疑問の種、知識の花:臨床推論への想い

少し前になってしまいますが、最近よく耳にする臨床推論の勉強会をいつもお世話になっているステーションさんも招待して実施しました。

講師はEM-Assist(イーエヌアシスト)の診療看護師の佐藤先生でした。


内容ももちろんわかりやすいのですが、佐藤先生の資料のスライドがとっても面白くてそれを見るのも楽しみの1つです。
講師依頼もできるので興味のある方はぜひ!

今回はなんと第5回にわけて概要〜実践まで、しかも在宅の現場に合わせた事例を一緒に考えていくというもの。

これまでなかなか言語化できてなかった部分がクリアになったり、
「アセスメント」ということについて改めて考える機会になったり、

本当に学びの多い濃厚な時間でした。

臨床推論とは?

臨床推論とは、医療専門職が患者の症状や病歴、診察結果を基にして、診断や治療方針を決定する過程のことを指します。これは単なる知識の積み重ねではなく、経験や直感、そして論理的な思考を駆使して行われる高度なスキルです。

臨床推論のプロセスには以下のステップがあります:

  1. 情報収集:患者の症状、病歴、家族歴、生活習慣などの情報を詳細に収集します。

  2. 問題の定義:収集した情報を基に、主要な問題を特定します。

  3. 仮説の設定:考えられる診断や問題の原因を複数挙げ、それぞれの可能性を評価します。

  4. 検証と評価:仮説を検証するために、追加の検査や情報収集を行い、最も適切な仮説を絞り込みます。

  5. 治療計画の立案:最終的な診断に基づき、適切な治療計画を立てます。

臨床推論の重要性

臨床推論のスキルは、特に在宅医療や訪問看護の現場で重要です。現場では、限られた情報やリソースの中で迅速に適切な判断を下す必要があります。そのため、臨床推論のスキルを磨くことは、患者の健康管理において非常に重要です。

佐藤先生の勉強会の意義

佐藤先生の勉強会では、臨床推論の基本的な概念から実践的な応用まで、包括的に学ぶことができました。在宅の現場に合わせた事例を通じて、具体的な問題解決の方法を考えることができ、日々の実務に直結する学びを得ることができました。

終わりに

臨床推論のスキルは、医療現場での質の高いケアを提供するために欠かせないものです。このような勉強会を通じて、専門知識と実践スキルを向上させることは非常に有意義です。今後も継続的に学びの機会を設け、さらにスキルを磨いていきたいと思います。



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