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呉服屋「銀座越後屋」ご挨拶

はじめまして。

そしてお引き立ていただいているお客様、いつもありがとうございます。

銀座の呉服屋「銀座越後屋」です。

2021年コロナ禍により今までの生活が激変するタイミングで、弊社webサイトを一新すると同時にnoteをスタートいたします。

呉服屋は生地からお客様のサイズへオーダーでお仕立てしますから、敷居が高いですよね。古くさい柄が多いんじゃない?銀座だから高いんじゃない?などお声をよく聞きますので、少しでもお立ち寄りしていただくためにも世の中に情報を発信してゆこう!などと思った次第です。

銀座越後屋の特徴とは…

そもそも呉服屋は店によって好みが違います。では越後屋の取り扱う商品のはどのような感覚か、お伝えしたいと思います。

一般的に江戸の好みは、”粋(いき)”と言われています。”粋”とは江戸時代に生まれた日本の美意識のことで、江戸で人気があった「辰巳芸者」を表現するために始めたとされています。

深川はかつて材木の流通を扱う港として栄え、大きな花街を有していました。土地柄、顧客層は人情に厚い職人達でその好みが辰巳芸者の身なりや考え方に反映されたとのことです。薄化粧で身なりは地味な鼠色系統、当時は男物だった羽織を掛け座敷に上がります。辰巳芸者は”粋”として人気が出て、江戸時代の町人の間で”粋”という概念が形成されました。

デザイン的には「さっぱり」「すっきり」した感覚と言えましょう。

「すっきり」としたデザインは好みですね!

しかしながら地味な感覚は

少ないかもしれません。

なぜなら…

取り巻く環境が西洋化してしまったからです。地面はアスファルトで舗装され、皆様は昼夜ライトやネオンでライトアップされているのです。

そこで伝統的な環境に加え、華やかな環境にも対応出来るような地色や差し色をご提案させていただきます。

色彩は華やかに、

そして古典に加え

パステルカラーなどの現代的な色目も

加えております。

ありがたいことに創業から260余年商いを続けさせていただきまして、古典の本流を求めてお越しいただくお客様がたくさんいらっしゃいます。

しかしながら古典だけではちょっと飽きるのです。たまにはカワイイもの、現代的なものも制作してみます。やっぱり古典がイイわね、現代的なデザインもいいじゃない?と色々ご意見あるかと思いますが、両方あるとお互いが引き立て合うのではないでしょうか!

柄行きは、

古典8割・現代的な感覚2割くらいの

感覚で制作しております。

取り扱うジャンルは小紋・附下・紬・訪問着・なごや帯・袋帯など、ほぼ全ての商品を取り扱っておりますが、その中でも染物が得意です。

特に附下や染帯などは

他店の追随を許さない質と量だと

自負しております。

ありがたいことに御先祖様が抜群の立地を用意してくれましたので、家賃が発生いたしません。広告も費用が掛かるばかりで効果が少ないため、積極的に雑誌などには掲載しておりません。結果的には皆さまのお近くの呉服屋より価格的にはお安く提供できているかと思います。

上質な商品をお安くご提供しております。

以上が越後屋の商品構成に対するスタンスですが、実際にwebサイトインスタグラムなどをご覧いただくと越後屋の方向性がご理解出来るかもしれません。

越後屋の商品に興味が出ましたら、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

ご来店お待ちしております。

#越後屋 #銀座 #銀座越後屋 #きもの #着物 #帯

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