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学生時代の作品(版画・ペン画)

今回は大学在学中に描いた版画作品・ペン画をまとめたいと思います。制作した順に掲載します。全てではなく、お見せできるクオリティの物を5点、厳選して掲載します。

「少女と森の神」ペン画・丸ペン(大学1年)

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入学して2ヶ月ぐらいで描いたやつです。高校〜この頃までは「とにかく細かく、細密に」という意識を持って作品を作っていました。

「BACK JAWS」銅版・エッチング(大学1年)

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こちらは初めて制作した銅版画です。モデルさんを使った課題で「男性モデルさんの後ろ姿のドローイングを元にして自由に制作しろ」という授業でした。「肩甲骨の動きって、咀嚼みたいだよね」っていう思考で作ってたと思います。

この授業で自分には銅版が1番向いているな、と感じて、専攻を銅版にする事を決めました。ここからしばらくは銅版による細密描写で作品を作っていました。

「人間関係のグラデーション」ペン画・丸ペン(大学1年)

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こちらは、初めて外部で展示させていただいたペン画作品です。(学内の参加型企画で、提携している中学校の校舎をお借りして展示しただけですが)

また、僕が描いたペン画で1番大きいものにもなります。幅は4メートルほどです。

タイトルの通り「人間関係は密な関係もあれば、疎遠な関係もあり、並べるとグラデーションのようだ」というテーマです。元々テーマ性のあるものは描きたいと思っていたので、こうした作品を作りました。

今にして思えば、1年生の頃は色々な企画に参加したり、率先して立ち上げたりと、作品制作にも交流にも積極的だったように思います。

 「jkジャイアントvsシュトルム星人」銅版・エッチング(大学4年)

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2、3年の間に何があった?という感じでしょうか。まぁ、この間映像制作に興味を持ったり色々あった中で「自分が本当に好きなもの、表現てなんだろう?」と真剣に考えたわけです。それまでは、毎回課題で与えられたテーマをもとに、「この課題をやるならこういう表現」みたく、その都度描き方を変えていた節がありました。しかし、実はそれって「自分の芯」が無いようなものだな、と思ったのです。4年生にしてようやく。

そして「自分は元々漫画や怪獣映画に興味があるのだから、それをテーマすりゃええやん」となったのです。版画で漫画を描いてる人はそう多くないので、新しい表現も出来るな、とかなり積極的でした。

「jkジャイアントvs岩石怪獣ガガンゴン」銅版・エッチング (大学4年)

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前の作品で「巨大化JKと怪獣が戦う漫画」という一つの「作風」が自分の中で出来上がったので、そこからは結構楽しかったです。

でも、学生の時の版画のクオリティはこの作品がピークです。卒制よりもこっちの方が、かけた時間も完成度も上です。なぜなら、この作品が完成した後は卒制そっちのけでアニメーション制作に移行したからです… 

本当は「卒業できなくてもいい!」という気で卒制を捨ててかかっていたものの、なまじ卒業出来てしまったのである意味不完全燃焼な感じは否めませんでした。

では、それほどに私を魅了した映像制作ですが、「実際の作品はなんぼのもんじゃい!」と思われると思います。次回の記事で映像作品を掲載します。お楽しみに。

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