ダイエットと不妊症
日本ではダイエットをされている女性が多く、ダイエットの必要がなさそうな方がダイエットをしていることもあります。それでももっと痩せていてスタイルが良く、何を着ても素敵に見える女性がいたら、自分もそうなりたいと思うのが女性の心理としてありますよね。
ところが、ダイエットはしなくても良いのに、無理なダイエットが原因で、生理不順や無月経となり、卵胞を育てることができず、なかなか妊娠できないというケースもあります。
生理が始まってから排卵までを卵胞期といいます。ここでしっかり卵胞を育てれば、排卵も可能です。
同時に内膜も増殖しますので、ここでの栄養状態は、卵胞の育ち方、卵胞の質、月経の状態に影響を及ぼすことが考えられます。
この卵胞期で栄養が足りないと、内膜が厚くならない、卵胞が育たないかもしれません。
一方排卵後の黄体期は、特に生理前になると食欲が上がりますが、妊娠に備えるための体の生理的反応のため、食欲があがることはむしろ健康的であるといっても過言ではありません。
ダイエットで体が飢餓状態になると、体の防衛反応から優先順位の高い臓器を守るために栄養が消費されます。
ここで、必要な栄養が不足してしまうと、子宮にまで栄養が届かず、着床しても卵子が順調に成長しないかもしれません。
必要な栄養がたりないことにより、さらに空腹を感じることもあるため、食欲がより増してしまうこともあります。
食欲があがる時期に、栄養が偏るお菓子や脂質の多いものをたくさん食べてしまうと、体によくないことは確か、必要以上の体重の増加を招くことがあるかもしれません。
この時期はバランスの良い食事を心がけると良いでしょう。
肥満かどうかを確認する方法として、BMIがあります。
BMIは国際的に利用され、体重と身長から算出した数字から判断されます。
BMIの指数の算出の仕方は
☆ BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
例)160cm、50Kgの方であれば、
50÷(1.6)2 =19.53となります。
日本では、算出された数字が
・18.5以上25未満であれば普通
・18.5未満は痩せ型、
・25以上は肥満
・適正体重は22
BMIはあくまでも指標となるため、やせ型でも妊娠される方もいらっしゃいます。
もしも数値が低く、ダイエットをしていて生理不順や無月経がある場合、食生活を見直してみてくださいね。
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