脳内を巡る旅

たまにはメンタル科学なことにも触れようかと。
脳内に想いを巡らすのも「旅のひとつ」とこじつけて先に進もう。

OCD、いわゆる強迫神経症/強迫性障害は「とらわれの病」などと呼ばれ、国内外問わず悩み苦しむ人が相当数存在する。
かなりな種類の症状があるようなので「症候群」と呼んだ方が正しいのかもね。

ちゃんと閉めたか?の「確認恐怖」
人を轢いてないか?の「加害恐怖」
罰があたるのでは?の「縁起恐怖」
一からやりなおし!の「儀式行為」
知ってる限りでもいっぱいある。

ガスよし!
電気よし!
鍵閉めよし!
サイドブレーキよし!

「もう一度ちゃんと確認しとかないとエライ事になるぞ」

と、脳味噌のどっかが囁いてきて、それにまんまと乗っかってしまい続けると、この「囚われの病」になって、症状がどんどん強化されちゃうんだとか。
時間もエネルギーも浪費してしまいヘロヘロ。日常生活に支障をきたしてしまう。

この脳がささやくという「バグり」、科学的にはセロトニンやらなんやら脳内物質の働きがどうこう。とあるんだけど、あるものに似てる事に気づいた。

それこそが「ワンクリック詐欺」。
身に覚えがあるならともかく、そんな凄いエロサイトを見ているわけでもないし、しょっちゅうフンドシ急便から不在連絡がくるほど買い物していないし、登録してないメールアカウントにAmazonからメールなんてこない。

わかっているから、ひっかからない。
「身に覚えがない」という、例えるならセロトニンみたいな安心材料も充分だ。
特にAmazonなんてご丁寧にaがαになってる。
でもなんだか、ワキガやムダ毛や包茎みたいなコンプレックスを上手く突っついてくるビジネスと一緒で、罠にかかる人は少なくない。
敵ながらうまいこと考えたもんだ。

というわけで、「そのレベルの詐欺にかからない」という自負があるなら「脳の誤ったささやき」も同様に無視できればいい感じになってくんではないか?
そんなメールやショートメッセージなんて見もしないで「ゴミ箱にいれる」ができているんだもの。

悩まれる方の多いこの件について想いを巡らせてみた次第。
何かのきっかけでここに辿り着いて目を通した人の考え方の一助となるならばちょっと嬉しい。

「だまれ!こちらはずっと苦しんでいるんだ!
お前に俺の気持ちが分かってたまるか?」
という声も聞こえてきそう。
だけど、現にコレを書いているボク自身にも少なからず影響を及ぼしている案件なので、お気持ち多少なりともに理解できているつもりではある。

・二週分の食材の入った冷蔵庫、ちゃんとしまってるか?
・電気ポットに虫が入らないようにしているか?
・タバコの火はちゃんと消したか?
・MacBookの電源はちゃんと落ちてるか?

挙げていくと随分いろいろあるけど、こんなご時世だから「きちんと手洗い・うがいができているか?」の部分をフォーカスするようにして、「脳内の敵さん」はできる限り無視できたらカッコいいよね。

そう。
できればカッコよくありたいと思っている。
そして流行り病はとっとと終わって欲しい。

安心してブラブラしたいね。


GIO.

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