旅とオカルト

人種・民族的に見ても、文化的に見てもヤマト民族ってのは信心深い民族で、あまりにもDNAに染み付いて当たり前になっているからか、「信仰がない」だの「無神論者だ」だの言われがち。
とんでもない。もともと猛烈に宗教色・信仰心の強いお国柄だよ。

ボクはオカルト好きのスピリチュアル疑問視派。なんともアンビバレントな感じだけど仕方ない。そんな厄介なパーソナリティでそこそこの長さ生きてきた。

さて、ざっくりいってしまえば、オカルト=オバケや幽霊、超常現象。みたいな感じかな。
いまボクらの思う「スピリチュアル」はニューエイジ系ムーブメントの流れの何か。
キリスト教教義にのっとった本来意味とは離れていることを理解した上で、占いとかヒーリングとかなんかモヤっとそんなものの総称として書き進めるね。

事故物件とか「出る」ホテルなんていうのは、完全にオカルトだ。
YouTubeでチャンネルが林立するほど物件数も多いし、次から次へと初めて知る物件が湧いてでてくる。

一方、「ここに泊まるとハッピーになる」とか「ここに住むと金持ちになれる」みたいに、いい効果のあるそういう物件ってあまり聞かないし見かけない気がする。(そういう人が独り占めしている可能性はあるかもだけど)

光と闇みたいに背反するものが、それぞれ同数存在するのであれば、オカルト物件もスピリチュアル物件も同じ数あっておかしくないのにね。

あー、座敷童で有名な東北の宿はどっちなんだろうね。ボクにはオカルトに思えるけど。どうなんだろうね。

告知義務やら瑕疵物件やら、そういうのに興味ある人なら見聞きしたことあるネガティブフレーズだろうけど、逆に「開運的にいい効果のところ」があるのなら、それは不動産業にとってメチャメチャ「売り」になるはずなのに、知り合いの不動産屋のオヤジ(猛烈なオカルトマニア)からも一度も聞いたことないな。
景品表示法とか絡むのかもね。

宿泊施設とかなら「かの川端康成が執筆した部屋」がセールスポイントにできてるんだから、「〇〇の創業者がココに泊まったことで事業に成功した」みたいのだってうまく表現すれば問題ないよね?とか思っちゃう。

ああ、そんな気楽に何かを享受できるのならば、そういうのだけをまとめた旅行ガイドでも見てみたいモノだなー。なんて。

ボクは個人的に、代償を支払わずに何かを享受することを求めるなんて「猿の手」の話を思い出しちゃっておっかなくて仕方ないんだけどね。

まあ、どこそこのホテルの何階の部屋で「修道女が大勢出てきました」みたいのも一直線に恐怖だけどな。

とにかく「楽して得とる」なんて虫のいい話だよね。というお話。
なんというか、こう大きな波がなく、普通でいられるのが一番よね。

GIO.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?