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軸とゴール設定

みなさんは目の前の課題をクリアしなければならない際、どのような意識や工夫を持って取り組んでいますか?

私は目の前の課題に対して、その課題が好きかどうかで物事に取り組むモチベーションが信じられないぐらい変わる男なので、嫌いな物事に取り組む際は本当に苦労してきた。
そんな私が最近ある事を意識する事で、以前よりも物事に前向きに、計画性を持って取り組む事ができるようになった。

意識した事というのは「軸とゴール設定を決める事」だ。

今回はなぜ「軸とゴール設定を決める事」を意識するようになったのか。考えに至った経緯をお話していく。

まず「軸とゴール設定」とは何なのか。
「軸」とは自分自身が「何をするのか・したいのか」、「ゴール設定」とは自分自身が「その課題で目指すべき・達成したいゴールは何なのかを明確にする」ことを指している。
この二点を同時並行で行う事によって、「ゴールからの逆算する形」を作る事ができ、これこそが最も重要なポイントなのだ。
「軸とゴール設定を決める事」で、好きな事以外に取り組む際は全て怠慢な私が、嫌いな物事に取り組む際もハキハキと動けるようになり、以前よりも改善されることになった。今までできなかった事ができるようになる・改善するというのは非常に気持ちよく、自分の成長を一番実感する事ができる。

そもそもどこでこの概念を見つけたのか。
私は別のテーマでも記載しているが、ビジネス本を日常的に読んでいる。その中で多くの大物経営者が口をそろえて重要だと唱えていたポイントこそ「軸とゴール設定」だったのだ。

例を挙げよう。
成田修造さんの「逆張り思考」という著書では、「人生の8割は目標設定で決まる」と挙げるほど「軸とゴール設定の重要性」について述べている。
彼は自分の人生を充実したものにする為に、自分の軸となるキーワードを挙げる必要性を挙げている。(筆者の場合は①哲学的思考②チームワーク③負けん気・プライド④ビジネスへの興味⑤テクノロジーへの興味)
また、毎日がモヤモヤしてしまう理由に「適切な目標が設定されていない」からだと主張している。知識・情報を増やして自己理解を深めた後に、「ワクワクするぐらい高いレベル」の目標を設定することで、継続して努力できるようになり、人生が豊かなものになるという見解だ。

また盛岡毅さんの「苦しかった時の話をしようか」でも、「やりたいことがわからない」のは「自分に軸が無いから」であり、「自分の強み=宝物」としてその重要性について詳しく述べている。「自分のブランド」を確立して、それに対して一貫した行動力を加えることで強い人間になれる。
最終的な要約として「目的に応じて自分の特徴を強みに変えて死ぬまで磨き続けろ」
「その為に好きな事に集中しろ。でないと続かないから」

最後の紹介として木下勝寿さんの「時間最短化、成果最大化の法則」がある。
彼は「最終目的逆算思考」として「最終的な目標を考えて、そこから逆算して考える」ことは「成功者全員」が行っているとし、その重要性について述べている。
「仕事とは目的を達成する為」にやるものであり、昨日の続きをするだけならば「ただの作業」だと言えるとして、ゴール設定があるか無いかで「仕事」という概念のあり方すら大きく変わってしまうと述べている。

このように職種や個人としてのジャンルは違えど、社会に影響力を持つ方々の多くが「軸とゴール設定」の重要性について認識し、実際に必要だとして取り組んでいる。
実際に取り組んでみると分かるが、いかに自分が明確なゴールや目的を持って生きていないかが理解できるし、今まで出来ていなかったならばその設定がとても難しいことだという事実を実感すると思う。

多くの本を読んで「なぜ軸とゴール設定を決めなければならない理由」について、私なりの答えとしては「「継続力」こそが成功にもっとも重要」だからだと言える。
継続力は多くの場面で「好き」「楽しい」という力が大きいように感じる。私自身も、ギターが人並み以上に演奏できるようになったのは、演奏することが楽しく、自分の好きな曲を弾けるようになった達成感が気持ちいいからという理由が背景に挙げられる。
当り前だと思うかも知れないが、いざ振り返ると実際に言語化出来ている自分がいる事に気づかされるし、実際問題興味の無い事柄、すなわち仕事などといった不透明で苦手な事になると非常に難しい事柄に変化してしまうのだ。

成田修造さんの「逆張り思考」では
・自分の強みがわからないのは「知識が足りない」から。
知識を得る→ ピンとくる・ワクワクする・目的意識に変える ことで自分の輪郭を見定めることができるようになる。
としている。
もし私のように「軸・ゴール設定」が見つからない人がいるならば、まずはどんな方面やジャンルでもいいので「知識を広げる・深める」から始めよう。知らなかった自分の強みが見つかると同時に、自分の可能性について改めて気づくことができるはずだ。

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