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1から何かを始める難しさ

誰しも仕事・恋愛など様々な場面で転機が訪れると思う。今回は直近で起きた私の家庭内における転機を話すと共に、「1から何かを始める難しさについて」私の考えをここにまとめようと思う。

私の直近で起きた家庭内における転機とは、「母親が8年働いた仕事を辞めて自分自身で事業を行う選択をした」ことだ。
理由については非常に長くなるし、家庭内の詳しい事情を記載しなければならなくなるためここでは割愛するが、とにかく仕事の転機が母親に訪れたのだ。
仕事の業種としてはエステ系の事業であり、きっかけは親戚の繋がりから。1年以上をかけて勉強・準備した後、自宅で開業する事となった。
現在、最も重要な接客に関しては母親が行い、私は収支計算・営業・材料の仕入れ・SNS運用など様々なサポートを行っている。母親の現在まで培った人脈を使って、母親の知り合いから様々なアシストやサポートしてもらいながら「1からビジネス」を行っている。

1からビジネスに取り組む上で理解した事がある。1から起業・事業を起こすというのは、想像の数百倍もの相当な努力・行動力・人脈が必要になる現実だ。

例を挙げるなら、インスタグラムなどを初めとしたSNSの投稿などはyoutubeで勉強することはできても、「ポスター作成の詳しいノウハウ・実際にお店にそのポスターを置いて集客に関わって貰う点」などは、動画で勉強すると言うよりも、そのノウハウを知っている人に絶対に記載するべき点について教えて貰うなど、人付き合いを介して形成していくものなのだ。
実際に取り組んでみると分かるが、人との繋がりが大きな変化を生むし、人との繋がり無くして1から形作って行くことは不可能。
努力すると一言に言っても、この世の中がただ継続すれば良いだけではなく、複数の要素が交わって結果が生まれる世界だと知った23歳の私にとって、今の自分の無力さ(スキル・経験不足)と母親の行動力やこれまでつちかってきた人脈の素晴らしさを実感する事になった。

また「1から始める」点において、私はギターを独学で弾けるようになった経験がある。大学一回生でギターに出会ってから現在まで毎日を共にし、今では趣味になった。ギターを練習する上でコロナ過という時代背景やyoutubeなどSNSの発達に助けられ、文字通り誰にも頼らず独学で、自分一人で模索しながらステージに立つまでになった。
その当時私は一人で全てできた経験から「やろうと思えば一人でなんでもできる!」と思っていたが、実際ステージ上で飛び交う専門用語は何一つ知らなかったし、そもそもギターをセッティングする方法すら分からなかった。天狗になっていたわけではないが、実際に外に出てみて人と接する事でしか分からない事が数多くある事実をここで学んだ。

さらに「1から始める壁の高さ」に関して、ビジネス書を読むことで理解した一面がある。
私は休学をきっかけに複数のビジネス書を読むことが一種の趣味になっている。
本を選ぶ・読む上で心がけている事として、内容にもこだわるが、その本を誰が書いたのか、すなわちその本を書いた人が尊敬できる人なのかによって決めている。
私が尊敬する人物の一人に北の達人コーポレーション社長の「木下勝寿(きのしたかつひさ)さん」がいる。
北の達人コーポレーションという会社は名前の通り北海道の水産物を取り扱う会社として設立したのち、現在では化粧品・雑貨の企画・開発・製造販売などを行っている会社だ。
彼の著書は非常に勉強になり面白いので、社長になる為のマインドや考え方に興味がある人は是非読んでみて欲しい。
彼も自身の著書の中で「起業して10年後に残っている率は6%、10年以内に潰れる会社は94%」と語っている。ここからも分かるように、起業するという時点で相当なチャレンジ精神と行動力がある超優秀な人達だったとしても、多くの場合ほとんどダメになっている現実が存在している。実体験・読書の両面から、想像している100倍も壁が高い事実を突きつけられた瞬間だった。

何においても1から始めることはチャレンジする一歩が必要だし、なにより一度決意して始めた事を「絶対に成功するまで続ける」その為の「継続力」を意識する。
また、成功には複合的なあらゆる要素が必要と実感した経験を元に、あらゆる分野にアンテナを張って、一つずつ自分のものにしていく「継続力」を大切にする。
じお。これからのチャレンジを最短で成功させる努力を頑張ろう。

最後に話は変わるが、「母親は偉大」という言葉を聞いたことがあると思う。
私は今になってその言葉の意味を心の随まで理解している。
スマホなど簡単に連絡する手段が無い時代に、頼る友達もいない状態でフランスという異国に住みながら私を子育てした母親は英雄に感じる。そもそもフランス行きの切符を手に入れたのも私の母親の実力(営業成績が良かった)であるし、だからこそ50代になって事業をするとなった際に助けてくれる友達がいる人脈を作り上げているので、「若い内の努力が大切」という意味を改めて理解し実感している。
ありがとうmaman!これからもよろしく!!

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