3年前の文章を読み返す。還暦ライターの夢想
活火山のようなライター、時代を撃つ新進気鋭のライターはいないか。そういう思いで作品を読んでいます。
今、時代はまさに激動期、変動期。コロナはさまざまなことを白日に晒しました。超富裕層と貧困層との格差拡大、学費が払えない大学生、主に女性の非正規労働者の解雇、国家財政を揺るがす債務の拡大。そこに立ち向かうべき政治の貧困。人間はそこにどう向き合うのか。
ものを読む力の低下、膨大な量のネットでのヘイトや差別発言などのフェイクが現実と混在し、そのフェイクを信じる人が政治や政策を動かす。1人の人間としてこの事実と向き合うことは、時として強烈な疲れと無力感を伴うことになります。鋭敏な感性ほど傷つき、失われた命もありました。
コロナ時代、この時代を撃つ、新進気鋭のライターは現れないだろうか。時代を撃つ刺激に満ちた詩を書くライターは現れないだろうか。時代の狂気を先取りする鼓動を持ったライター。
還暦ライターは夢想しております。
noteに書き始めの2020年12月。
僕はこんな文章を書いていました。
この文は自分が向き合うべき対象を簡潔に述べています。
この時の 少し尖った、気負いすぎの、自負を、これからも抱いていきたい。
3年前の文章を読んで、思いました。
2022年に詩集を発行いたしました。サポートいただいた方には贈呈します