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映画「リボルバーリリー」を理解するために原作を読んでみた

本の厚さ2.5cm 642ページの文庫本は読みながら重さを感じつつやっと読み終わった。

長浦京さんの本は初めてだったが読みやすかった。
映画を見終えても、時代背景や少なくはない登場人物との関係性などが
複雑に絡み合っていてサラッとは理解できなかった。
このストーリーは時代背景を知らないことには分かりづらい。

それほどこの物語は「時代」が重要だ。
知らないと理解できないことが多すぎる。
「関東大震災から今年で100年目」であることにも歴史が苦手だった私にはインパクトがあった。

歴史にはあまり興味がなかった私。
目の前の「今」から「未来」しか見ようとしてこなかった。
でも「過去」の歴史の上に現在、そして未来があるのだ。

この物語はフィクションでありながらも、作者は創作するにあたって、26冊もの歴史に沿った様々な本を参考にしている。

戦争、関東大震災などを経て大揺れに揺れていた時代にあって、今では想像を絶する不条理や情報操作などが横行していた。

そして、その波に飲み込まれて振り回されるのはいつも女や子供だった…。


今話題の日曜劇場「VIVANT」は、主人公の堺雅人さんが、別班という人知れず国も関知しないという名目で国を守る活動をしている精鋭グループの一員。

この別班と似たような感じを受けた。
リボルバーリリーの主人公の百合が10代から特別な機関で冷徹非常な諜報員だったことが重なったから。

「VIVANT」は、今夜が最終回♪
楽しみです。


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