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移住と転職における判断軸を作ったのは、今までの「読書」でした。

はじめまして!47都道府県を旅したら九州が好きになってこの5月に移住したRさんと申します。今回は移住における判断軸において色々な情報がありましたが、なんだかんだで「読書」の存在は意思決定において重大だったなと思い、今回はそのことについてnoteしたいと思います。

点と点を結んで線になるという発想


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まず前提として、「移住を考えたいから読書をして情報収集をしよう!」と思い立って、本を読んだ後に「よし明日から移住だ!」ってなることはほぼあり得ません。それで明日から移住できる人は基本的に悩んでいないですし、読書がきっかけでなくとも遅かれ早かれ移住はしていたかと思います。

基本的な考えとして、今まで読書をして積み上げた知識を含め、自らの現在地がどうなのかを客観視し、未来のなりたい姿を捉えるというのが、一番適した流れになるだろうと思います。

もちろん、読書を積み立てているタイミングは移住に興味があろうと、なかろうとそこは重要ではありません。今まで読書をして積み上げた知識がそれぞれ点と点であり、何か実行していく中でその点の大きさが大きくなっていきます。そこであるときに移住がチラつき始めたときにその今まで散らばっていた大小様々な点が線になることで大きなアクションにつながります。

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上がイメージです。移住を考える前はどの本が心に刺さるかは、読んでいる時にはわからないです。ただ自分の関心がある領域の本を様々読み進めていきます。ある時移住がちらついたときに、過去に読んだガリバー旅行記と酒の飲み方と金融に関する本が移住において重要な書物になったなとあとで理由づけをします。もちろんこれが人によってはニーチェの本と営業の本と相対性理論がヒントになって移住する人もいますし、多種多様です。

ただ、ここのnoteで1番大事なのは定期的に読書する、アウトプットするという行為なのです。

点をまずは増やす


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点を増やすというのは、つまり読書量を増やすということです。ただ一概にこれは冊数をやたら増やせばいいというものではありません。現在の自分において何を読めば適切なのかを見極めた上で最適な選択をすればいいのです。別にその最適な選択が読書じゃなくてもインターネットのコンテンツでもいいわけです。とにかく自分にとって最適なインプットを見極めた上で情報を収集することなのです。

読書が最適な手段になるのは、根拠が立った情報を入手したい時です。インターネット上に流れている情報は多くは二次加工された情報が大半を占めます。例えば、Aさんがスーパーで食材を30個買ってきてその品目をBさんにすべて伝えようとします。そこで30個Bさんが丸暗記しているかも怪しいですし、Aさんが30個買ったものを適切に覚えているかどうかも謎です。その30個の食材が一番正しく書かれているのはどこか、それはAさんの買い物かごををみるのが一番手っ取り早く正確に買った情報を入手できます。つまり、人に情報が伝われば伝わるほど情報の整合性が取れなくなってしまうのです。そこで一番買い物かごに近づくために必要なのが、読書です。特に市販の書物ではなく論文の一次研究を読むのが一番正確な情報にありつけるでしょう。

ただその先、買い物かごに入っている食材の中に何が含まれているのか、どんな添加物が使われているのかは買い物かごを見てもわからないこともあります。そうなるともうその食材を作る立場に立たなければなりません。これを読書における正確性に準えるならば、実験をして論文に書く、本を書く側になることです。より正確な情報を入手するのであれば自らでそれを生み出せばいいのです。

ただ、読書もいい本悪い本はもちろんあります。再現性のない自伝を読んでも自らの役には立たないですしなるべくそこに時間を使わない方がいいです。先程の例におくならば、食材を生み出す側とカートに入れる側の両方を兼ね備えた人物の書物を読むことで一番身になる情報が入ってくるでしょう。このような情報を得ることで再現性のない自伝を何十冊読むより1冊の身になる本を選択した方が身になるというわけです。

点を大きくする


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では次にその点を大きくするプロセスです。これはいわゆるアウトプットする量を増やすことになります。例えていうと、営業スキルについて書かれた本を読んでそのまま実際の営業に生かして成果が出たという状態が点が大きくなった状態です。

理想を言うならば1冊の本を読んだら10アウトプットすればとても点が大きくなるでしょう。多読で人と冊数でマウントとっているくらいならこちらをした方が身になります。しかし、点をどれだけ大きくしたところで点と点が線になることはありません。点と点を大きくすることは、前記でいうところの食材の良さを見極めるところにしか至っていないからです。

点と点が線で繋がる


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点と点を線で結ぶ一番手っ取り早い方法は環境を変えることです。今の仕事はこういう部分がいいな、こういう部分がよくないな、転職をすることでこの部分がこうなるなこの部分は据え置きになるな、など環境を変えようとする・常に現在位置に疑いを持ち続けると今まで集めてきた点を結ぼうとします。

食材でいう、ようやく料理をするプロセスですね。腐ったピーマンを食材にはできないです。なのでそれは食すとは別の処分方法を考えないといけません。美味しい料理にするためには買ってきた食材をまず見て、冷蔵庫にあるありものも揃えて、食材を切る、火を通すといったいわゆる加工すなわち環境を変えることで、他の食材と混ぜ合わせて使うきっかけを作り違う形のものが出来上がります。今はもうジャガイモとにんじんとお肉とカレー粉があればそれはカレーになることは周知の通りだと思いますが、カレーが存在する前にこれらの食材を混ぜ合わせたら何になるかは未知の領域です。ただそれぞれの食感や味を見極めて煮込んで混ぜ合わせたら美味いものができたということを先代の人たちはやってのけたのです。これが点と点が線で繋がるということです。

なので様々なジャンルを読んでいる間はこれが線になるかどうかはまだわからないのです。移住をしよう、転職をしよう、親が死んでしまったなど環境が変わるときにふっと今までに集めた点が線になる瞬間がくるのです。

点をたくさん集めて早く線を結べば...?


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点をたくさん集めて早く線を結ぶことができるスキルを持ってしまえば、人生がワンステップ先に進むことができます。人間の体は丈夫とはいえど、誰しも明日は病気や事故で死ぬ可能性だって低い確率ながら持っているものなのです。だからやり遂げたいものが直近であるのであれば、早く実行してより、中身のある本と同じく厚い人生にしていけたら楽しいのではないのでしょうか?

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