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Story2 イーハトーブとポストパンデミック


「野外で朗読&フィールド・レコーディング」

今日は音のお話です。
写真は、作品のレコーディング風景。
風や木々の音を集めたり、
鳥と一緒に朗読をしたり、
みんなで「森と人と精霊のうた」を、
森と一緒に歌ってみました。




この風景はこちらの動画からも少しですが見ていただけます。「銀河ノコモリウタ」クロスフェード↓
https://youtu.be/O98aIOeQmx4


昨年から本格的に父の畑に野菜を植えて土地を観察する、ということをやっています。

「音」という、
目に見えないものを取り扱うとき、
どのような質と方向性を帯びているのかがとても大切なのではないかと考えたからです。

発する「ことば」が音という共鳴に変わるとき、
波になってわくわくと周囲の色彩を変えるのだと気づいたからです。すきとおったほんとうのたべものを生み出すには、すきとおったほんとうの自分が必要だと気づいたからです。

イーハトーブ。
自分で種をまき、視線を送り続ける土地と植物を見ていると、同時に向こうもこちらを見ていると感じる瞬間があります。立ち止まり、目をやると途端に耳がひらき、立体的な音をなす。
身体の中に、流動するものが流れ込むようなイメージです。

流入してきたものに含まれていたのは、
自分を取り囲むさまざまな粒子(菌や微生物や大気のような)は常にすぐ隣にあり、
自分の内部にあり、
死と生を今ここで繰り返している
という体感でした。
それは当たり前のようですが、忘れてしまっていた感覚でした。

今この瞬間もすきとおった自分から織りなされる世界が展開している。みんなが夢見るいつかどこかの理想郷ではなく、自らの内部で起きている「死と生」を含んだ絶対的同化と進化という、共生の状態に気づく意識の世界こそが、イーハトーブなのかもしれません。
そこからは本当の「慈しみ」がうまれでる。

そしてこの「内的体感的」なイーハトーブの世界がポストパンデミックを考える重要なヒントだと思うのです。

昨夜は中秋の名月、そして賢治さんの命日だったそうです。色んな場所でみんなが同じように同じ月を見ている。賢治さんもきっと見ていたのだなあと見上げていました。


クラウドファンディングは9/30 13:00〜始まります!
公開前限定サイトはこちらから↓
https://camp-fire.jp/projects/485253/preview?token=3a0yokmt


9/30 13時クラウドファンディングキックオフはこちらからお入りください↓
https://camp-fire.jp/projects/view/485253


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今日もお読みくださりありがとうございました。

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