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マッチングアプリで出会った年下イケメンの話


その彼とはマッチング以降、テンポよく会話が続いていました。
私より2つ年下でドライブも、お酒を飲むのも、お洒落も好きだという共通点から話が盛り上がっていたのです。

やりとりを始めて間もなく、ご飯に行ってみたいとお誘いが。
私たちは職場同士も近かったので仕事終わりに近くでご飯を食べることになりました。
あまり深く考えず、仕事終わりの気楽な気持ちで行きました。


彼の第一印象、美少年!!
芸能人??ジャニーズ???
本当にそう思うくらい美しかったんです。笑
自分のタイプというより、遠くから見ていたい存在というか、テレビから出てきたのかなっていう。。

確かにアプリの写真も、誰かに撮ってもらったであろう雰囲気のすごく良い他撮り写真でした。
本当に写真の人がそのまま飛び出してきた感じで。

合流してすぐ、お店に入ることに。
彼が車で来ていてお酒は飲まない話だったので辛麺屋さんに行きました。

辛麺って、お店で辛さレベル選べるじゃないですか。
私はほどほどが良かったので普通レベルにしたんですけど、彼はちょっと辛めが良いって言いながら、やや辛さレベル高めなものを注文してました。

店内でも楽しくお話出来たので良かったです。
いざ食べ始めると、やっぱりかなり辛いのか彼は終始、汗をかいてました。
でも美少年です。汗すら美しく見えるんです。。
一応初対面なのに、イケメンっていうだけでこんなに他人の汗が不愉快にならないことってあるんですね。


そこから夜景を見に行こうと言ってくれたので
車で30分くらいの場所にある夜景スポットへ。

当時、私は付き合っていた彼と別れたてでした。
そして彼も、私と同時期に別れていたということで
同じ時期にフリーになった者同士で盛り上がりました。
やっぱり別れたばかりだと寂しいよねって。

久しぶりの夜景スポットはとても綺麗で。
出身県は一緒だったので、大学時代の話とか、就職したばかりの頃の話とか、お酒でやらかした話とか、過去の恋愛の話とか。
会話のペースはとても合う方だったので楽しかったです。
「きっとモテるだろうし、女性には困らないでしょ。」
思ったことがつい口に出てしまったとき、
「まあ、モテるけどね。」
微塵も否定されなかったことに驚きつつも
そりゃあこんなにイケメンだったら自分でも分かってて当たり前か。満更でもない彼に納得もしました。
それと同時に、彼とはこれ以上はない、この時間は楽しいけどもう会うことはないだろうし、お互い好きになることはないんだろうなと思いました。

私はかなり100か0かのタイプなので
「もう少し知っていけば好きになるかも…」
なんて考えはありません。
ましてやマッチングアプリで会った相手だと尚更、最初からお互いを異性として見て会うのですから。
例外もあるでしょうけど基本は第一印象、1回目のデートで良し悪しは決まると思っています。

夜景を見ながらお話も一区切りしたところで
そろそろ車に戻ろうかとなりました。

「どこか行きたいところある?」
そう聞かれましたが、明日もお互い仕事だし
ご飯も食べれて、夜景も見られたので私は満足でした。
「特にもう行きたい所はないよ。まだ話す??」
と言うと少し車を適当に走らせながらのんびり話そうということに。

ドラマや映画の話になり、私がずっと見たいと思っていた映画の話になりました。
「俺、見たことあるけど面白いよ!絶対見た方がいい!」

そんな話で盛り上がりました。
信号待ちの時にミラーに映った自分の顔や髪をチェックしている彼が気になりました。笑
それに、車内でマスクを付けたままだった私に
「もっととみーちゃんの顔見せてよ」
と言ってマスクを取ろうとしてきたり手を触ってきたり。
彼とはもう次ないんだろうなぁと思う要因がこれらの彼の言動でさらにプラスされてしまいました。


しばらく車を走らせ、とある駐車場に到着しました。

私「え、ここどこ??」
彼「俺ん家。」
私「え。何で家…?!」
彼「いいじゃん。○○(私が見たい映画)見ようよ!」

もう常習犯ですよね。
そのあと真顔で、私は自分の家帰るから。と言いました。真顔で。

そのまま無理矢理、とか、その場に放置されたら…とか色々怖い想像が瞬時に駆け巡りましたが、彼は諦めたのか車を出して私の家の方向に向かってくれました。良かった。

家の近くまで送ってもらって、笑顔でバイバイしました。
その後、一通も連絡をすることはありませんでしたし、彼からも連絡は来ませんでした。

思い返せば薄々想定できる展開だったのかもしれませんが、当時私は真剣にお付き合い出来る人を探してアプリを登録していたので、自分を持って行動して良かったなぁと思っています。

それにしても、イケメンだったなぁ。

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