『全裸監督』は2までせっかくだから観て令和に着地ですよ
こんばんは。クラちゃんです。
2021年も折り返しです。
しいたけさん占いの下半期占いを読んで希望を感じつつも。
残り半分に挑まなくてはなりません。
#しいたけさん何でわたしの事がわかるのって皆んな思うでしょ
わたしもやはり今年は失ったものが多く、喪失感からかちょっと辛い作品を好んで選んでいるような気がしてます。
#エヴァならわたしはシンジくん
#一緒に泣きたいんです
全裸監督2を見終わりました
全裸監督は前作の時に一度は途中で脱落して、この前、1の途中から再開して2の4話くらいでまた止まってたのですが折角なので最後まで。
結果、最後まで観て良かったです。
先日、山田孝之さんなどキャストの事はちょいと書き記したので今日は中身の話。
1980年代にしがない英会話教材の営業マンからアダルトビデオ販売からの監督へと転身した村西。
1では危ない橋を渡りながらも、黒木香との出会いから時代の風雲児に。
ある意味成功物語でありました。
ただ、アメリカで懲役370年。
村西を慕っていた仲間達が保釈金を1億かき集めるあたりから周りの人の人生もかき回していきます。
反省しない男
普通ならこれだけ迷惑をかけていたら、以降の生き方が変わって真っ当な人生に…なりそうなところがそうはならず。
バブル時代になり派手な生活をして王様きどり。次の夢は衛星放送チャンネルを持つこと。この突っ走りで周りはどんどん離れていきます。
このあたりのくだりで、この時代の景気良さを周りの登場人物を見せながら良く表していました。信じられないくらい派手ですね。
わたしはあの時代の景気よさは10代だったから実際には知らないですが、まあテレビで、そして後から、ちらちら聞く話で雰囲気はわかります。
最後は花火のように
村西さんは新しい事が好きで、人たらしで、それが上手く転がっていた時は良かったのですが、自分でやりたいだけやって花火のように散りました。
映像も面白い表現でしたが、彼自身ののバブルが弾けた時『男と女も男と男も女と女も…』みたいなセリフで、誰でもが楽しめるものを作りたかっただけだ(うろ覚えですが)みたいな表現がありました。
これって今時だなっと感じました。
2022年、令和の作品に落とし込んだ
そんなふうに思いました。
女優の女の子達のその後、黒木香さんのこと、乃木さんのこと、順子さんのこと…。
女の子達が失ったもの、お金だけじゃないこと。あと気持ちのこと、その後の生活もとても丁寧に描かれていたと思います。
黒木さんはバラエティ番組で観ていた昔よりかなり私の中ではイメージアップ。あのメンバーで冷静で頭の良いひと。
この中で実話の部分がどの程度かわかりませんが、ドキュメントや昭和のドラマのような、古臭さを感じない。きちんとドラマがアップデートしてくれてます。
結果、令和の作品になっていたなと思いました。
そして、村西さんは全く懲りない人。
全てを失ってもどっこい生きて、怒りを通り越して笑いました。
#ご本人 、70代でお元気みたいですね。
女性だとちょっと観続けるのに不快感を感じる人もいるかもしれませんが、平気そうな感じがしたら最後の3話くらいを目指して、この変わった人生を最後まで覗いてみたらいかがでしょう。
彼の言葉を借りたなら
「死んでしまいたい時には下を見ろ!俺がいる」
だそうです。
明日もどっこい生きて
ではまた
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