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母のすごいとこ 行動に関連して

この一つ前に「結果行動なのかも まじで」を記載したが、「行動の大切さ」に関して、私は母親から非常に学びを得ている。
母は意識的なのか無意識なのか定かではないが、行動することを生活の最優先にしていると感じている。そう思った点をあるエピソードを交えながら今回は記載しようと思う。

母親は最近仕事を辞めて自分で事業を行う選択をした。以前にも記載したのでここで詳しく記載する事はしないが、事業を進めるにあたって、母親の行動力に驚かされることばかりの毎日だ。
母親は基本的に「働くことが嫌いじゃない」。これは私と考え方が真逆で、私は「働きたくない」。働かないためにどうやってお金を運用するか勉強をするし、働くのが嫌で上から自分の納得できない仕事をさせられるのが嫌だから自分で起業する・事業するという考え方に至った経緯がある。
母親が以前会社員として働いていた際、給料の低さに文句を言うし、人間関係にも文句を言いまくっていた。しかしそこから逃げる・違う道を選ぶ事はせず、結果を出すことで周りを認めさせてきた。具体的な例として、以前大手上場企業で商品販売に関わっていた時も、直近までブラックフォーマルの販売をしていた時も、売上成績が良すぎて東京に毎年表彰されていた。どんな環境でも結果をだす母親の姿は、本当に心から尊敬するし、自分にはできないことを平然と行う姿、私に見せていない仕事の姿は、誰よりもかっこいいんだろうなと思う。
結果を出すコツに関して、母親は私に教えてくれない。そもそも仕事の話を息子にする事が嫌なのだと思う。しかし自宅で仕事の関係者と行う電話を聞いていると、仕事に対する取り組み方が垣間見える。まず休憩時間をまともに取っていることは無く、暇な時間は誰よりも掃除をしているらしい。酒を飲んでおなかを出しながら寝ている姿を見ている私にとって、本当に信じられないが、誰もができない事を平然とやってのけているのだと思う。

そんな母親が現在行っている事業に関して、メニュー表を制作する取り組みを行った事がある。私にも母親にもポスター制作などの技術は無かった為、母親の友人に制作を頼んだのだが、2・3日で作り上げ即印刷までたどり着いた。そのポスターを見てみると、絶対に記載しないといけない店の住所などを始め、必要事項が抜けている点が目立った。結果、デザイン変更・印刷し直しを余儀なくされ、必要以上の出費が必要になることとなった。

この事例に関して、私が母親の立場であればどうするか。
私は行動する前に計画を練るタイプでもある事から、まずメニュー表を何度も見直して確実に作り上げた上で、何度も制作者と話し合いを行って作り上げる。

一見すると私の方が正攻法だと捉えられると思うが、実際事業をやってわかったのは母親のやり方が正しいという事実だった。

私と母親の作業方法で一番違う点は何か分かるだろうか。私は「正確さ」が一番の違いであり、そこが私の正しさだと考えていた。しかしこれは違う。
私と母親で一番違う点は「スピード感」なのだ。
仕事において結果を出す人はおそらくこの「スピード感」がずば抜けているのではないかと感じている。

母親は大きくミスをし、必要以上の金額を用いることになったが、そのメニュー表を世に出す点に関して私よりも早く行う事ができた。今求められているのは「メニュー表を作る」事であり、「間違いのないオリティーが高い物」ではないのだ。
私がいくら時間を費やした所で間違えは起こるかもしれないし、私よりクオリティーの高い物を作る人は誰だっているだろう。しかし、「誰よりも早い」点は、それだけで一番。すなわち「先行投資」を得たも同然になる。
数千円の出費。それを「高い・余計な出費」と考えるのではなく、「たかだが数千円の出費は勉強代であり、誰よりも早く作ることができた事が最高!」と考えることが正解なのだ。
早く作り終えた母親は、私が同じ作業を取り組んでいる間、別の作業に取り組む事ができるし、なんなら遊びほうけることができる。

ここから学んだのは、母親は無意識のうちに「スピード感」の重要性に気づき取り組んでいる点であり、あくまで間違えは全く問題のないことであるということだ。
「失敗は成功の元であり、失敗をいっぱいしろ」という言葉を聞くが、これは「クオリティーや正確さを重要視した努力に対する失敗」が素晴らしいのではなく、「チャレンジ回数を増やすことで経験を蓄積する失敗」が素晴らしいという意味なのだと思う。
あくまで持論なので間違えているかもしれないが。
結果母親の事業は前に進み、集客に繋がっている。

上記から言える事として、知識や地頭の良さがあって物事を考えられる人よりも、アホだとしてもやるべき答えを明確にして、スピード感を持って取り組んだものを形にする事の方が重要だと言うこと。これこそまさに行動している人こそ社会で成功するという言葉の意味なのではないだろうか。

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