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私と妄想

妄想

もう‐そう〔マウサウ〕
[名](スル)《古くは「もうぞう」とも》

1 根拠もなくあれこれと想像すること。また、その想像。「妄想にふける」「愛されていないと妄想してひとりで苦しむ」

2 仏語。とらわれの心によって、真実でないものを真実であると誤って考えること。また、その誤った考え。妄念。邪念。

3 根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって訂正することができない主観的な信念。現実検討能力の障害による精神病の症状として生じるが、気分障害や薬物中毒等でもみられる。内容により誇大妄想・被害妄想などがある。

私と妄想

小さな頃から妄想が止まらなかった。これは大人になってから判明するADHDの要素でもあるのだが、とにかく妄想が止まらない。特技は妄想を元にしたおえかき、ごっこ遊びだった。本も大好きで小1の時点で校庭には遊びに行かず、教室で本を読んでいた。周りの子が鬼ごっこで汗を流している間、私は舞踏会に行き、妖精と戯れ、魔法が使えたのだ。この頃の私の頭には100エーカーの花畑が広がっていたかもしれない。

読書というネタの仕入れと妄想が止まらない特性の相性は抜群だった。カステラと牛乳みたいに。今もそうだが疲れていないかぎり、寝るのに2時間ほどかかる。妄想が楽しくて眠れないのだ。このせいで睡眠不足になることもしばしばで、今では睡眠薬を処方してもらっている。

妄想が止まらない私は今日も1人でニヤニヤし(のちにいじめの原因となる)、布団の中で笑い、ついに妄想の内容を書き起こすことにした。


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