ。そんで時々コーチ手伝いにきてね。」と多分言います。それが1番のサッカーを理解する近道なのかもしれないから。

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