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100万回禁煙失敗した看護師が教える㊙️禁煙術〜第3話 なぜタバコを吸いたいのか


こんにちは。バンブーです。
第3話まで読み進めていただいてありがとうございます。

もし1話目をよんでない方は、
1話目から読んでいただくと理解度が深まりますので
是非1話目からお願いします!

今日のテーマはなぜやめれないか。

やっと、禁煙術らしくなってきました。

「前置きなげーよ!」
そう思った方、すいません。
でも、正しくタバコと向き合うためには必要なステップなので
この段階はきちんと踏んでおきたかったのです。


タバコをやめれないのはなぜ?


タバコを何年も何十年も吸っていると、
タバコなしの人生なんて考えられなくなりますよね?


たばこの増税のたびにこんな話があります。
「1箱いくらになったらやめますか?」

そうすると喫煙者は、

「600円超えたら…。」
「1000円はちょっときついかな…。」
「いくらになってもやめない。」

こんな感じの返答をしますね。


逆にこんなこと考えたことはありませんか?

「タバコ代が無料!」


もしこうなるなら喫煙者は、
「うひょー!俺たちの時代がきたぜー!」
となりますよね?


最初はそうなると思いますが、
その後はどうなると思います?


無料で毎日郵送でバンバン送られてくるタバコ。
それを吸うだけの日々。


深ーく想像すると、
嫌になりませんか?


実は、私たちは、
自分のお金を出して物を買うという選択肢をとるから満足できます。

一箱500円。
1本あたり25円かぁ〜。

そう噛みしめながら、
タバコを吸っている。

お金を払ってまで吸っているからやめられないのです。


洗脳技法に自分でハマっているだけ


お金を払ってまで吸っているからやめられない。

これはどういうことでしょう?

あなたは認知的不協和という言葉を知っていますか?

人は、思いや行動に矛盾があると、心の中に不協和が生まれます。

例えば、仲がいい友達に「おはよう」と声をかけたのに、
返事がなかった時を考えてください。

仲がいいと思っていたのに、無視されたわけです。

矛盾が生じていますよね?

このとき僕は
「あれ?無視!?んなわけない。聞こえなかったんだろう。」

このように認知をねじ曲げます。

応答してくれなかった事実を変えることはできないので
心の中の不協和を正そうとするのです。

これが仲がいい友達ではなく、嫌いな人なら、
「あいつ、無視しやがって!ムキっー!!」
となるわけです。

自分の都合がよいように思いの矛盾を直す。
これが認知的不協和です。

タバコをお金を払って吸っているのは、

お金を払っているという事実は否定できないので
お金を払ってでも吸いたいくらい自分には大切モノなんだと理解し、
不協和を正そうとしているのです。


タバコを吸い始めた時は不協和はなかった。

現在の認知と事実の関係は
事実:1本25円するタバコを吸っている
認知:タバコは自分には必要な物だ。

こんな感じですよね?

少なくともタバコを始めた当初は、
認知:タバコは自分には必要な物だ。
ではなかったはず。

おそらくその頃の認知は
・タバコは周りが吸ってるから吸った方がいい。
・大人になった感じがしてかっこいいモノだ。
・モテると言われてるからとりあえず吸う。

こんな感じで認識していたはずです。

「タバコは依存性があるからやめられない」
こんな噂があるから本当かよ〜っと思っていたけど、吸ってみたらそうでもないじゃん!
最初はそう感じ、不協和は感じません。

「周りも吸ってるし、もう少しお金をかけて付き合いで吸ってみるか。」
なんてことを考えて、喫煙するという行動を1ヶ月、半年と続けていくことで、

「結構な金額を費やしてきたな…。」

と、思い始め、引くに引けない状況になってしまうのです。


そうして、タバコは必要なモノだと認知するようになるわけです。


認知的不協和がタバコの一番の敵!


タバコの一番の敵はニコチンではありません。

ニコチンに依存性があるという認知が一番の敵です。

本当はやめたいのに、依存している(と、思っている)から、
タバコはやめることはできない。
このように認識して矛盾を訂正しているのです。


実は僕がタバコをやめた時、
いわゆる禁断症状的なものはなかったです。

スッとやめれました。

僕が思うに、実はタバコには薬物依存的な要素はほとんどなく、
洗脳をいかに解消させるかが禁煙する上で重要なのだと思います。


ということで、今回これまで。
4話目をまた後日noteに書きます。

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