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キミがいた…~キミがいた恋~   (短編小説)完結

「うわぁキレイな魚がいっぱい」
「そうだな」
タロは大はしゃぎ楽しそうだった
『あまり、走り回るなよ!」
「はーい」

そして水族館を回り終わった
「次は何処行く?」
「海で飼い主さんと遊びたい」
「じゃあ行くか」
「はい」
「どうした?」
「はい・・・」
タロはもじもじしながら。

「飼い主さんと手つなぎたいです
・・・」
「いいよ、」
「やった!!!」
「タロ今更なんだけど飼い主さんって呼ぶのやめてくれるか?」
「はい鯨さん!」
こして俺はタロのと何時間もタロとお別れの時間を忘れるくらい
はしゃいだ

「鯨さん、今日はありがとう
これで僕成仏できます」
「ごめん・・・辛かったな」
「仕方なかったんです」
「でも」
「もう時間です最後のわがまま来てくれますか?」
「いいよ」
「じゃあ座りましょうか」
「ごめんな、でも一滴もタロのことは忘れてなかったよ」
「はい」
「じゃあ最後のワガママです」

そして俺のそばにいきなりキスをして春風にのって消えていった・・・

(完結)

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