【GL小説】あずさとモモの秘密 前編
ドラマ観てたらつい思いついて創作しました!
ロマン溢れるNTR系作品です♪
一章
「こんな偶然ってないよね?!私たちすごく気が合うのね!」
あずさは無邪気に興奮して
モモにうれしそうに話しかけた。
近所に新しくできたパティスリーに
バイトで入ったモモに会ったのは
これで5回目だった。
モモが自分の住むマンションの向かいに住んでいて
近くで見かけたあずさが声をかけたのだ。
あずさはスイーツが大好きで
近所に人気のお店が出来るのを知り
初日に並んで買ったほどだった。
そこで3ヶ月前、モモに初めてあったのだ。
ニコニコと
うれしそうにケーキを選ぶあずさに
声をかけてくれ
お店で人気のある商品と
なぜか自分が一番大好きなタルトも
オススメしてくれた。
あずさ 「え?私、このタルト大好きなのよ!
もしかして、あなたも好きなの???!!!
私、これが一番好きなのよ!」
モモ 「はい!私もこのタルト大好物なんです!
ここのお店のこれが大好きすぎてここでバイトしてるんです!」
あずさ 「そうなの?!やっぱりこれ美味しいもんねーーーー!!!」
モモ 「はい!お客様も好きでよかったです♪」
あずさ 「うん♪また買いに来ますね!」
モモ 「はい!お待ちしてます!」
あずさはこの日
一番大好きなタルトを買えて満足した。
そしてなにより
てきばきした接客と
モモの笑顔が忘れられなかった。
若いのに
すごく仕事できそうだし
いい子だったなー。
またあの店に行こう。
そのときは
あの子、いるのかしら?
二章
そんなことを考えて
しばらくたった日。
お友達の家に遊びに行くことになり
ふと、モモの働くお店を思いだした。
あずさは
お店の前のガラス越しに
モモがいるかどうか確認した。
モモは振り返り
すぐにあずさに気がついた。
モモ 「いらっしゃいませ!」
はきはきとした声で
あずさに声をかけた。
あずさは照れたよう笑いモモにいった。
あずさ 「あのタルト買いたくて。また来ちゃいました!」
モモ 「え、すっごいうれしいです!
お客様に会えて・・・」
あずさは
モモが覚えてくれていてちょっとうれしかった。
この日もあのタルトを数個買った。
会計の最後に
モモ 「私、片科モモっていいます。
お客様のお名前も伺ってもよろしいですか?」
あずさ 「関口あずさよ。よろしくね!」
モモ 「はい!私のことはよかったらモモって呼んでくださいね♪」
あずさ 「え、モモちゃん?!」
モモ 「海外が長かったので、周りの人のことしたの名前で呼ぶことが多いんです。私も関口さんのこと、あずささんって呼んでいいですか?」
あずさ 「え、いいけど・・・なんだか恥ずかしいわ。」
モモ 「あずささん、お姉さんみたいだから・・・
あずささんのほうがいいでしょ?」
あずさ 「お姉さんみたいなんていって!
私、モモちゃんよりずっと年上だし、お母さんの方が近い年よ!」
モモ 「え?!そうなんですか???
私のちょっと上ぐらいだと思ってた!!!」
あずさ 「やだ!モモちゃんってすごく口が上手なのね!」
あずさは40代近いが
同年代と比べても若くみえる。
25歳で夫と結婚し
約10年以上経っても
周りから変わらないと言われ
それはお世辞だと思っていた。
今日、20代のモモに言われたことで
あずさはちょっとだけ気を良くした。
モモちゃんって不思議な子ね。
このときすでに
あずさはモモのことが気になり始めていた。
三章
一回目、二回目の出会いと
その後
このパティスリーの近くのカフェで偶然出会い
お互いを語り合い
その次の日、お店にタルトを買いに行き
そして
その後
偶然自分の住むマンションの前の道路で
モモに出会った。
あずさ 「こんな偶然ってないよね?!私たちすごく気が合うのね!」
あずさは無邪気に興奮して
モモにうれしそうに話しかけた。
モモ 「え、あずささんここに住んでいたんですね!
近くに住んでるなんてうれしいー!」
あずさ 「うん♪私もうれしい!モモちゃん近くに住んでて」
モモ 「あの、よかったらうちに遊びに来ませんか?」
あずさ 「え、いいの?バイト帰りだし疲れてるでしょ?」
モモ 「いいんです!あずささんに会えて元気でたから!
ご飯いっしょに食べませんか?
試作のタルトがあるんで味見してみられたらって思うし・・・。」
あずさ 「え、タルト作ったの?すごいね!ぜひ味見したい!」
以前
モモはあずさにパティシエールを目指し
バイトをしながらフランス留学する夢を語っていた。
夢に向かってひたむきに頑張っている
そんなモモのことを
あずさは応援したいと心から思った。
こんなにいい子ならきっと
どこに行っても素敵なパティシエールになれるわ!
あずさは
すぐ夫に
モモのうちに遊びに行くことをいって
話が盛り上がったら
ちょっと遅くなるかもと連絡した。
夫はウキウキした妻のメッセージに
スタンプ付きで
良かった!楽しんでおいでと
いつになく最速で送り返してくれた。
四章
モモがあずさを家に招き入れたとき
甘い匂いが漂っていた。
あずさ 「わーおいしそう!!!」
思わず大きな声でモモに言った。
モモ 「バイトの前に作って、出かけちゃったから匂いそのままで
美味しいかどうかは、食べないとわかんないです!」
モモは照れたように言った。
あずさ 「ねえ、先にモモちゃんのタルト食べていい?
そのあとよければ、私がご飯作るわよ!」
モモ 「はい!」
モモはお湯を沸かし
冷蔵庫からタルトを出し
きれいに切り分け
紅茶と一緒に差し出した。
モモ 「どうぞ♪」
あずさ 「え、私が紅茶派だっていうのも覚えててくれたの?」
モモ 「はい!」
あずさ 「ありがとー!じゃあ、いただくね!」
あずさは
うれしそうにタルトを口に入れた。
あずさ 「わー!!!美味しー!あのお店の味と同じよ!
すごいね、モモちゃん!!!」
美味しそうにタルトをほうばるあずさをみて
モモは目を細めた。
そして
テーブルに肘をつき
頬に手をあて
そんなあずさのことを眺めていた。
あずさはモモをみて無邪気に笑った。
あずさが食べ終える頃を見計らって
モモはあずさの後ろに回った。
そして
後ろからあずさを抱きしめた。
あずさはびっくりしてモモをみた。
モモはあずさの耳元でこういった。
モモ 「あずささんが美味しいっていってくれて良かった
私もうれしいです。」
あずさはモモが感謝の気持ちで
自分にハグしてくれたんだと知り
ちょっとほっとしたのと
それと同時に
なんともいえない
心地よさに身を委ねた。
あずさ 「モモちゃんって何でも出来るのね!すごいのね!!!」
モモの腕を取り
うれしそうにいうと
モモの顔がぐっと近づいた。
モモはささやくように
「あずささんがいってくれるからうれしいんです。
他の人じゃダメだから・・・」
あずさはこの言葉を聞いてドキドキした。
この言葉の意味を理解し
あずさは
近くにあるモモの顔におもむろに自分の顔を近づけ
キスをした。
そう、ずっとこうしたいと思ってた。
モモをみたとき
すごくドキドキした。
最初から気になっていた。
だからずっと仲良くなりたかった。
いや、それ以上に・・・。
モモは目を閉じ
あずさのキスを受け入れてくれた。
あずさは立ち上がり
モモを抱きしめ
激しくキスをした。
堰を切ったように
一気に流れ込む濁流のように
なにかが吹っ切れて
モモを強く抱きしめた。
とまらない
止められない自分の欲情にびっくりした。
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