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なにかを呟きたいような気持ちなのだ
午前2時 帰り際にコンビニの前を通り
なにか買おうかと少し思いながら
そのまま通り過ぎる
スマホを眺めるでもなく
本を読むでもない
頭の中はからっぽでもないし
妄想でもない

「平穏な時代の血みどろの鳩」

音のない風たちが 集まり始め
ひと固まりになり
この時代を揺さぶりはじめる
そのとき
風の中から
熱い銃声 一票の銃弾が
はっきりと

2022年に詩集を発行いたしました。サポートいただいた方には贈呈します