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持論の専門家になろう

 今回の記事は、下記の記事を参考にして書かれています。

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学校や職場や家庭にいるとき、友人と遊んでいるとき、どのようなシチュエーションでもよいが、あなたが他者を説得しようとしているときのことをよくよく思い出してみてほしい。その説得に関してあなたの中に明確な結論はあっただろうか?あなたは明確な結論というゴールに向かって進んでいただろうか?

 あなたの言わんとしている結論は一体何なのか?このように問われたとき、答えに詰まってしまう人は意外に多いのではないだろうか。

 あなたが何らかの主張をしているとき、主張の結論やその根拠となる前提についていまいち理解していないとすれば、他者はあなたの主張について理解できるはずがない。自分が理解していないことを他者に説明しても、他者はそれを理解できない。このように言われてみれば当たり前な話のように思えるが、その当たり前を実行できていない人は意外にも多い。

 議論をする際には、持論(自分の意見)を自分でしっかりと理解することが肝要だ。持論の結論、結論を支える根拠・前提、根拠・前提から結論へと至るために必要な推論について深く理解しなければならない。

 つまり、あなたはあなた自身の持論についての専門家・プロフェッショナルになる必要があるのだ。

 議論に参加する者の各々が自らの主張・意見についてよく理解してはじめて、議論の適切な進行が可能となる。

 自分が何を言いたいのかをよく分かっていない者が多くいるような議論は、何のために行われているのかがよく分からない議論である。どのような意見が出て、どの意見とどの意見を摺り合わせて調整する必要があるのかが判然としないと、議論は進行しようがない。

 なので、議論に参加する際には、まずは自分の言いたいことや思っていることをしっかりと念入りに確認するべきである。

 また、自分が基本的にどのような立場や考え方に立脚しているのか。議論において自分は何を目指しているのか。などということも客観的に確認してみるのも良いだろう。





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