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7インチ盤専門店雑記328「ロック・フィーチャリング・クラシカル」

特に意味はないのですが、ロックの曲中でクラシックの名曲が使われていたり上手くアレンジして織り込んであったりするのが凄く好きなんです。先日、「元気が出る曲特集」というイベントでは、クラシックのチルアウトな曲ということでホルストの「惑星」から「ジュピター」を聴いたり、ヴォーン・ウィリアムスの「グリーンスリーヴス」を聴いたりもしましてね。自分のイベントでクラシック曲をかけるのは初めてだったかもしれませんが、実は少しは聴きます。

実はホルストの「惑星」は大好きで、何種類ものCDを聴き比べ、その結果「やはり、カラヤンは天才」的なトークと相成りました。実際にコンポーザーズ・コンダクト、つまりホルストが指揮したものよりも、カラヤンのウィーン・フィルの方が断然いいんです…好きなんです。

「グリーンスリーヴス」は英国の古謡ですが、とにかく好きなメロディです。また中間に挟むのも別の古謡なのですがこのメロディを上手く使っているのがELP、…といっても、エマーソン・レイク&パウエルでして、「タッチ・アンド・ゴー」です。

ELPの「タッチ・アンド・ゴー」は元気が出る曲でして、私個人的には「元気が出る曲」と「チルアウトな曲」が同じという、レアなことになっております。実はこういったクラシックのフレーズが結構好きなんだということは後々分かってきます。

こういったクラシックのフレーズを織り込んだロック曲で、最初に惹かれた(実はスティクスはそれ以前に「G線上のアリア」もやっていますが、よく分かっておりませんでした)のがスティクスの「月の光~バレリーナ」でした。「クリスタル・ボール」という大好きなアルバムのエンディング曲ですが、このアルバムを買った当時はドビュッシーなんぞ知りませんでしたから、スティクスはいいメロディが多いバンドだと思っておりました。じっさいに美メロが多いですけどね。アルバムのタイトル・チューン「クリスタル・ボール」も美メロも美メロ、名曲だと思います。

ロック・フィーチャリング・クラシカル、他にもいろいろあるのですが、次のイベントで使いたい曲もありまして、また別の機会に触れようかなと思います。いいものはいい、ジャンルは関係ない、ということでいかがでしょう。

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