#読了 「私は真実が知りたい」日本人必読のノンフィクション!
日本人必読のノンフィクション。私が長々語るより、とにかく読んでほしいです。
「私は真実が知りたい」文藝春秋。赤木雅子氏と相澤冬樹氏の共著。
☆本書の構成と特徴
2018年3月7日、財務省近畿財務局の上席国有財産管理官、赤木俊夫氏が自宅で首つり自殺をしました。「私の雇用主は日本国民」が口癖で、国家公務員としての仕事に人一倍誇りを持っていたのに、公文書の改ざんをやらされたことに苦しみ、1人トカゲのしっぽ切りのように責任を押しつけられる恐怖と罪悪感にかられ、命を絶ってしまったのです。
著者である赤木雅子氏は、赤木俊夫氏の妻。相澤冬樹氏は、森友事件を取材してきた記者です。
事件当事者(のご家族)と記者の共著というのは、かなり珍しいのではないかと思います。
本書では、前半部分は当事者たる赤木雅子氏の視点で、後半部分は取材者たる相澤冬樹氏の視点で、それぞれ起きた事実や想いと舞台裏が生々しく語られます。非常に読み応えがあります。
☆日本人必読
「事実は小説より奇なり」と申しますが、こんなすごいことが現実に日本で起きているのです。日本人としてこのことはしっかりと把握しておく必要があると思います。
程度の差こそあれ、組織という巨大権力に違法なことや不道徳なことを命じられる、強制される、という可能性は組織人の誰にも起こり得ます。そのような場合に、誰を信用し、どのような専門家と繋がればよいのか。そのような観点からも非常に参考になると思います。
☆民事訴訟が最後の砦になってしまっている
伊藤詩織さんの事件もそうですが、本来役割を果たすべき検察が機能しないので、やむを得ず民事訴訟で実態を明らかにしようとするという場面が最近多くなっているように思います。憂慮すべきことです。
日本の裁判権に服する者には、原則として、証人としての出頭義務、宣誓義務、供述義務があります(民事訴訟法190条)。
大阪地裁には、ぜひ関係者全員を証人として喚問し、事件の実態を明らかにするような訴訟指揮を期待したいです。
☆佐川氏個人の責任
森友訴訟の第1回口頭弁論が7/15に行われました。この訴訟は、国と佐川氏個人が被告となっています。
報道によれば佐川氏側は、「違法に損害を与えた公務員個人は賠償責任を負わず、国が負うので賠償請求は失当」だと主張しているようです。
確かにそのような最高裁判例が確立していますが、これは「公務員が国民・住民に対して損害を与えたとき」に当てはまる法理です。本件では、佐川氏と赤木俊夫氏との関係においては企業内でパワハラがあった場合と同じで、個人として損害賠償義務を負うと解すべきだと思います。
いずれにせよ、佐川氏含め関係者には、「ヒトとして」真実の実態解明に真摯に協力してほしいです。
☆笛美さんはすごい
本書の中には、ハッシュタグ「検察庁法改正案に抗議します」で知られる笛美さんの名前が出てきます。しかもあのキョンキョンと並んで。赤木雅子氏にとって、笛美さんはキョンキョンと同格の位置づけになっているのです。すごいですね。
笛美さんとキョンキョン以外にも、35万人の署名など多くの声が赤木雅子氏の大きな励みになっているとのことです。
私も、笛美さんやキョンキョンの8億分の1(森友だけに)くらいは励みになれるよう尽力したいと思います。真実を追い求めて巨悪と闘い続ける赤木雅子氏と相澤冬樹氏に心からの敬意を表します。
☆まとめ 現実も水戸黄門のように勧善懲悪であってほしい
亡くなった赤木俊夫氏は「水戸黄門」が大好きだったそうです。
事実は物語より奇なり。
現実世界も、水戸黄門のように最後は正義が勝つのか。
それは私たち一人ひとりの頑張りにかかっていると思います。
ぜひ、一人でも多くの方に読んでほしいです。
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