見出し画像

【社会保険/週払い・日払い/うちs社】 G社のエピソードをお話しします②

G社エピソード第一弾は⬇こちら⬇です。


掲載s社のエピソード


G社が運営する『求人サイト』(以下G社求人サイト)は、アルバイト募集を中心とした求人情報のポータルWebサイトです。私では、2010年頃に知るに至り、そこから複数の派遣会社に登録していました。

掲載求人情報のほぼ全てを短期・単発のアルバイトが占めているにも関わらず、G社求人サイトを利用する人は多いです。記事を書いている筆者の私も、その中の一人に当たりますが、利用の目的は、求職中・副業・職種体験などさまざまで、他の利用者の皆さまも、そのような理由を挙げることかと思います。

『求職中の、空き時間に合わせての、アルバイト。』

『本業の収入が思わしく無い、そんな時に、副業として、休日に合わせての、アルバイト。』

『興味のある、職種体験のために、時間を作ってでも、アルバイト。』

その他の目的をも追い求めて、短期アルバイトや、単発アルバイトの現地へと、人々は赴きます。

G社求人サイトを利用する私の姿を形容すれば、『点々と』短期・単発アルバイトに参加していましたが、つまるところの2023年。

今年秋になって、G社求人サイトに掲載のある派遣会社のうち、1社から、あるメールが届いていました。

ここでは、その1社を仮にs社としますが、過去にs社から就業出来たのは1現場、1日のことです。

s社が、G社求人サイトに載せているような、日当その他の条件がよい募集案件は、定番スタッフから順で埋まってしまっていて、いつまでも順番が回って来ない様子に見えました。登録の早い順(登録番号の小さい順)に、定員を割り当てるとは、付き合いの長い『ベテラン』『お得意さん』を重視しますから、文句の出ない方法で、実施している会社も少なくない様子です。

また、s社からメールで回って来る急募のアルバイト業務募集は、全て関東地方の郊外で、現地まで移動にそれぞれ1時間以上は掛かるだろうと思われる案件ばかり載っているような会社でした。

そんな中に応募して、採用された単発アルバイトスタッフは、就業先最寄りの駅から徒歩20分はかかる場所での業務です。

就業先で気付いたことには、毎日従業員の何十人も必要な東京都内の物流会社で、そこは多少の広さがある程度では勤務開始後直ちに『密に』成ってしまうような倉庫で、複数社からの採用を行い、軽作業スタッフをまるで『人海戦術』のように『大量募集』していたことを思い出します。2020年秋のことです。

派遣就業先は、一日の勤務人数の多さとコロナ禍のどちらにせよ、休憩室のスペースが足りておらず、スタッフが座るイスももちろん足りずに、休憩時間となればスタッフが施設の内外に溢れて行くような、階段にでもどこか腰掛けて休憩場所を作らなければならないような、『密を実感させる』倉庫会社でした。

s社では、登録会場への出席までは不要なものの、登録から業務応募時には、20分程度の電話面談を必要としていました。

日雇いアルバイトの派遣会社には、ワーカーの出発連絡、到着連絡、終業連絡の3コールを必要として未だに存続している、古式ゆかしい会社が少なくないです。前日連絡と言って、勤務前日に加えてさらにもう1コール必要な会社もあります。
勤務当日、3コールのうち到着連絡は、待ち合わせ場所に引率の男性が居るため、不要となっていました。

また給与支払いも、日雇い派遣あるあるで、『業務完了報告書』(作業伝票)が必要となります。『業務完了報告書』の、写メでも、FAX、事務所持参を含めた方法で、給与前渡し(臨時振込)が可能となるのです。s社では、『事務所受け取り』『口座振込(臨時)』『口座振込(月払い)』3種類の支払方法があり、『業務完了報告書』提出にも3種類あるため、説明の文面も理解しにくく成っていることがあります。

そのようなs社で、何が起こったのでしょうか。


s社からのメールを読むと


『ご登録者各位』と、社内向けの宛名から始まるメールでは、社会保険に加入するための必要な情報として、以下の3点を要求しています。

1.雇用保険被保険者番号(雇用保険被保険者番号の解るもの)

2.基礎年金番号(年金手帳記載ページのコピー) 

3.個人番号(マイナンバー)

あれ、全部必要だったかな。。?

なお、3点とも同じメールで通知されていますが、私は、s社での社会保険加入(健康保険、社会年金)対象ではありません。



謹啓 日々お仕事へのご協力誠にありがとうございます。
ご登録頂いている皆様の中から社会保険加入対象に該当する方々には、弊社より随時ご連絡をさせて頂いております。
つきましては加入対象要件を記しますので、各自ご確認頂きますようお願い申し上げます。  

【加入対象者】
1.2カ月以上の雇用若しくは見込みのある方
2.一か月の労働時間が正社員の3/4以上若しくは、週の労働時間が20時間以上の方
3.月額の賃金が8万8千円以上の方
4.学生以外の方
※原則的に、上記4項目すべてに該当する方が対象者となります。 

ご不明な点がございましたら登録支店までお問合せ頂きますようお願い申し上げます。尚、加入された方に関しましては、社会保険料控除等の都合上、日払い並びに週払い等のご対応はできませんので、ご承知おきいただけます様、お願い致します。

s社コンプライアンス部 部長 ◎◎ ◎◎                                   謹白



文面にあるように、社会保険加入対象者と、その対応については、どこの派遣会社でも、それぞれに法律改正を受けて、社内で条件と手続きその他を決定することです。

しかし。。。

加入された方に関しましては、社会保険料控除等の都合上、日払い並びに週払い等のご対応はできません

衝撃の1行が、書いてありますが、決して敗北してはいけません。

私もこれまで生まれて◯年生きて来て、『社会保険』と、『週払い・日払い』の間に初めて出来上がった、不可能な接点を目撃しています。。

普通の派遣会社では、社会保険に加入したからと言って、前払いや仮払いが出来なくなることは無いはずです。毎月、社会保険料を天引きする後の給与を対象に、週払いや日払いを許可する会社のケースは多いです。

なお、上のようなメールが届いているのは、G社求人サイトに掲載している数ある派遣会社の中からも、s社一社のみです。従業員の給与計算や支払管理などの、有用な業務システムを導入していないためのことでしょうか。。?

s社のような派遣会社に勤務していると、のちのち不安が残りますよね。コンプライアンス部とやらからの肝入りが届いてはいるにせよ、福利厚生の条件を含めても、派遣会社を変えることをお勧めしたいところです。。

デジタル化の進んでいる派遣会社関係のお話。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?