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#020 時短勤務ではなくフレキシブルシフト

私は兵庫県の田舎に住んでます。サービス業に従事している会社員
土日休みなんてサービス業🎌にはかなりハードな希望休日になってしまうので、GWもなし、お盆長期休みも取れない中、子どもたちをどこかに連れて行くのは難しくなる為弾丸で実家の徳島に日曜日から月曜日まで帰って来ました。
子どもたちは月曜日学校をお休みさせました。
帰省して様々気が付いた事があります。

#018の続きとなります。 時短勤務の考察


ワーケーション 隙間の見守りは需給バランス最適

病院に行く、ほんの1時間程度の事ですが、祖父母が近くにいると、こんの少しの見守りをしてもらえるありがたさ、そしてお互いの精神衛生上大変良好になると感じました。
私の母はもう今年76歳。仕事も数年前に退職し、毎日家でテレビを観て寝てばかりいます。
「目眩がするー」と仕事を辞めてから言うようになり、どんどん外出せず、どんどん動かないから、血の巡りも悪くなり、脚力もなくなり悪循環です。

孫が近くにいると、同じ事何回も言わないといけないし、見守りや、宿題の音読や足し算、引き算と簡単なものを繰り返し見る事が、認知症の予防にもなるし、無理やり買い出しや公園に行ったり、お互いにとっていいのです。
祖父母にとっては、思い通りならない騒がしい毎日に必然的になり、しっかりやらないと!!と負荷がかかり結果ボケ防止になるでしょう。
じいちゃん、ばあちゃんと好きだよーと承認欲求と貢献欲求を満たしてくれます。

核家族の日本社会、場所を問わずどこでも働けるようになる事を望みます。
実家でたまに仕事!というワーケーションを取り入れてほしいなぁ。と思いました。
それも子どもの義務教育もオンラインでどこでもパソコンで学習ができるようになれれば、いいのでは?と思いました。
体育、図工、音楽、家庭科などは曜日を決めて実施して、校舎に行く、オンライン、高学年になれば選択ができればいいのでは?と思ってしまいます。

働く場所に拘束される

私の仕事は店舗を持っているため、場所に固定されます。数名出勤しているシフトの場合は、オンラインをうまく使いながら業務を回しています。
しかし自身しか出勤していないワンオペ時間帯に子供の体調不良になると、休みを変えてもらったりしないといけなくなり、簡単にはいきません。
常日頃から突発的にならないように早め早めにリスク管理を考えて動いてはいるものの、それも限度があります。今この場所に依存する働き方をどうにか出来ないものか?と模索しています。
会社もこれからの生産労働人口が減るのを重々理解し、年配の人、介護をしてる人には自宅で仕事を日によってしています。

対面有人サービスには価格を上げ、すべてオンラインで業務をし、時間がしっかり区切られるようにもっていきたいと思っています。

働き方のせめぎ合い

自分がマネージャーを経験し、ノーベル経済学賞受賞のクラウディア ゴールディン「なぜ男女の賃金に格差があるのか?を読みました。
少しずつ分かった事があります。

世間では、時短勤務、リモートワークと甘い誘惑のような言葉がパワーワードになり飛び交っていますが、まず身辺整理をしっかりした上で権利を主張しないといけないと思ってます。
また私が考える多様性は、性別や介護や育児をしている人だけが時短を使うのではなく、どんな人でも使い、有休も同じように使っていく働き方がいいと思ってます。
時短勤務と言うネーミングが時代に合わないので変更し、「フレキシブルシフト」とかがいいかと思います。

誰でも選択できる「フレキシブルシフト(時短勤務)」

中にはあえてフレキシブルシフトを選択し、副業し、労働市場への可能性を広げていくと言う働き方もあるかと思います。
そこで企業の経営者目線での話になると、フルタイム勤務者にはそれなりの手厚い待遇にするべきと言うことになります。
個人と企業が相思相愛し合い、人生の時間を投下する人にはそれなりの報酬を与えるべきだと思っています。
組織(会社、家庭、自治)において、いつでも呼ばれたら対応ができる人が数人はいないと成り立ちません。これは仕事の中だけではなく、家庭においてもそうです。家族の誰かが病気になったら仕事を切り止めて家族のもとに駆けつける人、会社において突発的なクレーム対応、トラブル解決に向かう人が必要です。
傾向として若い独身は、フルタイムを選択して高い給料になります。全力で頑張ってもらうのがいいでしょう。彼らにとって、やり切った経験がこれからの糧になるでしょう。それなりの貯えができれば、結婚をし子育てし、その際にフレキシブルシフトに変更する。
また子どもが成長し時間ができれば仕事にフルコミットする。

時間資本 × 人的資本 = パフォーマンス

仕事と育児や介護の両立は大変難しい理由は、単に時間の制限を受けるという事に辿り着きました。
人的資本の前に時間資本があって、働く事ができるのです。

時間資本の有効活用がされる事、人的資本は変数なのでいかようにでもあげる事ができると思います。
家庭、仕事など複数の肩書きがある中で、自己啓発をする時間がここにおいても足りず、子育て世代は、どうしても時間が何においてもありません。
キャリアにおいては、低迷期となるのは仕方がないかと思います。

私は今年度できる限り時短にせずにストレッチし、人的資本をあげパフォーマンスを上げようと思っていましたが、この実情を体感して、ひとまず素直に時短勤務にしようかと考え始めています。
職場からいつ呼ばれるか分からない状態で低学年の生活学習習慣の構築、家事、ケアは難しいという結論になりそうです。
このように時短を選択した方が全体最適であると思います。(若い人にチャンスを与えられる、指導し組織全体を良くする裏方に周り、世代交代していける)

子ども手当て1人5万にしてほしい

子育て世代において給料が下がる事が一番の懸念材料ですが、ここは子ども手当を第一子から子ども一人につき月5万にするべきでしょう。私自身、子ども一人の時は、フルタイムでも何も問題ありませんでした。
子どもが3人になると、かなり厳しくなってきます。フルタイム夫婦だと頭がいつも休まらない夫婦になります。

子ども3人だと月15万。パートに行くより子育てした方がいいとなりませんか?
でも15万で生活費と将来必要となる教育費を蓄えるのは正直厳しいです。そのため正規雇用でフレキシブルシフトを利用し、自分のキャリアも中断しない形で継続していくことが何よりも大事だと私は思っています。

単にフレキシブルシフトに変更したから子育て世代には国から手当てがでるという仕組みにすると不公平感が出るので好ましくないと思います。(時短手当ては良くない)
これはあくまで、大企業向けの福利厚生システムとも言えますが、少しずつできる会社から現代の働き方に変更していく必要があると思ってます。

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