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Record.85 霊界大戦 vol.48 ●森さん再び ●サイン会当日

●森さん再び


平松さんや、龍子ばあちゃんに『森さんとはいつか会う』とずっと言われていた。


参照日記↓↓↓

《龍子ばあちゃん》

《平松さん》

《森さん》



私は、会うなら森さんが何かしらソロ活動を始めてからだろうな…と思っていた。

でも、当時はバンドの全盛期。

現実、森さんがソロ活動するのは想像できなかった。

数年経って、森さんのバンドがアルバムをなかなか出さなくなっていた時期。

久しぶりに森さんが夢に出て来た。

小さなライブハウスで、森さんがライブをしていた。

お客は私一人だった。

森さんは、いつものバンドメンバーじゃなく、女性メンバー数人とライブをしていた。

その中には、ある有名なバンドの女性がいた。

え~~~、意外な組み合わせ!!と驚いた。


夢から覚め、胸騒ぎがした私はネットで森さんをググった。

すると、森さんがソロアルバムをリリースするという情報があった。

さらに詳しく見ていくと、アルバムを予約した人は某日タワレコでミニライブ&サイン会のイベントの参加券が付いてくると。

尚且つ、その日の夜には近場でライブがあるとのこと。

なんと、贅沢な1日だ。

ライブハウスを検索していたら、ライブハウスの名前の意味が載っていたのを見つけた。

ライブハウスの名前の意味は『わたしを見つけて』だった。

勿論、私はアルバムを買い、ライブのチケットを取った。

アルバムを聴いて驚いたのは、夢で見た女性アーティストと本当にコラボしていたのだ。

さらに当日までの1ヶ月の間、夢を見た。

それまでずっと夢の中で森さんに会って、私が変な手紙を書いた主だと伝えようとするが上手くいった事はなかった。

ある日みた夢は、握手会当日の夢だった。

私はサインをもらうべく列に並んでいた。

私の順番は最後だった。

私は手紙に『もし逢えたらドリームマスターって言います』と書いていたので、それを言う!って決めていた。

そして、サインを貰うときに私は緊張でカミカミになりながらも、

『森さんは、私のドリームマスターです!』

と言った。

森さんは、少し笑って『そうなの?』って意味が全く分かっていない感じだったので、

空振りしたー!!!

と、急速超絶恥ずかしくなった私は『じゃ!!』と、すぐ去ろうとした。

すると、意味を理解した森さんが、『あ!待って!』と追いかけてきて、

『そうです!』

って笑った。

『あ!………わーい!!』

気づいてくれた喜び、やっと逢えた喜びでお互いハグをした。

そして、そのまま森さんと話し始めた。

森『手紙くれてから、会いに来るかと思ったけど来んしぃ~』

実『あ…出待ちとかですか?いや~……そういうのできない性分で……どうやって会っていいか分からなかった。自然に逢いたかったんですよ』

森『そっかあ。5月以降のライブが決まってないんだよね。マズイよね。そろそろ爆弾落とさなアカンね』

実『落としたらいいですよ。森さんは爆発した方が良いエネルギーが回る。森さんは天然でそういう力がある人だよ』

森『うん、わかってる』

お互いとてもリラックスして話していた。

実『私と話してて大丈夫ですか?』

森『あ、そろそろ戻らないと』
 
森さんはイベントに戻った。

という、夢を見た。




●サイン会当日

ミニライブをした後に、サイン会が始まった。

私は緊張で、鼻から心臓が出入りしていた。

『森さんは私のドリームマスターです!』

この超絶ダサいセリフを、ついに森さんに言う日が来たのだ。

並んでいる間、サインをしてもらうファンの人達を見ていた。

みんな10秒ほどの時間を必死に掴んでいた。

『さ、財布にサインしてください!』

『うん、いいよ~』

と、かなり優しい。

短い間で悩みを相談する人にも真摯に答えていた。

そんな中、

『こないだ~森さんのイベントでぇ~私ステージに上がったんですけどお~覚えてますかあ?』

というギャルが現れた。

『え~そうなん?はい、次の方~』。

森さん、全く目を合わせずギャルをスルーする塩対応。

その後も変な輩には容赦なく塩対応で、良い奴にはめちゃくちゃ優しいという、一瞬で人を見抜く森さんを見ていて怖いけど小気味よかった。

私の番になった。

森さんが真っ直ぐ私を見上げた。

『あ、宛名お願いします。みのるです』

『うん。いいよ~。み……の……る……っぺへ』

お茶目な対応に、ちょっと笑って見せ、森さんと握手しながら、

『森さんは私のドリームマスターです』

と真顔で言った。

その瞬間、森さんは目を反らし『はは………』

失笑!!!!

その表情は『あ、こいつもヤバいやつか』って顔に見え、私は一瞬で絶望し、速攻立ち去ろうと森さんに背を向けた。

こえ~~~~~~~!!(  TДT)

でも、私は言ったぞお!!自分で自分を一生褒めてやるう~~~~!!

去ろうとすると、森さんが後ろから、

『夜もお待ちしてます!!』

私に向かって、笑顔でそう言った。

『あ、はい。いきます!』

わたしは反射的にそう言った。

…………………(@_@)?!

なんだ、今の……………?!

びっくりした。



そして、夜ライブに行った。

バンドのライブとはうってかわって、ゆるゆるしたライブ。

お客さんも善き空気で楽しんでいた。

『ドリンクお代わり休憩!』

と、森さんが言って、ライブが中断。

みんなゾロゾロお代わりを始める。

私は端の通路の真ん中に棒立ちしていた。

ステージでポツンといる森さんが、なんか不思議だったな。

主役のカメラオフ的な絵図。

そこへ、ギターを抱えた森さんが私のいる通路にやって来た。

狭い通路ゆえ、私が邪魔になる!

私は気付かないフリをしてしまい、背を向けた。

すると、森さんが『ちょっとごめんねー』とやって来た瞬間に、挙動不審の私は『はいー!!』と、壁にビターン!!と森さんに背を向けたまま張り付いた。

森さんはちょっと笑いながら通りすぎた。

その日は、ライブ終わって速攻帰った。

多分、ずっと居たら話せたんだろうけど、森さんより人見知りが勝ってしまう私。

別のライブでは、一緒に写真撮って貰えた。

深堀はしていない。

森さんが私を手紙の主だと気付いていたか分からないけど、逢えてよかった。

私の魂は成仏したと思う。


























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