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ブログ7おすすめな小学校時代の過ごし方(理系)

皆さんこんにちは、ゆくりです。体調不良や予定が重なり、ブログの更新がかなり遅れてしまったのですが、今週から復活します!前回は、理系の子供におすすめな幼少期の過ごし方について、実体験を踏まえて説明させていただきました。今回は小学校時代について説明していきます。

今回のブログでは、GKA生向けということもあるため、中学受験については考慮しないことにいたします。中学もそのままGKAに進学する生徒向けの情報となっていることをご了承ください。


結果重視型よりも思考重視型学習

小学生の間に絶対に身に着けるべき習慣は「思考重視型の学習」だと私は思います。結果重視の学習は中学校から高校へと進み、学校の定期テストなどに取り組んでいくうちにある程度自然に養われていくものです。一方で、思考重視型の学習は受験の観点から考えると遠回りになってしまうことも少なくなく、忘れられがちな学習スタイルです。小学校の頃から結果重視で学習を進めてきた生徒が中学高校に進んでから思考重視型の学習に切り替えることはなかなか難しいと思います。

しかし、思考重視型の学習は大切です。短期的な結果を求めるのであれば結果重視型の学習には劣るものの、長期的に考えてこれからも学習を進めていくことを考えると、結果重視型よりも深い理解が求められる思考重視型の学習に取り組んできた生徒のほうが、はるかに良い結果を残せると思います。この傾向は積み重ねが大切とされる数学において特に顕著に現れます。世間でよく言われている高校に進んだとたん数学が分からなくなったという現象は、結果重視で学習を進めてきたことが要因です。思考重視型で学習を進めてきた学生にとっては高校に進んでも特に何も抵抗なく学習を進めることができると思います。

私は小学生のころ、テストでいい点数を取ってほめてもらうよりも、自分がこの問題を解いたときにどんなことを考えたのか、解答に書いてある方法以外の解き方、実生活で算数がどう生かされているかなど、自分の考えを説明してそれをほめてもらったときのほうが何倍もうれしかったことを覚えています。結果ではなく、思考過程をほめるといいと思います。


塾か自宅学習か

私は自宅学習で勉強に取り組んでいました。母が用意してくれた教材を解きながら学習を進め、分からない部分については母に質問していました。取り組んでいた科目は国語と算数です。

塾と自宅学習どちらがおすすめかという議論の結論は人によるということになってしまうと思います。私の場合、いつでも気兼ねなく質問できる母が近くにいる自宅学習のほうが勉強が捗りましたが、家では勉強に集中できない、両親がどちらも共働きで勉強を見ることが難しいなどの要素を持つ生徒にとっては、塾で勉強するほうが良いと思われます。1度どちらの方法も試してみてから検討すると良いと思います。


知的好奇心をくすぐる勉強

以下では、算数や国語などのいわゆるお勉強ではない知的好奇心をくすぐる勉強について説明します。

先述した思考重視型学習を効果的なものにするためには、あらゆる角度から問題をとらえ、味わうことが必要であり、そのためには様々な知識、経験を持っていることが大切になってきます。知的好奇心を育むことが、お勉強の土台になります。

母が私に買い与えてくれた本や行ったことのある施設の中で、有効だったと考える物をいくつか紹介します。参考にしていただければ幸いです。

1.週刊しゃかぽん
しゃかぽんは朝日新聞出版が発行していた社会誌です(2008年で更新が止まっております)。私は小学校2年から4年生ごろまで愛読していました。内容は歴史、文化、経済、科学など多岐に渡っています。分かりやすいイラストや漫画、写真などをふんだんに用いており、小学校低学年の私でも楽しむことができました。しゃかぽんのような社会誌を読むことで幅広い知識を身に着けることができると思います。

2.算数おもしろ大事典IQ
アキレスと亀、ハノイの塔、嘘つき島の問題など、世の中の様々な現象やパラドックスについて算数や論理思考を用いて考察していくという内容の本です。先ほどのしゃかぽんと比較すると少し難解な内容も含まれていますが、基本的には小学校低学年から楽しめる内容になっていると思います。私は小学校4年から6年生ごろまで愛読していました。算数面白大辞典IQを読むことで、物事を深く考察する姿勢を身に着けることができると思います。

3.教育パズル 道を作る(Discover)
教育パズルは様々なシリーズが出版されています。「道を作る」は、私が最も好きだったシリーズです。図のようにスタートとゴールが決められており、途中にある障害物を避けながら、すべてのマス目を通りゴールを目指します。小学生向けのパズル問題集ですが、なかなかに解きごたえのある問題もたくさん載っています。この問題に取り組むことで問題の着眼点(どこから解き始めるか)を磨くことができます。この力は、数学を解くうえで必須の力です。

「道を作る」自作例

4.アケルエ(旧リスーピア)
アケルエは、理数の魅力と触れ合うための体感型ミュージアム「リスーピア」をSTEAM教育やSDGsなどの要素を新たに盛り込んでリニューアルした施設です。私は「リスーピア」が大好きで、東京に行くと、日本科学未来館とセットで何度も何度も足を運んでいました。リニューアル後のアケルエには行ったことがないのですが、あのリスーピアが元のなっている施設であるということで絶対に面白いと思ったため紹介させていただきました。


最後に

幼少期の頃と同様に、小学校時期にも親は子供の好奇心を大切に育てることが最も重要だと思います。中学高校と勉強を続けていくために一番有効なのは子供に勉強を好きになってもらうことです。好奇心を大切にすることで、子供が学ぶことを自然と好きになり、その後の学習がスムーズに進むようになると思います。知的好奇心をくすぐる勉強や、思考重視型の学習は、子供を勉強好きにさせるために有効だと思いますのでぜひ試してみてください!


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