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#1861 「苦労から学ぶ」ということについて、どのように考えますか?

私は、大学生に年に数回講義をする機会を持っています。その時に、以下の3つを自分自身に言い聞かせるようにしています。
1.(自分の)自慢をしない、2.説教をしない、3.精神論を言わない。
しかし、時には説教や精神論を言いたくなることもあります。その一つが次の内容です。 
「苦労はしないに越したことは無いが、苦労をしないと成長しない。苦労から学ぶことは多い」
これは、必ずしも精神論ではありませんが、説教臭い内容であり、苦労を嫌う最近の若い人たちには受けない話だと考えています。だから、決して言わないようにしています。
 しかし、「苦労は買ってでもしろ」という言葉があるように、多くの人が“苦労の必要性”を説いています。そして、私の経験上では、「苦労から学ぶことが多い」ということは、残念ながら(?)当たっていると言わざるを得ません。
特に、若い皆さんにお聞きします。 「苦労から学ぶ」ということをどのように考えますか?

#1 あ 様

思いつきの考えですが、苦労の結果から決まってくるのではないでしょうか。
苦労と結果のパターンを考えると

1.苦をしないで良い結果を得る

2.苦をして良い結果を得る

3.苦をしないで悪い結果を得る

4.苦をして悪い結果を得る

になるのかなと思います。
ここで若者に苦労をした方がいいというのは2の経験があり、3のせいで失敗をして欲しくないという思いがあるからだと思います。
しかし、進んで苦労をした方がいいと言えないのは相手が苦労をした方がいいと思い込んでしまい1を2にしてしまったり、4のような苦労した分の結果が返ってこない可能性があるからではないでしょうか。
ここで相手に苦労はした方がいいと進めるなら、「結果を得たいならその分の努力を正確に行えばいいけど、そこにある苦労が見合っているものかどうかしっかり見極めてから苦労するべき」ということを言えばおそらく伝わるのではないかと思います。

#3 Tsukasa Kishida 様

#1861
>>1

生きていく上で、苦労は不可避です。
苦労に学ぶとは、それらに対する積極的な姿勢だと思います。

消極的に臨んでしまうと、あれよという間に状況が悪くなる。

これは私の持論とは関係なく、確実にいえることだと思います。

筋道立った説明もできてしまいます。

しかし、不可避の苦労から逃げる道を作ってしまう余地もできてしまいます。

#7 nameless 様

私は言語学・語源学等の勉強をしてきました。「苦労は買ってでもしろ」という言葉は確かに「苦労の必要性」について述べてると思います。
ただこの言葉は元来自分が辛い時に自分を奮い立たせるためにある言葉であり、他人を激励するための言葉ではありません。多くの人は後者の場合の時に使っている印象を受けます。
結果その言葉を受けた者は「苦労」=「いいこと」という構図が出来上がってしまい中には苦労することを目的にしてしまっている方か出てきてしまいます。そうならないように「苦労」を通しての激励には適切な言葉選びが必要かと思われます。
そして「苦労から学ぶ」ということについてですが、私が今までしてきた経験や様々な方の意見を鑑みるに「無駄な苦労」からは学ぶことは何もないという結論に達した次第です。これはどういうことかと言いますと以下のような例にしてみると分かりやすいかと思われます。

博士号を目指している方が10km走る。
フルマラソンの陸上選手が漢文の勉強をする。

ここで両者が感じているのは「苦労」ではなくもはや「苦痛」です。一方

博士号を目指している方が10時間勉強する。
フルマラソンの陸上選手が走り込む。

両者がこの過程で感じる「苦労」はしっかりとした「苦労」です。「苦痛」にはならないと考えます。

つまり人によって必要な苦労は違く「必要な意味のある苦労」は当人が決めることであると考える次第です。特に若い方の時間は有限ですから「無駄な苦労」をしている暇はありません。自分はどのような苦労をすればいいのか、

“「必要な意味のある苦労」の必要性"

これが苦労する上で理解すべきことではないかと考える次第です。

この考えが少しでも参考になったら幸いです。

#14 ふみ 様

僕は「苦労から学ぶ」ことも大事だなって思います。
しかし、わざわざ「苦労」を特筆する必要はないのかなと思います。
ありとあらゆる物事から学ぶことができるので、「自分の知識や経験から学ぼう」くらい広く範囲をとって教えてもらえる方が、今大学生の僕としては嬉しいです。
その中の具体例として、「先生はこういう苦労をしたけど、そこから学ぶことは多かったよ」という講義の方が経験を踏まえた教えなので信頼性もあると思いますし、受講生それぞれに「自分の知識や経験から実際どんなことが学べるか」という課題や話し合いみたいなものもできて講義としても深い内容が得られるのかなと思いました。

また「苦労から学べることが多い」について、僕個人の考えとしては、「苦労」というネガティブな事柄からポジティブなことが学べるから学べることが多いという気がするだけで、学びの量は他とそんなに変わらないのかなと思ったりします。
また、ある物事への着眼点の違いなどで同じ体験でも学ぶことが人それぞれ違うと思うので、一概に多い少ないは言えないのかなとも思いますので、「苦労から学べることは多い」という考え方を発信するのはどうなのかなと思います。

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GIRON編集後記


こんにちは、GIRONの粟津です。
今回は学ぶことについてGIRONスレッドでした。苦労を買ってでもしろとはよく言ったもので、苦労のあとの経験はなにものにも変えがたい経験になりますよね。みなさんの学びはどんなのでしたか? GIRONでコメントしていただけると嬉しいです!

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