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ゾンビも走るから。

こんばんは、白子です。
自分は特撮が好きです。


悪から守ってくれるヒーロー、地球を守ってくれる心優しく強い巨人、街を壊す怪獣まで多種多様な模様です。
自分が子供の時はカーレンジャーが大好きで、小学生の時には弟と一緒に仮面ライダー555の映画を5回以上観に行った思い出があります。

仮面ライダー、ガメラ、ゴジラ、戦隊ヒーロー、ウルトラマン。
その中で今特に話題なのはゴジラだと思うのですが、それに重ねてもうすぐゴジラ×コングの新作が公開になります。

そんな中、自分はTVのCMでゴジラが陸上選手のように走っている姿に釘付けになってしまいました。
めっちゃ走ってる。

日本のゴジラはどちらかと言えば重みのある一歩をイメージしがちだと思うのですが、海外のゴジラは機敏でフットワークが軽い気がします。
なんでなんだろう?と考えた時に自分が思ったのは、ゴジラという存在の捉え方が違うのかもしれないということです。

日本でのゴジラは“破壊神”や“陸の王者”というイメージが堅く、誇り高く天下無敵の敵味方どちらであっても恐ろしい存在なのは言うまでもありません。
しかし海外では大っきくてカッコいいクリーチャーの中の1匹、として捉えられているのかなと勝手に思っています。

自分としては色んなタイプのゴジラを見ることができて面白いしうれしいなぁという気持ちが強いのですが、走るフォームがあまりにも綺麗でそこにばかり目がいってしまうのが修行の足りなさでしょう。

日本の良さと、海外の良さ。
両方を楽しめるのって最高だと思います。


日本の特撮が大好きだと公言している映画監督の中で、自分が1番好きな監督はギレルモ・デルトロ監督です。
ヘルボーイやパシフィック・リム、シェイプ・オブ・ウォーターを観た時にはその造形の美しさにとても感動しました。
登場するクリーチャー達には、いつも変わらぬこだわりや愛情がぎっしりと詰め込まれているのを感じます。

デルトロ監督がゴジラを監督したら、どうなるのだろう。
きっと日本のゴジラの美しさをそのままに、面白い要素を詰め込んだ映画になるような気がします。

“特撮”というジャンルは日本ならではの表現だと思っていたのですが、デルトロ監督の作品を観てからというもの様々な国の融合によってできた表現であることを知りました。

特撮ファンの中で有名な“大アマゾンの半魚人”は1954年の映画ですが、その中に出てくる半魚人はとても美しく、今観ても素晴らしい造形です。
デルトロ監督も、“シェイプオブウォーター”の半魚人や“ヘルボーイ”のデイヴというキャラクターの造形でその影響を遺憾なく発揮されています。

その後1966年に円谷プロで製作された“ウルトラQ”にはラゴンという半魚人の怪獣が登場するのですが、その造形も大アマゾンの半魚人に影響を受けているのがわかります。

きっとあまりにも素敵すぎて大好きすぎて、自分でも作りたくなったのではないかな。
だから特撮は素晴らしいのです。

かっこいいものを素直にかっこいいと認め、尊敬を捨てずに、
「自分ならこうしちゃうもんねー!」
という作り手の遊び心とわくわくを積み重ねた結晶がそれぞれの作品で光っているから、特撮はいつまでも成長し続けて自分たちを虜にするのでしょう。

歳を重ねて死ぬまで、どこまで成長していくのか見届けていたいなぁ。


【今日のこと】


お散歩をしているとふと面白いものが目に入ったり、道草を食ってから帰ろうという気持ちがむくむくと湧いてきて楽しい。

今朝も通勤する早足な人たちに紛れて、自分はふわふわとお散歩をしながら職場に向かいました。
今年度の職場の周りには集合住宅があって、子供達が遊べる広場や公園があったり老人の皆さんが休憩できるように等間隔でベンチが備え付けられている良い場所です。

エビフライだ!

その中でも、遊具が個性的な場所を見つけるとたちまち大好きになってしまう。

今日通りがかった遊び場には滑り台とエビフライしかない場所があって、この職場に着任できて本当に良かったと思いました。

滑り台とエビフライ、韻を踏んでいる。
もう頭の中ではジョイマンのリズムでしか再生できない。

傾斜があるわけではありません

あまりにハッピーだったので、お昼ご飯はお外で食べました。
天気が良くて風も気持ちよかったので誰もいない方向にサンドイッチを差し出してみたのですが、やっぱり誰もいなくて最高でした。

明日も面白いことを取り逃がしませんように。

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