2024年4月中旬 円山動物園
6時過ぎに旭川市の自宅を出発。9時過ぎに札幌市の円山公園第一駐車場に到着。第一駐車場の2階に上がると円山動物園の西門の真ん前に停めることができます。
オープン時間の9時半になり入園。
西門の真ん前にあるカバ・ライオン館に直行。
僕は春になって暖かくなって雪が完全に無くなったらすぐに円山動物園に来ようと思っていました。いつくか目的はあるのですが、一番大きな目的は、ライオン。
去年(2023年)の11月、旭山動物園から円山動物園へライオンのイトが引っ越しました。旭山動物園にはライオンの家族がいて全員同居しています。イトはオリトお父さんとイオお母さんの間に生まれた三姉妹の1頭。
円山動物園へ引っ越してからしばらくは、場所に慣れる為にバックヤードで暮らしていてお客さんの前には出てこず、出てくるようになった時にはもう冬になって雪が降っていました。なので、歩きづらい冬の間は円山動物園に行くのを我慢して、春になるのを待ってました。
カバ・ライオン館の中に入り、ライオンのブースに直行。
イトがいた!
イト可愛いねぇ。旭山動物園で引っ越し前の10月末に会って以来、半年ぶり。室内はちょっと狭そうだけど、とりあえず元気そうでよかった。
円山動物園のもう一頭のライオン、クレイはここにいない。外かな?
カバ・ライオン館を出て屋外の正面に回ると、クレイがいました。初めまして。でも、僕が見ていた場所からは陰になって隠れてしまう方にすぐ行っちゃた。残念。
クレイは男の子ということで去年(2023年)の10月に「とべ動物園」から来たのですが、それが間違いで、円山動物園に来てから精密検査をして正式に女の子だと判明しました。なので、今後いずれまた「とべ動物園」へまた帰る予定らしい。どうなるんだろう?
クレイがこれから穏やかに楽しく暮らせますように。心からそう願います。
カバ・ライオン館にいるエランド。
ギュルギュルっと捻じれている角。ゴツゴツした筋肉質の大きな身体。エランド大好きです。
少し移動して、高山館のレッサーパンダ。
お散歩して、毛繕いして、ご飯を食べて、のんびり。
お隣の寒帯館のアムールトラ。お昼寝したまま動かず。でも、お客さんから近い場所でじっとお昼寝してるので、身体の毛並みも、お顔も、肉球も、至近距離で見放題。お客さんはみんな「近い!」と大興奮。
ユキヒョウは岩の崖の上。こちらは遠い。見つけられないお客さんも多数。
こうして見ると、ユキヒョウの模様はしっかり保護色になっていることを実感。
園内を横断して、逆サイドのエリアにあるゾウ舎へ行こう。頑張って歩こう。
ゾウ舎には、去年(2023年)の8月に生まれたゾウの子供がいます。タオちゃんと名付けられました。僕は去年の秋以来だから半年ぶりくらい。大きくなったかな?楽しみだな。タオちゃんに会いたいのも円山動物園に来た大きな目的の一つです。
ゾウ舎に近づいていくと、ゾウ舎の屋外エリアには遠目でも分かるくらい観客がたくさんいる。僕もゾウ舎へ着いて屋外エリアを見てみたら、ゾウが外に出ていた。冬の寒い間はゾウは屋内にいるのだけど、暖かくなったので屋外に出てきたようです。
そしてなんと!おお!!タオちゃんもいる!!
屋外に出ているタオちゃんを初めて見た。暖かい日なのでゾウの大人は外に出てるかもしれないと思ってたけど、まさか子供まで外に出てくると思っていなかった。
この日は、この春で気温が最も上がった暖かい日でした。半袖の人もいるくらい暖かかった。タオちゃんは成長したし、これくらい暖かければ外に出ても大丈夫なのでしょう。これは嬉しい予想外の出来事。外に出るのは暖かい日だけらしいので、超ラッキーでした。
鼻で砂を身体に掛けて砂浴びをしたり、砂煙を巻き上げながら歩くタオちゃん。めちゃめちゃゾウっぽい。いや、ゾウなんだから当たり前なんだけど。もう赤ちゃんって感じではなく、仕草は大人のゾウと同じだった。だけど身体はまだまだ小さい子供。格好良くて可愛い。
みんなタオちゃんに釘付け。タオちゃんが大きく移動すると見てる人達もみんな大移動。
マイクを持って喋ってる人と、それを大きなカメラで撮影してる人と、色んな機材を持った集団が来た。おそらくテレビの取材かな。お客さんへのインタビューもやり始めた。
テレビの取材に巻き込まれたら面倒臭いし、タオちゃんに会えて充分に満足できたので、移動。
円山動物園の一番奥にある施設、ホッキョクグマ館へ向かう。
円山動物園は広くて、ゾウ舎からホッキョクグマ館へは400メートルくらいあって若干の上り坂になってるので、僕は歩いて20分くらいかかる。一生懸命に歩いてホッキョクグマ館に到着。
館内に入ると、人がたくさんいる。ゾウの子供が産まれてから円山動物園のお客さんは確実に増えてる。ホッキョクグマ館も円山動物園の人気施設なので、ゾウの子供が産まれてからホッキョクグマ館も混むようになった。
でも、ホッキョクグマを見ている人は誰もいない。というか、館内から見れるところにホッキョクグマはいない。ホッキョクグマ館の屋上に行って全体的に見渡してホッキョクグマを探してみても、どこにも見つからない。
長いレンズを付けたカメラを持った集団がカメラを構えずに雑談してた。声が大きいので全部聞こえてくるのだけど、その人達の話では、「今日は急にものすごく暖かくなったので、涼しいバックヤードから出てこないのではないか」とのことだった。
ホッキョクグマは出てこないけどアザラシはいるので、館内の水中トンネルから泳いでるアザラシ見よう、と思って館内に戻ると、考えることはみんな一緒で、アザラシが見えるところに人が集まっていました。
どうにかアザラシをチラっと見れました。
狭い空間に人が密集すると僕は身動きが取れなくなって危ない。今日はもういいでしょう。ホッキョクグマ館を離脱。
動物園や水族館で、見たいものを全て見れることなんてない。今日はゾウの子供が外に出ているのを初めて見れた。僕にとって今日はゾウの運がある「ゾウの日」だったのだろう。そしてホッキョクグマの運はなかった。
2ヶ月後くらいにまた来るつもりだし、その日はホッキョクグマの運があるかもそれない。それに期待しよう。
春になって暖かくなると元気になる動物と、まだ暖かさに慣れてなくて元気じゃなくなる動物がいる。北海道の動物園にいる動物達の場合は、元気じゃなくなる動物が多い。人間も一緒だよね。季節の変わり目は体調管理が難しい。
チンパンジー館やモンキーハウスなどを見ながら歩いていく。お昼の12時くらいになって、もはや暖かいを通り越してけっこう暑い。
「は虫類・両生類館」へ。
僕は円山動物園の「は虫類・両生類館」で、は虫類に興味を持つようになりました。
ここには約70種くらいいるけど、その中でも今一番好きなのは、アルマジロトカゲ。前回見た時から好き度が急上昇しました。カッコイイ!
アオホソオオトカゲは何年前かに初めて見た時からずっと安定して好き。シャープで綺麗。
サイイクアナも良いなぁ。ドッシリした重厚さが好き。
館内を一周して、外に出て移動。
正門前のオフィシャルショップに行く。
まだ帰るわけではないけど、何度も行ったり来たりして歩くのは大変なので、効率よく歩くルートを考えると、このタイミングで寄るのが丁度いい。面白い新商品とかあるかな。
新しく出来たミュージアムショップにも行ってみる。元はセブンイレブンだった店舗で、動物園のグッズと飲食物を販売してるお店に変わりました。
キリン館へ行き、館内に入り、2階に上がります。
キリン館の2階はレストスペース(休憩所)と展望テラスあり、ミーアキャットもいます。
外に出て、もう一度、カバ・ライオン館に行く。
もう一度、イトに会おうと思って館内に入りライオンのブースに行くと、イトがいない。そして、クレイがいる。クレイが屋内にいるということは、イトが屋外?
急いで外へ出てカバ・ライオン館の屋外の正面へ周ると、一頭のライオンが岩場でくつろいでる。しばらくすると、岩から降りて、周囲を見渡しながら土を踏みしめて散歩し始めた。
イトだ!イトが外にいる。
やっぱり外のほうが気持ち良さそう。旭山動物園のライオン舎のように広くはないけど、円山動物園の高い岩場の昇り降りはきっと楽しいんじゃないかな。
岩場から付き出したプライド・ロックの先端にイトが登っている姿をいつか見てみたい。
お隣のブチハイエナも外に出てきていた。外の様子を確かめるように見ながら歩き周ってから、おもむろにお昼寝。
そういえば、カバ・ライオン館の中からも屋外のライオンが見える窓があるのだけど、そこからイトは見れるかな?と思って、カバ・ライオン館に入って、見てみる。
イトがいるポジションとの関係で、窓から見えるのはギリギリの角度だった。でも、さっきより近かった。嬉しい。
イト、元気で頑張ってね。また来るよ。
外に出て、キリン館の屋外のキリンのところに行く。
ちょうど御飯の時間だったようで、スタッフさんが葉っぱの付いた枝を差し出して、キリンが食べていた。
旭山動物園のようにキリンと同じ目線で見れるのは面白いけど、やっぱりキリンは見上げたい。キリンの大きさがよく分かる。青空の下で真っ直ぐ立つキリン。すごい迫力。
14時過ぎ。
西門前のオフィシャルステーションに寄って、今日の記念のお土産を買って、ちょっと休憩して、退園。
14時半。車に乗って、家路に着く。旭川市の自宅に17時半くらいに到着。
ちなみに、円山動物園には今年(2024年)の5月下旬に新施設「オランウータンとボルネオの森」がオープンする予定なので、それからまた来るつもりです。なのできっとまた2ヶ月後くらいに円山動物園に来ます。
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