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私と妄想とこんにゃく

こんにゃく

コンニャク(蒟蒻、菎蒻、学名:Amorphophallus konjac)は、サトイモ科の植物、あるいはその球茎から製造される食品である。古くからコンニャクを食用としてきた主な地域は、日本・中国・ミャンマー・韓国などのアジア各国であるが、和食ブームとともに低カロリーの健康食品として欧米にも広がりつつある。特に、「しらたき」が健康的なパスタとして欧米で流行した。
コンニャクの原料となるコンニャクイモの2018年度(平成30年度)の日本での収穫量は55,900t。主産地は群馬県 (93.2%) で、第2位栃木県 (2.7%) 、第3位茨城県 (1.4%) と続いており、日本では約97%は北関東で生産されている。未加工のコンニャクイモでは、劇物であるシュウ酸カルシウムの含有量が、パイナップルや山芋などとは比べ物にならないほど多い。従って、下茹でしてシュウ酸カルシウムを流失させる必要がある。未加工のコンニャクイモの断面に直接触れると激しい痒みや痛みを生じる危険があり、生食は一切不可である。(wikipediaより

出会い

出会ったのはいつだろう。

味噌汁やもつ煮の中にいつの間にかいたからよくわからない。

私とこんにゃく

私はど田舎の会社員。今日もこんにゃく畑の横を通り帰宅…するはずだった。なのに私は近所のカツ江さん(88)が運転する車に轢かれて江戸時代あたり?にいる。突然現れた変な格好の人間に慌てふためく人々、周りに広がるこんにゃく畑。地元はこんな昔からこんにゃく畑だったのか。タイムスリップしたのが日本でよかった、こんにゃく会社の社員である私がこんにゃくを作ってしんぜよう。

この時代にはすでに石灰水で煮て食べていたようで、ご好意で上がらせてもらった家で灰を見つけた。いける。私はすぐさま畑からこんにゃく芋を収穫してその家に駆け込む。

運がいいことに私のポケットには染髪用に工場からパクってきたビニール手袋が入っていた。これで手がかぶれることは無さそう。そして私は素人が触るなと騒ぐ住民を尻目に、こんにゃく芋を剥き始めた。

剥いた芋は小さくカットして柔らかくなるまで茹でる。次に茹だった芋はすり下ろして水に加えて1、2時間置いておく。その間に石灰水を作る。灰から石灰水を作ったことはないけど、いける気がする。できた石灰水はすり下ろしたこんにゃく芋に加えてよく混ぜる。あ、型を準備するのを忘れてた。

「すみません、何か型になりそうなものありますか?」

「ないねえ。どうする気だい?」

「このドロドロを型に入れてしばらく置くと固くなります。それを切って茹でると完成なんです。ちょっと急ぎなのでお向かいの家にも型がないか聞いてみますね!」

「お向かいさんに怪しいことに巻き込まないでおくれ!」

「まあ見てなって!その芋、かたま…

興奮して外に飛び出した私は偶然暴走していた牛に轢かれたのだっだ

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