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『2022年の連合赤軍』の波紋 言論デスマッチに向けて


連合赤軍についての言論デスマッチを、2023年6月18日(日)19時半より、南阿佐ケ谷「TALKING BOX」でやります。

『連合赤軍を読む年表』の著者である、椎野礼仁さんVS『2022年の連合赤軍』の著者である私です。司会は、テロリズム倫理機構上級研究員の、中川文人さん。

これに向けて、『2022年の連合赤軍』の波紋を紹介したいと思います。

地域密着 × 世界の先端を走る放送局「渋谷のラジオ」の番組「渋谷のほんだな」2022年2月18日放送分で、この本の企画者でありすべてのインタビューに同行してくれた、風来堂の今田壮社長とともに出演しました。司会は、原カントくんさんでした。

「週刊アサヒ芸能」2022年2月24日号に書きました。表紙を開くと艶っぽい女性のグラビアが目を引くアサ芸ですが、エロで読者を掴んでいる分、どこにも忖度する必要がなく、私は原発問題での東京電力批判を書いたこともあります。

拙著『女性死刑囚』(鹿砦社)はアサ芸で書いた記事が元になりました。ちなみに『女性死刑囚』は売り切れて古書で17370円のプレミアム価格も付いています。私の本を買うのはお早めに(笑)。

「週刊東洋経済」2022年2月26日号でインタビューを受けました。これまでインタビューは受けたことがありますが、著者インタビューは初めて。62歳にして、初体験。本格的にカメラマンに撮ってもらったのも、初めてです。

東洋経済の本社は、日本銀行の真ん前という凄い立地。東洋経済は言わずと知れた「会社四季報」の発行元です。同書の愛読者だった父親も、草葉の陰で喜んでいるでしょう。

「よろず〜ニュース」2022年2月27日発信にコメントを寄せ、記事となりました。「Yahoo!ニュース」「デイリースポーツオンライン」でも配信されました。

朝日新聞社の「論座」2022年2月28日発信に記事を書きました。
担当の方は、休刊時まで「朝日ジャーナル」に在籍されていた方です。
私は、高校生の頃から朝日ジャーナルを愛読していました。それが、かっこよく見える時代は、とうに終わっていたけれど。

三里塚闘争に関わり、戦旗派というセクトに私は入りました。私たちが加わって行われた開港阻止の実力闘争を、朝日ジャーナルは好意的に報じていました。

私は三里塚の現地の団結小屋に住んで活動するようになりましたが、最初は「農民から学べ」と言っていた戦旗派は、「革命党なのだから農民を領導しなければならない」というようになり、農民の会議を盗聴することを命じてきました。
私はその任務を引き受けながら、サボタージュしました。
もうこの頃には、最初に自分が考えていたのと、まったく違う地点にきてしまったという気がしました。

その後、公務執行妨害で逮捕され、闘争の指揮を執っていたということで、私は起訴されて、千葉刑務所に半年間拘置されました。
じっくり腰を据えて「資本論」やドストエフスキーなどを読んだりする一方、最近はどんな小説が書かれているのだろうといろいろ読み、村上春樹の「ノルウェーの森」を読んだのも、この時です。

そしてやはり朝日ジャーナルを読んでいました。
その中に、読者が応募してきたノンフィクションが載っていて、こんなふうに自分の文章が載るようになったら、どんなにいいだろう、と夢が膨らみました。

私は機関紙「戦旗」や理論誌「理論戦線」に記事や論文を書き、実力闘争を指揮し、自分の管理する農地できちんと収穫を上げるなど、マルチな活動家になっていました。
組織の中では、一目置かれる存在にはなったけど、外に出たら、どれだけ自分の力が発揮できるんだろう。そう考える気持ちが芽生えてきました。
戦旗への幻滅があり、裁判が終わると、闘争から抜けました。参加から11年が経っていました。

物書きになることを目指しました。
それができるかどうか占うような気持ちで、朝日新聞の「声」欄と、朝日ジャーナルの読者投稿欄に投稿すると、どちらも載り、やっていけるのではないかと思いました。
朝日新聞の謝礼はタオルでしたが、朝日ジャーナルは原稿料をくれました
「戦旗」や「理論戦線」への執筆は無償でしたから、これが私が初めて得た、原稿料となりました。
それからライターとなり、本まで出すようになり、「論座」に執筆したことは感無量です。

「FLASH」2022年3月8日号に、あさま山荘に立て籠もった連合赤軍の中央委員会の一人だった、吉野雅邦の手記を中心に記事を書きました。初めて明らかになった事実もあります。

「創」4月号に、「連合赤軍事件から50年、贖罪を続ける受刑者も」を書きました。吉野雅邦は無期懲役囚として、千葉刑務所で服役しています。犯した罪は重いものですが、刑務官からも人格者と呼ばれるほど更生しているのに、なぜ仮釈放されないのかを考えました。

「TOKYO FM」でインタビューを受け、元連合赤軍兵士、加藤倫教さんのインタビューなどとともに番組となり、2022年3月26日放送されました。音のみであるからこそ伝わってくるものがある、重厚な作品に仕上がっています。
政治少年になる前は、ろくろくレコードを買う金もなかったバンド少年だった私にとって、TOKYO FMはよい導き手でした。そのブースに入った時には感極まりました。

この時に収録したインタビューは、TOKYOFM「未来授業」で聴くことができます。

「日刊ゲンダイ」4月9日号、4月16日号の2週にわたって、記事を書きました。

ITビジネスアナリスト深田萌絵さんのYouTubeチャンネル『深田萌絵TV』2022年6月4日発信の、「日本赤軍と重信房子」の回で、取り上げていただきました。「ヤバいよ、この本。よく作ったな」と絶賛していただきました

「実話ナックルズ」8.9月合併号に、記事を書きました。この時代に、あくまでも紙の雑誌にこだわる令和のカストリ雑誌に書けたことは誠に光栄です。

最後に中川文人さんを始め、notoでの反応を紹介します。

それでは6月18日(日)、南阿佐ケ谷「TALKING BOX」でお会いしましょう!


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